幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

スタッフ研修 1日目

2009年03月31日 00時04分45秒 | 日記・エッセイ・コラム

 今日と明日は古河市にあるネーブルパーク内の平成館で泊りがけのスタッフ研修を行っています。今日はその1日目を行いました。

 今回の研修の主なテーマは「5年後の塾を想像してみよう」というものです。幸彩学習塾も創立して早8年目を迎えます。この8年間で築いてきた幸彩学習塾ならではのよい意味での伝統を次に伝え、5年後にどんな塾にしていたいか、そんなことをテーマにしながら研修を進めています。

 今回の研修では、グループワークを取り入れているのが特徴です。もちろん、人の話を聞く形の従来の研修もありますが、いま、そして、これからの塾の課題をグループごとに話し合い、その結果を発表するこのグループワーク形式をとることで、一人一人が受身でなく能動的に研修に参加し、知恵を出し合うことで自分も塾の運営に参加しているという意識を高めてもらえればと考えています。

 また、一人の知恵だけでなく、多くの知恵を集め、それを実際の運営に活かしていくことで、今までにない新しいアイディアを取り入れることもでき、よりよい皆様にとってお役に立てる塾運営をすることができるようになると考えています。

 実際にグループワークの様子を見ていると、一人一人が積極的に話し合いに参加をしている姿をみかけました。自分の教科指導に対する考え方や、今までの塾での仕事の中で考えていたアイディアを出し合っている姿をみかけ、「この人がこんな考えを持っているんだ」と改めて発見することもありました。

 と同時に、こういったいろいろなアイディアを今まで埋もれさせてしまったのかなぁと反省もさせられました。十人十色とはいいますが、人がいればいるほどいろいろなアイディアもたくさん出てくるはずです。

 今回のグループワークを見ていて、研修のときだけでなく、普段からスタッフみんなの知恵を出し合える環境を作ることも大切だと、研修をやっている私のほうがスタッフから教わったような気がします。

 グループワークの結果は明日発表となります。どんなアイディアが出てくるのか、今から楽しみです。

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 今日のこのブログは現地から更新しているため、写真等は掲載してありません。今回の研修の詳細については、塾に戻ってから改めて記事を作成し掲載したいと思います。

 


作り出したもの

2009年03月29日 22時27分30秒 | 日記・エッセイ・コラム

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 今日は栗橋東中の吹奏楽部の演奏会に行かせていただきました。音楽が好きな私にとっては、とても楽しみな行事の1つで、なかなか味わえない吹奏楽の生演奏を楽しみに出かけました。

 今回も演奏そのものはとても素晴らしいものでした。私の好きなディズニーの曲や(昨日行ってきたばかりなので、なんとなくディズニーへ連れ戻された感じさえしました。)ファンのたくさんいるEXILEの曲など、吹奏楽にすると原曲ともちょっと違った雰囲気になって素晴らしかったと思います。

 そんな中、ふっと思ったことがあります。演奏を聴いているときに、ふと感じたこと、それは舞台の上で演奏している生徒さんの姿は、いつもと同じ人のはずなのに、今日だけはちょっと違って見えた、そんなふうに感じたことです。いつもは勉強をしている姿だけを見ているから?確かにそんな気もしたのですが、それだけでない何かがあるように感じました。

 毎回このような演奏会を見て思うことは、「ここまで達するのに本当に大変だっただろうなぁ」ということです。それだけにかかりっきりになれればいいのですが、部活は学校生活の一部ですから、実際には勉強やらなにやらもあり、いろいろなことを同時進行でしなければならないはずで、それを思うと、本当に大変だっただろうなと思います。

 たとえ時間は限られていたとしても、その中で何かを一生懸命に作ろうとしている、そんな努力の姿に人は感動を覚えるのだろう、そんな気がしました。

 今日、その努力が結実し、1つの「舞台」が出来上がりました。大きいものであれ小さいものであれ、それを作り出せたことに価値がある、私はそう思います。

 初めに感じた今日の生徒さんがいつもと違って見えた理由、それは、何かを作り出そうとしている一生懸命な姿だったのかもしれません。


新しい風

2009年03月25日 23時17分00秒 | 日記・エッセイ・コラム

 当塾は一足早く3月からを新年度とさせていただい ておりますが、新年度を迎えた教室では、あちこちで新年度らしい風景を見ることができます。

002_3   今月に入ってから始まった「新人研修」もその一つです。今年度にあらたに採用された全員が受講する「導入研修」とチューターとして勤務する人が受講する「チューター研修」、講師になる人が受講する「講師研修」の3種類があり、それぞれの職種に応じて研修を受講していきます。

 特に全員が必修の「導入研修」では、なぜ「幸彩学習塾」という名前なのか、個別指導の塾にこだわるのはなぜなのか、スタッフ一人一人に期待することは何なのか、そのようなことを中心に研修を行います。

 これはこの塾で働く人が、ただ決められた仕事をするだけでなく、一緒に働くスタッフとしてみんな同じ思いであってほしい、そういう願いから生み出された研修です。もともとはディズニーで用いられている研修を当塾なりにアレンジしたもので、今では当塾のもっとも基本で大切な研修として位置づけられています。

