幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

その行動力が未来を拓く

2016年07月31日 23時27分04秒 | 日記・エッセイ・コラム
「明日は自習はできないんですか?」
昨日の授業終了後に、ある女子生徒さん2人からそんな言葉をかけられました。

本来は日曜日なので自習席はお休みです。でもそれを知っていてわざわざ声をかけてくれるあたりが、以前のこの2人とは違うなあと思いました。以前なら、こうやって自分から声をかけることはなかったと思います。でも、今は自分のリクエストをきちんと伝えられるようになった、そんなことに、感慨もひとしおでした。

今年の3年生の15期生は、私の中ではずっと「行動力がない学年」というイメージでした。根が真面目、という人も多いので、大胆な行動ができないことが行動力をそぐ結果となっているように思い、それが弱みになっていたように思います。比べるわけではありませんが、昨年の14期生は、逆に良くも悪くも行動力のある学年だったので、ある意味真逆な性格を持つ学年だということができると思います。

今年度のはじめに14期生を送り出し、15期生との1年間がスタートしたときに、最初に考えたのは、この行動力のなさをどうしたらよいかでした。なかなか妙案が思い浮かばないまま、残念ながら月日は流れていきました。このままだと、夏休みなども勉強量が十分に確保できないかもしれない、そう思って、一か八かで直接皆さんに訴える行動に出ました。

その場は7/10の高校入試ガイダンスでした。
入試に向けての話や夏休みの勉強法についての話の中で、最後に皆さんに訴えることにしました。
「この学年は行動力がない。行動力をつけることがこの学年の課題だ」
そんな話をしました。

自分たちのことを攻められるわけですから、当然いい印象はもたれないのだろうと思ったのですが、ここでしっかりと伝えておいて、一人にでも二人にでも伝わればいい、そんな思いで話をさせてもらいました。

その話をした後に、まずは意外なところから援軍が来ました。
ガイダンスで生徒さんと一緒にこの話を聞いてくださった、とある保護者の方からでした。
「保護者の間でも、この学年は大人しいというイメージで、確かに行動力に欠けるところがある。そのことを先生はズバリ指摘してくださったのでありがたかったです」というお言葉でした。

もしかしたら「行動力がない」というのは、私の思い違いなのかもと思っていましたが、保護者の皆様の中でもそういうお話が出ていたのなら、やはりここで行動力を身につけてもらうしかない、私はそう決心しました。

それからは個別の授業のときをはじめ、理社国授業のときなどにも、3年生に行動力をつけることの大切さをお話ししていきました。そして、その成果もあってか徐々に自習に来る生徒さんが出てくるなど、徐々に実際に行動をする生徒さんが増えてきた、そんな印象でした。

そして夏休み、今は朝からやってくる生徒さんの自習の多さに教室が悲鳴をあげるまでになりました。朝から自習用の席は満席になることも多く、臨時席で対応してもギリギリの状態でした。

それに朝一番から夜遅くまで、延べ10時間近く勉強をする生徒さんが何人もいて、この間まで「行動力がない!」と叱っていたのがウソのような状態に、正直私も驚いているような状態です。

そして冒頭に紹介したように、今は生徒さんのほうから自習席開放のリクエストが来るようになりました。日曜日もしっかりと勉強したいというリクエストにも、なるべく応えるようにしたいと思っています。今日は三者面談があったので、午後4時から10時まで開放しました。

日曜日ですから人数はそれほど多くなかったものの、それでも頑張っている生徒さんを見て、この1ヶ月の皆さんの変化に改めて深い感慨を覚えました。

皆さんに「行動力を持て」と話したから、まだ1ヶ月もたっていません。でも皆さんはこれだけ大きな変化を成し遂げることができました。根が真面目な生徒さん達だけに、一度自分達がやらなくてはならないことに気づくと、しっかりとやっていけるという性格もあったのだとは思いますが、これほどの大きな変化に本当にビックリです。

こんなふうに見てきて分かるのは、人は変わるための「きっかけ」が必要なことと、1ヶ月もあればこんなにも大きく変われるということです。

人はわずかな時間であっても変わろうと思えば変われるということを、皆さんは私に身をもって教えてくれたのだと思います。

今は、いつか全員が入りきれなくなってしまうのではないか、そんな心配をしなくてはならなくなるなど、全く思っていなかったので、席を確保するのが大変になるなど、私も本当に嬉しい悲鳴を上げているような状態です。

そんな3年生につられたのか、1・2年生のもポツポツではありますが、自習に来る生徒さんもいて、行動力の伝播に驚いているところです。

みなさんが手にした行動力というなの武器。今度はこれを磨き続け、さらに成長をしていってくれることを願っています。

「行動力が未来を拓く」
私はその言葉を15期生の皆さんに贈りたいと思います。

自分を傷つける人にはなるな!

