「明日は自習はできないんですか?」
昨日の授業終了後に、ある女子生徒さん2人からそんな言葉をかけられました。
本来は日曜日なので自習席はお休みです。でもそれを知っていてわざわざ声をかけてくれるあたりが、以前のこの2人とは違うなあと思いました。以前なら、こうやって自分から声をかけることはなかったと思います。でも、今は自分のリクエストをきちんと伝えられるようになった、そんなことに、感慨もひとしおでした。
今年の3年生の15期生は、私の中ではずっと「行動力がない学年」というイメージでした。根が真面目、という人も多いので、大胆な行動ができないことが行動力をそぐ結果となっているように思い、それが弱みになっていたように思います。比べるわけではありませんが、昨年の14期生は、逆に良くも悪くも行動力のある学年だったので、ある意味真逆な性格を持つ学年だということができると思います。
今年度のはじめに14期生を送り出し、15期生との1年間がスタートしたときに、最初に考えたのは、この行動力のなさをどうしたらよいかでした。なかなか妙案が思い浮かばないまま、残念ながら月日は流れていきました。このままだと、夏休みなども勉強量が十分に確保できないかもしれない、そう思って、一か八かで直接皆さんに訴える行動に出ました。
その場は7/10の高校入試ガイダンスでした。
入試に向けての話や夏休みの勉強法についての話の中で、最後に皆さんに訴えることにしました。
「この学年は行動力がない。行動力をつけることがこの学年の課題だ」
そんな話をしました。
自分たちのことを攻められるわけですから、当然いい印象はもたれないのだろうと思ったのですが、ここでしっかりと伝えておいて、一人にでも二人にでも伝わればいい、そんな思いで話をさせてもらいました。
その話をした後に、まずは意外なところから援軍が来ました。
ガイダンスで生徒さんと一緒にこの話を聞いてくださった、とある保護者の方からでした。
「保護者の間でも、この学年は大人しいというイメージで、確かに行動力に欠けるところがある。そのことを先生はズバリ指摘してくださったのでありがたかったです」というお言葉でした。
もしかしたら「行動力がない」というのは、私の思い違いなのかもと思っていましたが、保護者の皆様の中でもそういうお話が出ていたのなら、やはりここで行動力を身につけてもらうしかない、私はそう決心しました。
それからは個別の授業のときをはじめ、理社国授業のときなどにも、3年生に行動力をつけることの大切さをお話ししていきました。そして、その成果もあってか徐々に自習に来る生徒さんが出てくるなど、徐々に実際に行動をする生徒さんが増えてきた、そんな印象でした。
そして夏休み、今は朝からやってくる生徒さんの自習の多さに教室が悲鳴をあげるまでになりました。朝から自習用の席は満席になることも多く、臨時席で対応してもギリギリの状態でした。
それに朝一番から夜遅くまで、延べ10時間近く勉強をする生徒さんが何人もいて、この間まで「行動力がない!」と叱っていたのがウソのような状態に、正直私も驚いているような状態です。
そして冒頭に紹介したように、今は生徒さんのほうから自習席開放のリクエストが来るようになりました。日曜日もしっかりと勉強したいというリクエストにも、なるべく応えるようにしたいと思っています。今日は三者面談があったので、午後4時から10時まで開放しました。
日曜日ですから人数はそれほど多くなかったものの、それでも頑張っている生徒さんを見て、この1ヶ月の皆さんの変化に改めて深い感慨を覚えました。
皆さんに「行動力を持て」と話したから、まだ1ヶ月もたっていません。でも皆さんはこれだけ大きな変化を成し遂げることができました。根が真面目な生徒さん達だけに、一度自分達がやらなくてはならないことに気づくと、しっかりとやっていけるという性格もあったのだとは思いますが、これほどの大きな変化に本当にビックリです。
こんなふうに見てきて分かるのは、人は変わるための「きっかけ」が必要なことと、1ヶ月もあればこんなにも大きく変われるということです。
人はわずかな時間であっても変わろうと思えば変われるということを、皆さんは私に身をもって教えてくれたのだと思います。
今は、いつか全員が入りきれなくなってしまうのではないか、そんな心配をしなくてはならなくなるなど、全く思っていなかったので、席を確保するのが大変になるなど、私も本当に嬉しい悲鳴を上げているような状態です。
そんな3年生につられたのか、1・2年生のもポツポツではありますが、自習に来る生徒さんもいて、行動力の伝播に驚いているところです。
みなさんが手にした行動力というなの武器。今度はこれを磨き続け、さらに成長をしていってくれることを願っています。
「行動力が未来を拓く」
私はその言葉を15期生の皆さんに贈りたいと思います。