006  塾で働くのであれば、いわゆる指導法を教えるだけでよいのではないか、そういう考え方もあると思います。しかし私は、どんなに優れた指導法も質のよいシステムでも、最終的にはそれを使う「人の質」によって決まる、そういう考えを持っています。もちろん塾ですからそういった指導法などの研修も行っています。しかし、それだけでなく、教える側がどのような考え方で生徒さんと接していくのか、この塾が目指すものは何なのか、それをしっかりと理解したうえで生徒さんと接することも、大切な要素の1つだと考えています。生徒さんと接するスタッフの考え方によって、指導法もシステムも本当の意味で生きてくる、そのような考えに基づいて「導入研修」を行っています。

 以前わたしが読んだ本の一節に、ある会社の社長さんが述べた次のような言葉が載っていました。

008  「なぜ新人を採用するのか?それは新人が新しい風になるからですよ。人は何年か同じ仕事をしていると、ややもするとマンネリになりがちになる。そんな時、新人が入ってきて右往左往しているのを見ると、昔の自分を思い出して初心に帰ることができるですね。そう、言い換えれば新しい風を起こしてくれるですよ。それこそ新人を入れる最大の目的ですね。」

 今年、当塾には講師・チューター合わせて、過去最大の10名の採用を行いました。この10名がどんな「新しい風」を塾に吹かせてくれるのか、私は今から楽しみでしかたありません。

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2009年度 新規採用者(職種変更・復職を含む)

 【講師】 狩野 真希、 上田 聡子、 日高 麻衣、 中村 麻衣

 【チューター】 田崎 真帆、 黒澤  愛、 島村 咲希、斉藤千咲季、

          池田奈央子、小池衣茉莉

 【事務】 昼間 美穂

どうぞよろしくお願いいたします

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 新人10名に対しましては、座学による研修のほか、先輩たちと一緒に実際の勤務を行いトレーニングを積む「実地研修」などを十分に行い、皆様と接するようにしておりますが、なにぶん不慣れゆえにご迷惑をおかけすることもあるかもしれません。

 何かお気づきの点がありましたら、どうぞお気軽に塾までご連絡をお願いいたします。皆様からお寄せいただくご意見は、新しく仕事をするものにとって、とても大切で貴重な糧になることと思いますので、お気づきの点はご遠慮なくお申し出ください。どうぞよろしくお願いいたします。

 


伝えていくもの、伝えたいもの

2009年03月07日 16時41分44秒 | 日記・エッセイ・コラム

 塾では4日から新しい学年がスタートしました。

 3月から新しく入塾された生徒さんも加わり、新しい学年のスタートを実感します。今年はどんな1年間になるのか、今からとても楽しみです。

Img_3114_edited  教室の中も新学年のスタートを実感するような風景があちこちに点在していました。その1つが新学年で使う教材の山。今年は例年にも増して山の高さが高く、生徒さん別に分ける仕分けの作業も大変かと思いきや事務担当の岡田さんがあっという間に片付けてしまったのには、こちらもびっくりでした。

 そんな教材の山も、ただ皆さんに渡せばいいというのではなく、選ぶときも一人ひとりの学習状況などを思い浮かべながら選んだつもりです。結果的に同じ教材であっても、個別の塾なので活用の仕方はいろいろになります。皆さんの学習状況などを勘案して決めたつもりですので、まずは渡された教材に真剣に向き合って取り組んでほしいと思っています。

 

 そして、新年度の風景としてもう一つ見られたのが「習熟ガイドツアー」です。

 これは新しく入塾される生徒さんに、習熟の仕組みを知ってもらためのものです。今までは、その場その場で皆さんに説明していましたが、今回からこれを一人のキャスト(ガイド)が新しく入ってくる皆さんを引率しながら一通りの流れや注意点を説明していく教えていく方式に変更しました。

 また、習熟が初日の生徒さんにはキャスト役がはじめから終わりまで付き添い、習熟の一連の流れを説明することで、ばらばらに説明していた内容が一貫し、また同じ一人のキャスト役から教われることで、初めての生徒さんでも誰に聞いたいいか分かりやすくなると思い、今回初めて実施をしてみました。

 これは私がディズニーシーへ行ったときに、新しく働くキャストの人が、先輩のキャストについて見て回るガイドツアーを実際に見て思いついたものです。当塾ではこの形式のツアーは今回が初めてだったため、全てがうまくいったわけではありませんが、今までよりは混乱も少なく、新しく入ってきた生徒さんたちを導けたのではないかなと思います。

 今回のキャスト役には講師やチューターが交代で当たりましたが、3/6には現況のスタッフでは人手が確保できなかったため、当塾を卒業したばかりの3年生の方に特別にお越しいただき、キャスト役をやっていただきました。

 キャスト役の3年生と教わる側の1・2年生が、同じ部活の先輩と後輩だったり、顔見知りだったりすると、教わる側の1・2年生も学校で見ている先輩とはちょっと違った一面が見れたのではないかと思います。