2016年07月30日 23時33分58秒 | 日記・エッセイ・コラム
中学生の皆さんや保護者の皆さんと面談をしていると、よく出てくる話題に「反抗期」というものがあります。親や大人の言うことを聞かないという反抗期。今までの自分とは違う自分を築き上げていく上で大切な時期でもありますが、同時に知らず知らずに自分をも傷つけてしまう時期だと私は思います。

反抗期のときには、周りの人に反抗をすることで、周りの人を傷つけてしまう、そういう話はよく聞きます。実際にそれで悩んでいる親御さんも多いことと思います。でも、本当はこの行為は自分をも傷つけてしまう行為だと、どれくらいの人が気づいているのかなとも思います。

誰かに反抗したりいうことを聞かないことで、相手を困らせたり悩ませたりすることもありますが、そういう行為のくり返しで、「あの子には何を言ってもダメだ」と思われてしまう、もしかしたらそんなこともあるかもしれません。

塾でいえば、遅刻をしたり、宿題をやってこなかったりで、担当の講師を困らせてしまう人もいます。それに悩んでいる講師もいますので、そういう行為で人を傷つけていることにもなります。でもそのキズは、実は相手だけが負うものではなく、そういう行為をすることで「信用」というものを傷つけてしまい、結果的に自分をも傷つけているようにも思えます。

そういう行為を繰り返すことで、実は自分自身を傷つけてしまうことになる、そのことに気づいている人はどれくらいいるのでしょうか?

物理の世界には作用・反作用の法則というのがあります。これは人間関係にももしかしたら当てはまるのかもしれない、最近そう思うことが多くあります。つまり、誰かを傷つければ自分も傷つく、そういうことが成り立つのではないかな、そんなふうに思っています。

誰かを傷つけるような行為は決してやってはいけないことですが、と同時にそれと同じかそれ以上にやってはいけないことは、自分を傷つけるという行為だと思います。

誰かに反抗することで、誰かを傷つけているように見えて、実は自分の「信用」「人柄」などが傷ついている、そのことを忘れてはいけないのではないかと思います。

大人はみんな優しい人が多いので、「自分の行為が自分を傷つけることになるんだ」ということに気づいていても、その事実を伝えないようにしている人も多いような気がします。
でも、私は大人の一人として皆さんに「人を傷つけることで自分も傷つく」ということをしっかりと伝えていかなくてはならないと思っています。

宿題をやってこない、時間を守らない、挨拶をしない…
そういう行為がいかに自分の評価を傷つけることになるのか、皆さんにはもう一度そのことをしっかりと考えて欲しい、そのように思っています。

15歳の選択

2016年07月29日 23時33分04秒 | 日記・エッセイ・コラム
夏休みに入ってから実施をしてきた三者面談も、もうすぐ第1期が終わります。
この時期、3年生は主に進路の話し、小学生や1・2年生は普段の学習の話やこれからの課題などについてお話をさせていただいています。
そして今年は、どの学年も共通してお話ししているのは「自分の将来のライフスタイルを考える」というお話しです。

以前からこのブログでも書いているように、2030年にはある意味の大淘汰の時代がやってきます。その時代に生き残れる武器を持てるかどうか、それを今年は皆さんに伝えていこう、そのように考えてお話しをしています。

ライフプランといえば言葉は良いですが、端的に言えば「どうやってお金を稼ぐか」という話でもあります。単純な仕事が自動化されていくこれからの時代に、何を武器にして生きていくのか、進路を選ぶ今だからこそしっかりと考えて欲しい、そのように思っています。

面談で皆さんにそのことを聞くと、自分の将来について自信を持って答えられる人がまだ少ないように思います。もちろんこれから時の流れと共に、夢や目標は変わっていくと思いますが、今の時点で何か1つでも2つでも夢や目標があれば、勉強に対する意識も変わってくる、そのように思います。

