幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

経験することで分かること

2016年05月30日 22時54分51秒 | 日記・エッセイ・コラム
今年度初めての中間テストも終わり、順位などの結果も出始めているようです。皆さん、それぞれの思いがあるとは思いますが、大切なのは、ここからこの経験をどう生かすかということです。

先生と呼ばれる職業をするひとにも、いろいろなタイプの人がいると思いますが、私はあえて予防線を張らない、経験を重視する、そんなタイプだと思います。
テストのときなども「このままいったらいい結果は出ないかも」とは思いつつも、あえて予防線を張らずにテストを受けさせることもあります。そのようにするのは、主に「本人が自分の学習不足を自覚していないとき」です。

本人は精一杯やったと思ってはいるのでしょうが、でも端から見ればまだまだ…などというときには、わざとそのままやってもらい、一度失敗やうまくいかないことを経験してもらうこともあります。そうすれることで、自らの学習の足りない点や気持ちの作り方について、気づき真剣に考える機会ができる、そのように思います。

これを最初から予防線を張ってしまうこともできるのですが、それよりも、一度失敗だったり躓きだったりを経験してもらったほうが、より深くこれからのことを考えていくことになる、そのように思います。

たとえ大人から見て十分でなかったとしても、本人がそのときに精一杯考えたこと、精一杯やったことを否定してしまうのは、良くないことだと私は思います。大人から見て不備があったとしても、本人なりに精一杯考えたのなら、それで一度実行させてみる、そうすることでこそ見えてくるものがあるように思います。

本人なりに一生懸命考えたことを否定したり、それよりもこっちがいいよなどとアドバイスをすることは、本人の否定にもなり、これから先、聞く耳を持ってもらえなくなってしまったり、自ら考えることを放棄してしまったりするきっかけにもなってしまうように思います。

もちろん、命に関わることや失敗が許されない状況のときは別ですが、まだ取り返せる機会があるようなことの場合は、自分なりに一生懸命考えたことを実行させてその結果を見させる、そのほうが、次へのステップへと歩みだしやすいのではないかなと思います。

自分なりに一生懸命やってみた、自分なりに一生懸命考えた、それでもうまくいかなかったとき、その結果について叱ったりいかったりするのではなく、その経験から何が学べたのか、次はそうすればうまくいくのかを、子ども達と一緒に考えていく、そういう姿勢を持つことで、子供たちは自らの経験から学び成長をしていくように思います。

「失敗は成功の母」という言葉があります。
うまくいかなかった経験から学ぶことは、これから先は同じ失敗を繰り返さずに、成功に近づくきっかけにもなる、そのように思います。だからこそ、ときに失敗やうまくいかない経験をさせることも大切なのではないかと思います。

また、そうやって失敗を乗り越えてきた人には“耐性”があります。ちょっとやちょっとのことではへこたれない強さを持っています。それは失敗したからこそ得られた、その失敗を乗り越えた経験が、その人を強くしていくのだと思います。

大人は子どもを見ると、どうしても苦労をさせたくない、失敗をさせたくないなどと考えがちです。しかしそれでは、いつか大きな壁にぶつかったときに、自らの力で乗り越えていくことができない人になってしまうように思います。子ども達がぶつかる壁が勉強のうちに、しっかりと乗り越え方を学ばせるということ、これが大人になったときに、大きな能力と耐性の差になって現れてくるのだと思います。

中間テストの結果をぜひそのような観点から見ていただきたいと思います。たとえ納得がいかない結果でも、そこから得る経験は必ずあるはずです。その経験こそ、その人にとっては宝物。その宝をしっかりと手に入れて、次のテストへと向かって歩みだしていきましょう!

1周年

2016年05月29日 23時46分36秒 | 日記・エッセイ・コラム
今日は、小島有紗先生の副室長就任1年を祝う会を、親しい塾の先生方と一緒に行いました。
1年たっての感想で小島先生は、
「生徒のことが今まで以上にかわいく思えるようになった」と話してくれていました。
この1年、なれないこともたくさんあって、苦労をすることもたくさんあったと思いますが、今日までしっかりと頑張ってくれたことを、とても嬉しく思います。
これからも幸彩学習塾の要として、活躍されることを期待しています。





あしあと

2016年05月28日 22時31分57秒 | 日記・エッセイ・コラム
最近のブログやツイッターにも書いていますが、最近は健康維持という目的もあり、散歩を心がけるようになりました。今日は渡良瀬遊水地へと行ってきました。