Img_3109_edited_2  この「習熟ガイドツアー」はもう一つの目的があります。前出のディズニーのキャスト教育の一環として行なわれる「ガイドツアー」には、マニュアルでは分からない「何か」が伝わることを意図して、先輩キャストが新人キャストを引率して一緒に現場を回ると聞いたことがあります。説明の場以外では、新人キャストの緊張を解くために他愛もないおしゃべりをしたりすることもあると思います。その中で、新人は先輩の情熱や仕事へのこだわりなどの「何か」をつかみ、成長していくということがあるそうです。

 今回の「習熟ガイドツアー」も実は同じコンセプトで行っていました。卒業していく生徒さんから、新しく入ってくる生徒さんへ、この塾で学んだ先輩から「何か」が伝われば、そんな意図があったのも事実です。もちろん今回は初めてだったので、そこまでは行かなかったかもしれませんが、キャスト役の卒業生は立派にその役を果たしたと思います。そして、私はこのツアーをさらに充実させたものにして、他の場面でも塾内で「世代間の教えあい」ができればいいなと思っています。

私の教育の理想の1つに「世代間の教えあい」というのがあります。日本では古来、これが近所のつながりや大家族という中で、先に生きたものがこれから生きていくものにいろいろな知恵を渡していく、そんな世界が広がっていたように思います。

 しかし、核家族化の進行と地域関係の希薄化で、「世代間の教えあい」がだいぶ薄れてきている、最近はそのように思っています。そのような中で、先輩は後輩へ「伝えていくもの、伝えたいもの」を自覚してしっかりと渡してけば、私はそれが「伝統」になるのだと思います。

 今回の習熟ガイドツアーは、一種の「世代間の教えあい」であり、塾の中の一部のこととはいえ、先輩から後輩に伝えていく「何か」があればいいなと思って企画してみたのものでもあります。この塾はまだできて7年、でももう7年が過ぎました。これからの塾の方向性を決める重要な時期であるともいえます。そのような中で先輩から後輩へよき「伝統」が受け継がれていけば、私はとても素晴らしいことだと思います。 

 


7期生 みんな、みんな、おめでとう(^o^)/

2009年03月06日 23時36分00秒 | 日記・エッセイ・コラム

 幸彩学習塾 第7期生

 公立高校 全員合格

 本当に、本当におめでとうございます

 私立高校、公立高校ともに合格率100%を達成しました。

 これもみんなの頑張りの成果です

 今まで本当に良く頑張りました

 本当に、本当に嬉しいです

 7期生の皆さん、素敵な思い出をありがとう

 


幸せ者

2009年03月03日 19時39分56秒 | 日記・エッセイ・コラム

 3月に入り、塾は新年度を迎えました。新しい学年になり、明日からは新しい生徒さんの通塾が始まります。昨日と今日、そして明日は新学年への移行準備でちょっとした大騒ぎですが、準備がアタフタになるほど多くの生徒さんに新たに通っていただけることに本当に感謝の気持ちでいっぱいです

Img_3092_edited  新たに入塾をされる皆さんがいる反面、これまで一緒に頑張ってきた生徒さんが卒業をされていきました。今年は私も舌を巻くほどの頑張りやさんが多い学年でした。そんな皆さんを見ていて、私もたくさんのことを学んだ気がします。

 そんな卒業生の皆さんから今までのお礼ということで、差し入れをいただきました。本当にありがとうございます。手作りお菓子からマウスパッド、心のこもった手紙、果ては靴下まで(穴のあいた靴下を見られてたか)本当にありがとうございました。

 たくさんの頂いたものを見ると、嬉しくて嬉しくて涙が止まらなくなる反面、毎年思うことは「今年はみんなにきちんとやってあげられたのだろうか?」という自問自答です。もちろん精一杯やったつもりですが「もっとこんなことができたかもしれない」「もっとこんなことをしてあげたかった」など、一人一人の顔を思い浮かべながら、今年も考えてしまいました。

 Img_3094_edited どんなにやりつくそうと思っても、1日は24時間しかなく、歯がゆいことがたくさんあります。できるだけのことをやってきたつもりでも、まだまだ遣り残したことはたくさんあるような気がします。思い浮かんだことはノートに書きとめ、次の3年生にはきちんとできるよう、そのことを教えてくれた卒業生の顔を思い浮かべながら、新たな学年での取り組みを心に誓いました。

 たくさんのお礼の品をいただき、ありがとうございました。本当は私も生徒の皆さんからたくさんのことを教わったので、お礼を言わなければならないのはこちらのような気もするのですが、皆さんからのいただいた大切な思い出として、1つ1つを噛みしめながら新たな1年間のスタートを切りたいと思います。

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 たくさんの人に出会い、たくさんの人からさまざまなことを学び、たくさんの人から「ありがとう」いう言葉をいただける、私はとても幸せ者だと思います。

 私も自分がすることを通じて、誰かの「幸せを彩りたい」、そう改めて強く思いました。

幸彩学習塾に通っていただいた、そして通っている、そしてこれから通っていただく皆さんに心から感謝申し上げます。皆さん、ありがとうございます