大人はよく「夢や目標を持て」という割には、夢や目標を語ると「そんなの無理に決まっている」といって、子どもの夢をつぶしてしまう、そんなことを以前UPテストの理事長の梅野先生がブログにかかれていました。

確かに、大人ってそういうところがあると思います。それは、実は大人自身が怖いからなのだと思います。もしも夢や目標が叶わなかったら、そう思うと不憫に思えて夢や目標を語る子どもに、「現実を見ろ」とつい言ってしまうのだと思います。

私個人は、もし子どもが夢を語ったら大いに応援したいと思います。
今はとても叶わない夢だとしても、歩き出さなければ近づくことはできません。
そして、もし叶わなくて失敗したとしても、全力で夢や目標を追いかけた日々は、決して色褪せないステキな思い出になるはずです。

甲子園を目指して奮闘した球児たちのように…
いつまでの自分の中に「あのとき一生懸命頑張った」という思いとして残るのだと思います。

私は、生徒の皆さんにはそんな経験をして欲しいと思っています。
自分にできることばかりやり、失敗をしない無難な人生を送るよりも、少しの失敗を糧にしてでも、前に進むワクワクさを感じながら成長をし続ける、そんな人であって欲しい、そう思っています。

皆さんが30歳をむかえる2030年という時代になったときに「あのときの自分は頑張っていた」といえる、そんな時代があることを願っています。

15歳の選択は自分の将来を選ぶことでもあります。さあ皆さん、どんな旅に出かけたいですか?

自分の殻を打ち破れ!

2016年07月28日 23時24分57秒 | 日記・エッセイ・コラム
北辰テストの結果が返ってきました。当塾では今回から必修としているので、全員の結果が出揃いましたが、さて皆さん、どうでしたか?

サッと見た感じでは、前回よりも上がった人のほうが多かったように思います。この結果は、夏休み前のものですから、その後の努力の様子で結果はいくらでも変わってくると思います。今回の結果を見て落ち込んだり満足したりせずに、日々の努力を大切にしていってくださいね。

ところで、皆さんは成績を上げるにはどうしたらいいと思いますか?
もちろん、勉強をすることが一番大切ではあるのですが、それ以外にも必要なことがあると私は思います。その1つが「自分の殻を打ち破ること」だと思います。

人は知らず知らずのうちに自分なりの殻を作ってしまう傾向にあると思います。
「私の成績なんてこんなもの」
そんなことを考えたことはありませんか?
テストのときに努力はしたけれど、結果が今一歩だったときに
「どうせ努力しても無駄」
とか思ったりしたことはありませんか?

じつは人は、知らず知らずのうちにこういう思い込みの殻にこもってしまっている、そのように思います。そして、その殻の中の世界だけを見て満足してしまっている、そんなふうにも思います。

でももし本当に成績を上げたいのなら、こういう自分が作った思い込みの殻を打ち破っていかなくてはなりません。
「私の成績なんてこんなもの」
「努力したって無駄」
そういう思い込みの殻を打ち破っていく、それが勉強をしっかりとすることと同じくらい大切なことではないのかなと思います。

この思い込みの殻は、真面目な人や周りの目を気にするひとにも同じことがいえます。
自分は周りからこう見られている、そういう思い込みの殻に心を支配されてしまい、周りの目を気にして、いつもと同じ行動しかできなくなってしまう、そんなふうに思います。その結果、上手く自分の殻を破ることができずに、自分を変えることが上手くできなくて…という人もよく見かけます。

そう考えると、真面目すぎて周りの目を気にしすぎることも、もしかしたら成績が伸びない1つの要素なのかもしれません。前にもブログに書きましたが、失敗を恐れて行動ができないタイプと共通するところでもあります。真面目な人ほど失敗を恐れて周りの目を気にしすぎ、結果的に行動ができない、そういうことと似ているのかもしれません。

もっと自分らしく自分を表現できたら、もしかしたら自分の作った殻を破ることができるかもしれません。
周りの目を過剰に意識しすぎずに行動できたら、自分で作った殻を破っていくことができるかもしれません。

もちろん、周りの目に気を配ることは大切ですが、意外と世間は自分が思うほど自分のことを見ていないものだと思います。だからこそ、あまりにも周りの目にがんじがらめにされて、行動できないのではなく、自分らしさや自分の個性をしっかりと表現していくということ、それを大切にすることも大切なのだと思います。