この渡良瀬遊水地、一度行ってみると分かりますが、見渡す限り何にもありません。久しぶりに水平線を見た、そんな気さえするところです。スタート地点に立ったときに感じる「あんなところまで行くのか!」という気持ち。ちょっとした覚悟がないと、しり込みしてしまいそうな感じです。それほどはるか遠くまで道が続いているようにさえ感じられるところです。

でも、歩き始めてみると不思議なものですね。
遠くに見えていた目標とする水門がだんだんと近づいてきます。歩くことに夢中で、しばらくゴールを見ずにいたあとに、ふっと見たゴールの水門の大きさに、「いつの間にこんなに歩いたんだろう」と思うこともしばしばありました。
何の変哲もない一歩ではありますが、実はその一歩によって自分が確実にゴールへと近づいている、そんなことを実感しました。

そして、ふと振り返ってみると、先ほどまで自分がわたっていた橋や自分のそばにあった大きな木が、それこそミニチュアのように小さく見える、そんなこともしばしばありました。それだけ、その場所から歩を進めてきた、足跡を残してきた、そういうことになると思います。振り返ってみると、これだけの距離を自分の足であるいてきたのかと、ちょっと感慨深くもなります。

わずか1時間、5.5kmの散歩ではありますが、その間に遠くに見えていたものが近づいてきたり、近くに見えていたものが小さく見えなくなってしまったりと、いろんな経験ができました。

考えてみれば、人が1時間歩くことでさえ、これだけの景色の変化があるわけです。それを思えば、私たちが歩く人生もまた、1時間の歩み方や1日の使い方で、大きくその結果が変わってきても不思議ではないなと思います。

「どうしてこんなことになってしまったんだろう?」
私もけっこうそう思うことがあります。でも、結局はそれは自分が歩を進めてきた結果なのだと思います。毎日の歩みは少しずつでも、自分で歩みを進めてきた結果、こんな結果になってしまっているのだと思います。

だからこそ、私たちはゴールを意識して歩んでいかなくてはならないのだと思います。
自分が歩を進めていく先には、どんな結果が待っているのか?
自分が歩を進めていく方向は、正しい方向なのか?
そんなふうにときどき歩みを止めて考えることで、大きく道を外れることを防ぐことができるようにも思います。

そして、これは勉強も同じですね。
たとえ時間をかけて努力をしても、ゴールとは違う方向へ進んでしまっていては意味がありませんよね。たとえわずかな方向の差であっても、間違いに気づかず、そのまま歩き続けてしまえば、それは結果として大きな差になってしまうのだと思います。

実際に歩くときでも、わずかな時間でも相当な距離を歩くことになり、間違えたといって引き返すのも、そう容易ではありません。だから、実際に本当に歩くときも、そして何かゴールを決めて人生を歩んでいくときも、ゴールをしっかりと見据えながら歩みを進めることが大切なのではないかと思います。

と同時に、最初は渡良瀬遊水地の大きさにビビッていましたが、歩みさえすれば、遠くに見えるものでも、いつかはその場所に辿り着けるということも分かりました。それは皆さんの人生でも同じ。憧れの高校や職業が、あまりにも遠くにあるように見えても、歩を進めていくうちに近づくことができるかもしれません。たとえ本当に遠くて辿り着けなかったとしても、スタート地点では見ることのできなかった別のルートや別のゴールを見つけることができるかもしれません。

だからこそ、まずは歩み始めていくべきだと思います。
「遠いから」「無理そうだから」と歩むことさえはじめなかったら、何も得るものはありません。でも歩みを進めていけば、違うルートなども見つけることができ、もしかしたら新しい人生のスタートを切ることもできるようなるかもしません。

生徒の皆さんは、これから歩むための時間がたくさんあります。
無駄に時間を過ごしていても、人生の歩は自動的に進んでいってしまうようにも感じます。だからこそ、意図的にゴールのほうへゴールのほうへと自分を導いていく、そんな人生を皆さんには歩んで行って欲しいと思います。

そして、ときどきは自分が歩いてきた道を振り返って、その足跡を見てみるのも良いと思います。これまでの足跡は、どこからやってきたのか、そしてこれから、どの方向に向かって足跡を残していくのか、、、、
そう考えると、まだまだたくさんの希望が持てますよね!

