関東地方に雪をもたらすのは南岸低気圧といわれる種類の低気圧だそうですが、この低気圧が現れるようになると、言い換えると関東地方に 雪が降るようになると、春が近づいてきている、そんなふうにもいえるのだそうです。
そういえば、ここ何年かを振り返ってみても、受験の頃に雪が多かった、そんな気がしてきます。関東に雪が降るのは、ある意味において春の足音、受験シーズンの終了が近づいてきた、そんなことを伝えているのかも知れません。
受験が終わると、中3の皆さんは塾を卒業していきます。そう、春はやはりもうすぐなのですね。
今日は立春。立春らしく暖かな一日でした。春はもうすぐ…そんな感じに思えた1日でした。
ところで皆さんは「春隣」(ハルドナリ)という言葉をご存知ですか。この言葉は、春が隣まで来ているという言葉からも分かるとおり、今日のような日のことを指すのかも知れません。
受験まであと10日余りとなり、受験生にとっては今が正念場です。受験期間は勉強を通して自分を鍛えるために、いろいろなことを我慢したりしなければならないこともあると思います。
それはまさに植物にとっての冬の期間と同じだと思います。でも、植物はこの冬の期間をしっかり耐え抜いて、春にはまた花を咲かせ芽を出します。冬の期間、じっと耐え抜いたからこそ、春に美しい花を咲かせ、若葉を芽吹くことができるのだと思います。
皆さんにとって、今は植物が冬の期間を耐えているのと同じときだと思います。ここでしっかりと「冬」の期間を耐え抜き、「春」になったときに花を咲かせ芽を出すだけのエネルギーを蓄えられるかどうかがいま問われているのだと思います。
皆さんの受験ももうすぐ本番。合格の花が咲くときが「春」だとするならば、いまは今日の日和と同じく「春隣」。春までもうすぐ、自分らしい素敵な花を咲かせて欲しいと思います。
2週間ほど前、浦和にある学習塾Be-1の山崎先生のご招待を受け、山崎先生が参加する学習塾の先生方を対象にした勉強会に参加させていただきました。
普段から他の塾の先生とも意見交換などをさせていただいていますが、今回はいつもとはいつもとは違うメンバーということもあり、どんな話が聞けるのかとても楽しみにしていました。当日は、埼玉以外にも群馬や東京・千葉・神奈川など、関東の広域から先生方が集まり、小学生の授業についての研修を行ないました。
当塾は個別指導の塾ということもあり、今は中学生が主体になっています。しかし、来年度から始まる新しい指導要領を見ると、中学生の学習も大切ですが、小学生からの学習が本当に大切になる、そう感じています。小学生のうちから塾で学習を深めてもらいたい、中学校へ行くまでに基礎学力をしっかりとつけておいて欲しい、そういう思いがあります。
そういう思いから、小学生の授業を幅広く手がけている先生のところにお邪魔して、どんな授業をしているのか、どんな教材を使っているのか、などを勉強するつもりで参加させていただきました。
研修の内容は私にとってはとても発見が多いものとなりました。小学生をあきさせないで学習させる工夫や、本当の学力をつけるために行なっている工夫、教科書はもちろん教科書以上の学力をつけさせるための工夫、それらを実現させるために作られたオリジナルの教材…。どれを見ても目新しく、大いなる発見の連続でした。
もちろん全てが全て、今の塾に取り入れられるわけではありませんが、今回学んだことのエッセンスはこれからの小学生の授業はもとより、中学生の授業にも生かしていこうと思います。
ところ変われば様々なことが変わる、今回も大いにそう思いました。自分の塾のやり方にももちろん自信がありますが、その上で様々な塾のやり方や塾の先生方の考え方を学んでいけたら、と思っています。
研修後の懇親会でも、初めてお目にかかる先生ばかりなのに、私の様々な質問に答えていただいたり、アドバイスをいただけた先生方に感謝しています。また、各先生の塾がとても魅力的なのは、それぞれの先生が魅力的で、また個性に溢れるからだと感じました。
たくさんの先生方との出会いの中で、この塾も生徒さんにとって魅力的な、それでいてしっかりと学力をつけていけるような塾にしていきたいと思いました。