「人は失敗も恐れるが、成功も恐れるものである」
という言葉を聞いたことがあります。

何事でも成功すると「急にどうしたんだろう」とか、「急に真面目くさくなった」とか、「成績が上がってうらやましい」とか、とかくいろいろと言われることがあるものです。だからこそ、長年築き上げてきた「自分」を頑なに守ろうとするのではないかと思います。

ただ、それでは何をしても今と何も変わりません。
周りに気を配ることは大切ですが、周りに何か言われることを気にしすぎても先へ進むことはできません。自分を変えるとは、周りのそういうやっかみを越えていく強さを手に入れていくことでもあるのではないかと思います。

成績を上げていくということも、そういう意味では、自分の殻を破っていくことの1つなのだと思います。自分で作った自分の殻、周りから見られているという意識の殻、そういった殻を打ち破っていくことができる人が、本当に自分が必要としていたものを手にできる人になるのではないかと思います。

「真面目さより行動力」
それがいま、皆さんに問われていますよ!

塾からのお知らせ【7/28版】

2016年07月28日 23時18分25秒 | お知らせ
≪8/7までの予定≫
◇7/29(金) 
◇7/30(土) ◎3年・理社国授業(18:40-21:30)
◆7/31(日) 休塾日
◇8/1(月) ▲高校見学ツアー・出欠票提出締切日
◇8/2(火)    
◇8/3(水) 
◇8/4(木) 
◇8/5(金) 
◇8/6(土) ◎3年・理社国授業(18:40-21:30)
◆8/7(日) 休塾日
※予定はやむを得ない理由により変更をする場合があります。その際は、メールなどでお知らせいたします。

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【お申込み】
◆3年生必修・高校見学ツアー出欠票(8/9実施、8/1まで。3年生は必修)
◆3年生必修・北辰テスト申込書(9/4実施、8/13締切)
◆3年生・県立受験者必修・UPテスト(8/28実施、8/13締切)

≪3年生:高校見学ツアー 出欠票の提出について≫
8/9に実施する「高校見学ツアー」の申込みは、8/1までとなっています。以前にお渡しをした出欠票に必要事項をご記入の上、8/1までにご提出をお願い致します。
なお、このツアーは進路行事の一環として行いますので、中3の生徒さんは必修ですので、日程調整をお願い致します。また、保護者の皆様もぜひご参加ください。

≪3年生:サマスペ(通い合宿)のご案内≫
当塾では、8/25・26・27にサマスペを行います。この行事は、夏休みの最後に夏期講習のまとめとして行うもので、通い合宿の形式で行います。
3年生の皆さんは必修となりますので、日程の調整をお願い致します。
詳しい内容になどにつきましては、8/9の「高校見学ツアー」内で説明をさせていただきます。

≪サマスペ内で行う学校説明会について≫
当塾では、3年生の通い合宿である「サマスペ」内で、私立高校の先生にご協力をいただいて学校説明会を塾内で行います。本年度は、以下の高校の先生方にお越しいただき説明を頂くことになりましたので、お知らせいたします。
◇開智未来◇佐野日大◇西武台千葉◇國學院栃木◇花咲徳栄◇駒込
以上6校を予定しております。

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≪空席状況≫
【授業】【習熟】
夏期講習中の空席状況については、随時メールにて送信いたします「夏期講習空席状況のお知らせ」をご参照ください。

≪8/7までの自習時間・受付時間≫
7/29(金) 9:00-21:30
7/30(土) 9:00-21:30
7/31(日) お休み
8/1(月) 9:00-21:30
8/2(火) 9:00-21:30
8/3(水) 9:00-21:30
8/4(木) 9:00-21:30
8/5(金) 9:00-21:30
8/6(土) 9:00-21:30
8/7(日) お休み(予定)

≪進路・学習のご相談の受付≫
◇質問フォームまたはLINEにてご連絡をいただければ、折り返し塾よりご連絡をさせていただきます
・質問フォーム⇒http://goo.gl/forms/mhfObikaV7Fmphq63
・公式LINE⇒@vhq7427b

そろそろ、1回目のお疲れのピーク

2016年07月27日 23時44分34秒 | 日記・エッセイ・コラム
夏期講習が始まって1週間が過ぎました。
この1週間の生徒さんを見ていると、3年生は本当に勉強をしっかりとする人が増えてきたなという印象です。先日もブログに書いたとおり、だんだんと“賢そうな顔”になってきた人も増えてきましたね。