対話

2016年05月27日 23時00分35秒 | 日記・エッセイ・コラム
中間テストもほぼ終わり一息つくこの頃に、
私は授業で必ずといってやることがあります。
それは生徒さんとの「対話」

テストの結果という話しをはじめるには絶好のテーマがあるので、
テスト結果を振り返りつつ、反省を促したり、アドバイスをしたり、
これからの授業や学習方法についても話していきます。

でもそれは、きっかけに過ぎません。
本当に話したいことは、そのあとに話をしていきます。
最近多いのは「将来の職業」と「行動力」の話しです。

「将来何になりたいの?」と聞くと、ほとんどの生徒さんが「わからない」と答える、
なんとも夢のない時代になってしまいましたね。
でも、本当にそうなのかな?とも思います。
確かに本当に決まっていない人もいるとは思いますが、
中には自分に制限をかけてしまっている生徒さんもいると思います。

本当にやってみたいことがあっても、
自分の設けた制限(いまの学力や環境)の外にあるものだと、
「どうせ無理」「言ったら恥ずかしい」などと考えてしまい、
本当にやりたいことを言い出せない、そんな人もいるのではないかと思います。

「もし制限がなかったら、どんな仕事をしてみたい?」
そう聞くと、何人かの生徒さんは具体的な仕事の名前をあげてくれました。
でも「無理」とすぐに制限の中に引きこもってしまう、そんな感じでした。

でも、私は思います。
その制限を取っ払っていくこと、それを「努力」というだと思うんです。
だから、自分が設けた制限の中で仕事を選ぶこととは、
つまり努力をしないということになりますよね。
努力をせずに、自分の設けた制限の中、言い換えれば今の学力や環境の中で仕事を選んでも、
それが本当にやってみたいことでなかったなら、後悔することになりそうな気がします。

「今の自分ではダメかもしれない、だからこそ努力をして、本当に自分のやってみたいことに近づく」
そういう気概のある生徒さんが少なくなってしまったことが、本当に残念な気がします。

でも、もしかしたら、これは大人のせいかもしれませんね。
失敗させたくない、苦労をさせたくない、危険な目にあわせたくない、
そういった思いは大切ではありますが、
それが高じて、今の自分の環境の中から外に出るチャレンジをしない、
そんな子どもを作り上げてしまったのかも知れませんね。

もちろん命に関わるような危険は回避させなくてはなりませんが、
同時に安全な範囲でチャレンジさせる、冒険させる、そういったことも大切なのではないかと思います。
自分で危険な目にあうから、これはいけないことだ、と分かるようになるのであって、
ひとに「これは危険だよ」といわれても、経験がないから本当の危うさを知らすにやってしまう、
そんなこともあるのではないかと思います。

勉強に関しても同じことがいえるような気がします。
失敗しないように予防線を張ることは、ときに子供の成長を妨げることにもあるような気がします。
どんなことをやると、どんな結果になるのか、
それを自分の五感で確かめるからこそ、自分は次に何をしたら良いのかを考える力が身につく、
そう考えることもできると思います。

中間テストの結果をみながら生徒さんに話すことは、
今の自分を乗り越えるにはどうしたらいいかということ。
そうやってチャレンジ精神を磨いていくことで、
本当に自分がやりたいと思える仕事にも近づいていけるのではないかと思います。

しばらくの間、生徒さんとの対話を私自身も楽しみながら、
生徒さん達をリードをしていきたいと思います。

顔の見える学校

2016年05月26日 23時19分41秒 | 日記・エッセイ・コラム
本日は佐野日大の入試報告会に参加してきました。
今月の後半に入ってから、かなり入試報告会や説明会も増えてきました。
来月が報告会・説明会の第1次ピーク、いろんな学校の説明をしっかりと聞いて、
今年も生徒さんの進路指導がしっかりとできるようにしていきたいです。

ところで、私は説明会や報告会のときに必ずすることがあります。
それは「校長先生の話を聞くこと」
「なんだ、当たり前のことか」と思われがちですが、やっぱり重要なことだと思います。
学校のトップが何を考えて学校を運営しているのかを知ることは、
生徒さんに学校を紹介する上でも、とても重要だと思うからです。

そして、できれば校長先生と直接お話をさせていただいて、
学校についていろいろとお話を聞き、学校の目指す方向や課題、
今後の取り組みなどについて、聞くようにしています。

