『先生、聞いてくださいよ。毎日個別課題をやり続けたら、だんだん問題を解くのが早くなってきたんです!』
↑毎日個別課題は提出後にチェックをし、講評をつけて返却しています。ここで次の学習へのアドバイスなどもしています
ある日、3年生の生徒さんがそう私に声をかけてくれました。
その表情は、とても嬉しそうな反面、ちょっと意外、そんなふうにも見てとれました。
↑毎日個別課題は提出後にチェックをし、講評をつけて返却しています。ここで次の学習へのアドバイスなどもしています
勉強にはあまり自信がない、そんなことをずっと言っていた生徒さんだったので、
もしかしたら、速くできるようになった自分に、ある意味の戸惑いを感じていたのかもしれません。
でも、この事は事実。
自信をもってもらえたら、そんなふうに思っています。
よく『なにかいい勉強法はありませんか?』と聞かれます。
いろんないい勉強法はあるとは思います。
でも、どんな勉強法をやるにしても、結局は量をこなさなくてはできるようにはなりません。
量をこなしたくない、できれば簡単に済ませたい、そんな思いから『いい勉強法を』と言っているとしたら、
どんな勉強法も結局は続かないし、勉強そのものをモノにすることはできないと思います。
勉強とは様々な方法がありながらも、結果的にはどれだけ量をこなすか、それがまずは一番大切だということです。
そして、やり続けることで工夫も生まれ、その人の独自の勉強法も確立していくのだと思います。
最初の導入として、人からやり方を聞くのは悪くないと思います。
真っ白なキャンバスに一から絵を描くのは、いささか大変だからです。
でも、いつまでもそれを続けるのもダメ。
人から与えられたものは、結局は他人のもの。
数をこなしながら自分なりのものを確立していく、それが大切なんだろうと思います。
冒頭の生徒さんは、だんだん早くできるようになったと話していましたが、それは勉強になれてきたというのもあると思います。
と同時に、自分なりの工夫を始めたのではないかなと思います。
こうやってだんだんとオリジナルの学習法が確立できれば、きっと上昇のスパイラルに乗ることができる、そのように思います。
毎日個別課題は人によってやる教科や内容もそれぞれです。
個別の塾のメリットをいかし、一人一人に設定をしています。
その課題をしっかりと進めながらつかめるものは、学力だけではないと確信しています。
毎日個別課題を行うことで得られるものはたくさんあると思います。この勉強法の確立もそのひとつだと思います。
なにごとも、頭で考えるだけでなく行動することが大切。そして、それから新しいものも生まれてくる。
そんなことをこの課題を通して、生徒さんに伝えていきたいです。