反面、1週間一生懸命勉強をし続けたせいか、ちょっとお疲れかなという人も見受けられるようになってきました。一日に何時間も勉強をするという経験は、テスト前などに一時的にはあったとしても、それを1週間も続けるというのは、今までにはあまりない経験なのではないかと思います。

「夏休みに勉強を頑張ろう」ということで気合が入り、勉強をがんばってくれるのはとても頼もしく嬉しいことなのですが、反面、最初にとばしすぎても体力が持たなかったり、長続きしなかったりなんてこともありえると思います。

勉強は細くとも長く続けることにコツがあると思います。もちろん夏休みのようにたくさん学習できるときにはたくさん学習をしておいて欲しいと思いますが、「長く続けていく」ということを前提に、あまりかっ飛ばしすぎて続かなくなってしまった、なんてことがないようにも気をつけて欲しいと思います。

勉強を続けていくにも体力が必要です。その体力とは、運動面における体力とは別の“勉強体力”と呼ばれるものです。身体を鍛えていても、勉強体力が続かない人もいます。勉強の体力は、いわゆる普通の体力とは違うものと心得て、今はその“勉強体力”を徐々に鍛えて欲しいと思います。

初心者がいきなりフルマラソンを走ったら、とんでもないことになるように、勉強体力がないうちは無理は禁物です。第1次お疲れピークがそろそろやってくる頃ですので、自分の“勉強体力”とも相談しながら、無理のない学習を心がけて欲しいと思います。

受験勉強はマラソンのようなもの。瞬発力よりは“継続力”が必要です。
勉強を長続きさせていけるようにリラックスする時間も取りながら、頑張っていきましょう!

理社って意外に難しいでしょ?

2016年07月26日 23時44分16秒 | 幸彩学習塾の取り組み
当塾では3年生の皆さんの中で、中堅上位校を目指す皆さんには、夏休みから過去問にチャレンジをしてもらっています。
というと「今から過去問?難しいんじゃないの?」という声が聞こえてきそうですが、実はそれが目的だったりもします。

過去問は今までに実際に出題された問題ですから、入試のレベルを知る上ではとても良い研究材料になります。ここで過去問のレベルを知っておけば、自分がどのレベルを目指して勉強すればよいのかが分かります。けれど、過去問を見ないまま勉強をしていくと、「中間や期末テストと同じぐらいのレベルだよね?」というような勘違いがおこってしまい、あとになって過去問を見たときに「こんなに難しいなんて知らなかった…」となってしまうこともあります。

だからこそ、当塾では先に過去問をやってもらいその難ししさを知ってもらう、その上で、それを解けるようになること、それを目標に夏休みの勉強を頑張ってもらうようにしています。

今は過去問をベースにした問題を皆さんには解いてもらっていますが、数学や英語が難しいのはもちろんですが、意外と理科や社会に苦戦をしている人も多いように思います。

よく「理科や社会は暗記科目だから、あとからでもどうにかなる」と言っている人がいますが、過去問を見てみると、そんなことは言っていられないということに気づくはずです。

確かに一昔前までは理社は暗記科目でしたが、時代の流れと共に、今は暗記はもちろん、その暗記した知識を使って、思考・表現する問題が増えてきています。それなのに、旧来の暗記だけに頼る勉強法では、おのずと限界がきてしまいます。

その意味で、一番中間や期末とのギャップのある教科は、理科や社会なのかもしれません。まだ過去問を見ていない人は、ぜひ理社の過去問を見てみることをお勧めします。

当塾の生徒さんは徐々にそのことに気がつき始めているようにも感じます。3教科の勉強ももちろん大切ですが、この夏休みに入試レベルの学習の問題で、とこまで5教科をしっかりと学習するか、それが今後の伸びしろになってくるように思います。

今年も、目指せ300時間!