昨日の授業終了後に、ある女子生徒さん2人からそんな言葉をかけられました。
本来は日曜日なので自習席はお休みです。でもそれを知っていてわざわざ声をかけてくれるあたりが、以前のこの2人とは違うなあと思いました。以前なら、こうやって自分から声をかけることはなかったと思います。でも、今は自分のリクエストをきちんと伝えられるようになった、そんなことに、感慨もひとしおでした。
今年の3年生の15期生は、私の中ではずっと「行動力がない学年」というイメージでした。根が真面目、という人も多いので、大胆な行動ができないことが行動力をそぐ結果となっているように思い、それが弱みになっていたように思います。比べるわけではありませんが、昨年の14期生は、逆に良くも悪くも行動力のある学年だったので、ある意味真逆な性格を持つ学年だということができると思います。
今年度のはじめに14期生を送り出し、15期生との1年間がスタートしたときに、最初に考えたのは、この行動力のなさをどうしたらよいかでした。なかなか妙案が思い浮かばないまま、残念ながら月日は流れていきました。このままだと、夏休みなども勉強量が十分に確保できないかもしれない、そう思って、一か八かで直接皆さんに訴える行動に出ました。
その場は7/10の高校入試ガイダンスでした。
入試に向けての話や夏休みの勉強法についての話の中で、最後に皆さんに訴えることにしました。
「この学年は行動力がない。行動力をつけることがこの学年の課題だ」
そんな話をしました。
自分たちのことを攻められるわけですから、当然いい印象はもたれないのだろうと思ったのですが、ここでしっかりと伝えておいて、一人にでも二人にでも伝わればいい、そんな思いで話をさせてもらいました。
その話をした後に、まずは意外なところから援軍が来ました。
ガイダンスで生徒さんと一緒にこの話を聞いてくださった、とある保護者の方からでした。
「保護者の間でも、この学年は大人しいというイメージで、確かに行動力に欠けるところがある。そのことを先生はズバリ指摘してくださったのでありがたかったです」というお言葉でした。
もしかしたら「行動力がない」というのは、私の思い違いなのかもと思っていましたが、保護者の皆様の中でもそういうお話が出ていたのなら、やはりここで行動力を身につけてもらうしかない、私はそう決心しました。
それからは個別の授業のときをはじめ、理社国授業のときなどにも、3年生に行動力をつけることの大切さをお話ししていきました。そして、その成果もあってか徐々に自習に来る生徒さんが出てくるなど、徐々に実際に行動をする生徒さんが増えてきた、そんな印象でした。
そして夏休み、今は朝からやってくる生徒さんの自習の多さに教室が悲鳴をあげるまでになりました。朝から自習用の席は満席になることも多く、臨時席で対応してもギリギリの状態でした。
それに朝一番から夜遅くまで、延べ10時間近く勉強をする生徒さんが何人もいて、この間まで「行動力がない!」と叱っていたのがウソのような状態に、正直私も驚いているような状態です。
そして冒頭に紹介したように、今は生徒さんのほうから自習席開放のリクエストが来るようになりました。日曜日もしっかりと勉強したいというリクエストにも、なるべく応えるようにしたいと思っています。今日は三者面談があったので、午後4時から10時まで開放しました。
日曜日ですから人数はそれほど多くなかったものの、それでも頑張っている生徒さんを見て、この1ヶ月の皆さんの変化に改めて深い感慨を覚えました。
皆さんに「行動力を持て」と話したから、まだ1ヶ月もたっていません。でも皆さんはこれだけ大きな変化を成し遂げることができました。根が真面目な生徒さん達だけに、一度自分達がやらなくてはならないことに気づくと、しっかりとやっていけるという性格もあったのだとは思いますが、これほどの大きな変化に本当にビックリです。
こんなふうに見てきて分かるのは、人は変わるための「きっかけ」が必要なことと、1ヶ月もあればこんなにも大きく変われるということです。
人はわずかな時間であっても変わろうと思えば変われるということを、皆さんは私に身をもって教えてくれたのだと思います。
今は、いつか全員が入りきれなくなってしまうのではないか、そんな心配をしなくてはならなくなるなど、全く思っていなかったので、席を確保するのが大変になるなど、私も本当に嬉しい悲鳴を上げているような状態です。
そんな3年生につられたのか、1・2年生のもポツポツではありますが、自習に来る生徒さんもいて、行動力の伝播に驚いているところです。
みなさんが手にした行動力というなの武器。今度はこれを磨き続け、さらに成長をしていってくれることを願っています。
「行動力が未来を拓く」
私はその言葉を15期生の皆さんに贈りたいと思います。