校長先生に直接話を聞く、または伝えることができることで、
その学校のことがさらに詳しく聞ける、そして生徒さんにも紹介しやすくなっていく、
そのように思います。

校長先生をはじめ、入試の担当の先生や教科の担当の先生などの顔が見えることで、
生徒さんを送り出す塾側も安心して送り出すことができる、そのように思います。

一昔前までは、塾も学校も「いい教育をしていれば、自然と人は集まる」
そういう考え方がありました。また、実際にそうだったと思います。
ところが、情報化社会が浸透してくると、
本当にいい教育をしていても、溢れる情報の中に埋もれてしまう、
そんなことも頻繁におこるようになってきたのではないかと思います。

だからこそ、情報を発信することが大切なのですが、
高校側からすると、こういった報告会や説明会での発信が、
生徒募集にも大きな影響を与えるようになってきている、そのように思います。

そうした情報発信の場である説明会や報告会で、校長先生自らが学校について語る、
この学校も目指すところ、この学校の取り組み、この学校の課題、、、、
トップが自ら語ることの効果は大きいと思います。

残念ながら公立高校はその機会を逃してしまっていることが多いように思います。
少なくとも塾側には、一部の高校をのぞき、
どんな校長先生がいて、どんなことを考えていて、どんな取り組みをしているのかが
なかなか伝わってこないという状況で、なんだか寂しい状況です。

学校での取り組みを伝える、取り組んでいる人の顔がみえるということ、
安心して高校を選ぶさいの、一つの大切な基準になりつつあるのではないかと思います。

塾からのお知らせ【5/26版】

2016年05月26日 19時42分06秒 | お知らせ
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≪6/5までの予定≫
◇5/28(土) ◎理社国授業(19:30-21:30)◎英検対策講座(4級:14:30-16:00)
◆5/29(日) ◎英検対策講座(準2級:14:30-16:00、3級:16:10-17:40)
◇5/30(月) △北辰テスト申込み締切日
◇5/31(火)   
◇6/1(水) ▽日程調整のため平常の授業・習熟はお休み(振替のみあり)△保護者会出欠確認票・提出締切日
◇6/2(木) ▽日程調整のため平常の授業・習熟はお休み(英検対策講座のみあり)◎英検対策講座(準2級:18:40-19:50、3級:20:00-21:30)
◇6/3(金) 
◇6/4(土) ◎理社国授業(19:30-21:30)◎英検対策講座(4級:14:30-16:00)
◆6/5(日) ◎保護者会(18:00-20:00、イリス2階会議室)
※予定はやむを得ない理由により変更をする場合があります。その際は、メールなどでお知らせいたします。
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【提出物など】
◎北辰の申込み(5/30締切、6/19実施、申込書は送付済み)
◎保護者会の申込み(6/1締切、6/5実施、出欠票は送付済み)
◎漢検申込み(6/7締切、7/8実施)

≪英検対策講座について≫
6/11の英検に向けた対策授業を以下の通り行います。英検の総仕上げと確認として、ぜひご活用ください。なお、今回は日程の関係で各級とも2回ずつとなります。
◇準2級…5/29(日)14:30-16:00、6/2(木) 18:40-19:50
◇3級…5/29(日)16:10-17:40、6/2(木) 20:00-21:30
◇4級…5/28(土)14:30-16:00、6/4(土)14:00-16:00
◇申込み…各回実施前日までにご連絡をおねがいいたします。
◇費用…1回につき850円
◇担当…根岸 孝之

≪6月の休塾日について≫
6月は水曜日と木曜日が第5週までありますので、6/1と6/2は、日程調整のため休塾日とさせていただきます。この分の振替はありませんので、ご注意ください。
なお、休塾日を利用して6/2に振替消化のための臨時授業を行います。未消化の振替授業をお持ちの皆様は、この機会にご利用ください。ただし、定員に限りがありますのでご了承ください(先着順となります)

≪北辰テストについて≫
6/19に3年生を対象にした北辰テストが実施されます。今回は悲愁ではありませんが、4月に受験をしていない生徒さんは、基本的には今回については受験をお願い致します。
北辰テストは7月から私立の確約が取れるまでが必修期間となります。次回の偏差値より、私立高校との相談に使いますので、今回は予行演習となる最後の回になります。前回受験した人も、練習のつもりで受験することをおすすめいたします。

≪6/5 保護者会のお知らせ≫
多数の皆様にご出席のご連絡をいただいております。ありがとうございます。
◇日時:6/5(日) 18:00-20:00
◇会場:栗橋文化会館(イリス)2階・会議室
◇講演:岩佐教育研究所・岩佐桂一先生、幸彩学習塾・根岸孝之
◇出欠:来週はじめまでに送付する出欠票に記入の上、6/1までにご提出をお願い致します。