2016年07月25日 23時15分27秒 | 幸彩学習塾の取り組み
当塾では、夏休み恒例となりました「目指せ!300時間学習」を今年も行っています。
対象は中学3年生。受験に向けて学力の基礎を築こうということで、今年もチャレンジしてもらっています。



今年は夏休みが例年より短いので、昨年までに比べるとやや不利ですが、その分スタートを早くして、夏休み中には300時間の学習をしてもらえるように調整をしています。

夏休みは約40日なので、単純計算で1日7.5時間ぐらいの学習が必要になってきます。実は、この7.5時間という数字にもいろんな意味があります。

5教科を毎日1.5時間ずつ勉強すると7.5時間になります。また、以前ブログでも紹介した梅野先生の提唱する「夏休みの学習に必要な時間」も7~8時間程度ですので、それともほぼ一致します。そういったことを踏まえて毎日平均7.5時間としているのですが、日々固定的に7.5時間は難しいときもあると思うので、「夏休みトータルで300時間を目指そう!」というプロジェクトになりました。

今日、何人かの生徒さんに300時間学習の進行状況を聞いてみましたが、なかなか順調な滑り出しのようです。まず第1の関門は7月中に100時間まで到達できるかどうかですが、私の思ったよりも多くの生徒さんが到達できそうな勢いで、正直ホッとしたというのもありますし、15期生が頑張り始めたことを嬉しくも思いました。

以前にも書きましたが、今年の15期生は、夏休みの学習がきちんとできるか心配な点もありましたが、今は毎日自習席が満席でパンクするのではないかというほど、自習に来てくれる生徒さんも増えてきました。

もともと真面目な生徒さんも多いので、一度勉強をする意味や目的が分かれば、しっかりとやってくるれる、そんな生徒さん達だったのかもしれない、今はそんなふうに思っています。

勉強をし始めてから、だんだんといい表情になってきた生徒さんもいるように思います。“勉強をやっている顔”になってきた生徒さんもいますね。

勉強をやっているかどうかって、実は皆さんが思う以上に顔に現れます。勉強をやっている人は、上手くいえませんが“賢そうな顔”“表情が引き締まった顔”そんな顔をしているように思います。こちらも教師歴25年ですから、そのくらいのことは黙っていても分かります。勉強をしていない人の“だらんと緩んだ顔”ではなくなり、“賢そうな顔”になってきた、そんな生徒さんが増えてきたことを嬉しく思います。

勉強は常に「量」と「質」のどちらを追求すべきかという議論になることがありますが、まずは「量の追求」から入るべきと私は考えています。質を追求するのは、それからでも遅くはないと思っています。

「量を追求する」「学習する習慣をつける」「学力を向上させる」
そんな目的を持ちながら行っている300時間学習。
皆さんの表情が、だんだんと賢そうな顔に成長をしていくのを見守りながら、明日からも頑張っていこうと思います。

面談三昧

2016年07月24日 22時41分38秒 | 日記・エッセイ・コラム
今日は日曜日。
授業がない日なのでお休み…といきたいところですが、三者面談を一日かけて行いました。

今回の面談は1組45分。それを今日は11件行いました。
皆さんといろいろな話をして過ごすので、時間はとても早く感じるのですが、終わって感じるのは「喉が痛い…」ということ。普段の授業よりも何倍も話したので、のどが枯れそうです…

面談では、3年生は主に進路の話し、1・2年生や小学生は1学期の授業報告とこれからの課題などを話すことが多いのですが、どの学年でも、いまの私の“想い”を伝えるようにもしています。

塾で見ていて思うのは、皆さんそれぞれに個性があるということ。その個性を自分でも把握しきれていない人がたくさんいるようにも思います。だから今回は、私から見た皆さんの良いところも伝えるようにしていきました。

自分でも分からない「自分の良さ」は誰にでもあるのだと思いますが、改めて自分の個性や良さを知るきっかけになってくれたらなと思っています。皆さんはよく自信がないというような顔をしていることがありますが、本当は皆さんも、たくさんの良さを持っている人たちだと思います。だからこそ、自分にもっと自信を持ってほしい、そういう願いもこめて、お話しをさせていただきました。

そして、皆さんの個性や良さは、自分の目標や夢へと繋がっていきます。今日の面談でも、皆さんそれぞれにいろんな夢や目標を話してくれましたね。

教師を目指すという人、
水族館に勤めてみたいという人、
人と触れ合う仕事をして見たいという人、
電車の関連の仕事をしてみたいという人、
サッカーに関する仕事をしてみたいという人…

人の数だけ夢や目標がある、とても良いことですね。

この中には、比較的実現が可能なものから、今すぐは実現が難しいかなというものまで、いろんな夢や目標があります。たとえ今は実現が難しいと思うものでも、それらをかなえるお手伝いを塾としてはやっていこうと思っています。「叶うかかなわないか」を議論するよりも「かなえるための一歩を踏み出す」そのほうが大切だと思います。


それから、もうひとつ皆さんにお話をしているのは、行動力をつけるということです。
以前にこのブログにも書きましたが、「地球は行動の星」という言葉があります。地球上に住む以上は、何事も行動しなければ叶わないということです。

「神様、成績が上がりますように…」と願っても、ゲームばっかりやっていたら、成績は上がらないということです。何かをお願いしたら、それが叶うように行動すること、それが大切だと聞いたことがありますが、その「行動力」にかけてしまっている、そんな人が多いのが気になります。

だからこそ今回は、「行動力」をもうひとつのテーマにして皆さんにお話をさせていただいています。皆さんがあと少しの行動力を持っていったら、目の前の風景も大きく変わってくる、そのように思っています。

失敗を恐れて行動できない人もいるような気がします。
「完璧にできるようになってから」なんて言ってたら、チャンスを逃しますよ。

真面目すぎて型を破ることのできない人がいるような気がします。
ちょっとぐらいやんちゃな方が、行動力があるので、伸びる人もいますよ。

高校へ行っても部活と勉強を両立させて頑張るという人がいます。
今、両立できていないのに、それは無理でしょ。今から両立をさせて。

周りの目を気にしすぎて行動できない、そんな人がいます。
大丈夫、みんなそんなにあなただけを見ているわけではないから。

など、皆さんの行動力についての課題もお話しをさせていただきました。

今年の3年生は、ある意味、真面目で慎重なタイプが多いようにも思いますが、反面、自分から型を破って視野を広げていける、そういう面が課題な人も多いように思います。周りのことが気になる年頃なのかなと思います。でも、自分自身をしっかりと確立させて、良い意味で「自分は自分、他人は他人」といえるような人になってもらいたいなあとも思います。


今日の面談でもいろんなことを皆さんと話してきましたが、私の目的はただ1つ。
「皆さんによき人生を歩んでほしい」
ただその一言に尽きます。

今日の面談が自分の進路や夢・目標などを見つけるきっかけになれば嬉しく思います。

今年もこの日がやってきた

2016年07月23日 22時56分21秒 | 日記・エッセイ・コラム
今日は地元・南栗橋のお祭りでした。



毎年、塾の真ん前で花火が上がり、周辺もお祭りムードになってしまうので、例年、授業は午後の早い時間までで切り上げるようにしています。勉強を本格的に始めてちょっと勉強に疲れた皆さんにお祭りを楽しんでもらう、そんな理由もあって、今日は3時までで授業を終えました。

今年は塾の前で花火を見上げていましたが、この花火を見上げるのは何回目になったのでしょうか?地元で花火を見上げるのも、だいぶ数を経たように思いますが、それだけこの塾も齢を重ねた、そんなふうにいうことができるのかなと思います。

花火の日にはいろんな思い出があります。
むかし、生徒さんが浴衣を着て塾へ来てくれたこともありました。花火を見上げていたら、声をかけてくれた生徒さんもいました。
そんな生徒さん達ももう就職をするような年代になっているはずです。今はつながりがないので、どんな状況なのかは分かりませんが、今もあの時と同じように元気であってくれたら嬉しいなあと思っています。



そして毎年この日には卒業生が来てくれたりもします。今日も2人の卒業生が来てくれました。昔と面影は変わらないのですが、グッと大人になったなぁという印象を受けました。

今でも昔と同じステキな笑顔であることは中学生のときと変わらないのですが、でも、やっぱり大人の雰囲気になったなぁという感じはしました。それだけの月日が流れた、そういうことなんだなと思います。

毎年、地元の夜空を彩る花火を見ると、昔の懐かしい面々を思い出します。あの時はあのときなりに一生懸命に生きていた皆さんのことを思い出すと、懐かしく思います。もしかしたら社会人になったり、遠方の大学に進学したりして地元を離れている人もいるかもしれません。そんな人たちも、この日には戻ってきて家族や昔の友人と交友を深めている、そんな日であるなら、今日はとてもステキな日になるのかもしれませんね。

南栗橋で花火が上がるのは1年に1回ですが、その打ちあがる花火が人と人をつなげていくいろんな縁がある、そう思うとなんだか不思議な気もしますね。