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≪空席状況≫
【授業】
5/30(月) 18:40- 1人
5/31(火) 空席はありません
6/1(水) (臨時授業日)18:40- 3人、19:40- 3人、20:40- 3人
6/2(木) 休塾日
6/3(金) 空席はありません
6/4(土) 16:40- 4人、17:40- 1人、18:40- 3人
6/5(日) 授業はお休みです

【習熟】
5/30(月) 20:40-
5/31(火) 20:40-
6/1(水) 休塾日
6/2(木) 休塾日
6/3(金) 18:40-
6/4(土) 習熟はお休みです
6/5(日) 習熟はお休みです

≪6/5までの自習時間≫
5/28(土) 15:00-19:30
5/29(日) 休塾日
5/30(月) 16:00-21:30
5/31(火) 16:00-21:30
6/1(水) 16:00-21:30(休塾日ですが、自習はできます)
6/2(木) 16:00-21:30(休塾日ですが、自習はできます)
6/3(金) 16:00-21:30
6/4(土) 15:00-19:30
6/5(日) 休塾日

≪進路・学習のご相談の受付≫
お電話にてお問い合わせください。

入試は生き物

2016年05月25日 23時26分08秒 | 日記・エッセイ・コラム
本日は、浦和のコルソホールで行われたNPO埼玉教育ネット主催の
入試情報フォーラムに参加してきました。



毎年、新年度のあわただしさが落ち着く頃に行われるこのフォーラム、
今年もいろいろな話を聞くことができました。

入試というと、大きな制度改革がある年は、塾業界などでも注目を集めやすいのですが、
それほど大きな変更点がないと、「そんなに変わらないか…」と
注目される度合いも低くなってしまうように思います。

今年度は「学校選択問題」が入るため、にわかに注目を浴びているところもありますが、
「入試制度一本化」などと比べると、大きな注目は集まっていないかな、という感じです。

でも、それは間違いであるなということを今日つくづく感じさせられました。
今日登壇された先生方のお話を聞いてみると、
入試制度は変わっていなくても、運用面での変更などがあり、
実は、それがじわりじわりと生徒さんの進路決めるときに影響をする

そんなことが分かりました。
まさに入試とは生き物のようなもの
1年たりともおんなじ形はしていない、そんなふうにも感じました。

具体的に気づいた点については、
機会を見て生徒さんや保護者の皆さんにお伝えしていこうと思っています。
公的テストの運用や学校選択問題の難易度、大学入試制度とのからみなど、
新たな発見や再確認できたことが多かったようにも思います。


当塾の生徒さん達が通学する中学校でも、
明日までにほとんどの学校で中間テストが終わります。
中間が終わるといよいよ受験に向けた動きも加速してきます。
情報の波に飲み込まれないように気をつけながらも、適切な情報をしっかりとつかんで、
自分にあった進路を探していきましょう!

追伸:
 今日の入試フォーラムの前に、
 教学館の木下先生と、スクールIEの植木先生と一緒にランチをしました。
 いつもよりちょっぴり豪華な?ランチをいただきながら、いろんなことをお話ししました。
 いろんな塾の先生と情報交換できるって、いいですよね。

 
 ↑浦和の伊勢丹7階からの眺め。幼少の頃、浦和に住んでいたときによく伊勢丹には来たので、懐かしい光景です。(往時とはだいぶ変わったところもありますが…)

 
 ↑今日のランチの前菜。このスープ、味がすごく凝縮されてて美味しかったです
(*^_^*)

歩く!

2016年05月24日 22時49分46秒 | まち歩き
最近、散歩という趣味ができまして、1日に5kmを目標に歩いています。

直接的なきっかけは、2月に私の母が亡くなったこと。
いままで健康とか運動とか、そういうものに無頓着だった私ですが、
やはり身近な人が病に倒れると、あれこれ考え出すものです。
いままでは「仕事が忙しくて…」という言い訳でやらなかったことを見直して、
自分の健康にも気をつけよう、そんなことを思うようになりました。




↑古河市・古河公方公園(古河総合公園)


子どもの頃から運動がからっきしダメな人間でしたので、
激しいスポーツはおそらく身体がついていかないだろうということで、
目をつけたのが歩くことでした。
昔から歩くのだけは得意で、10kmぐらいは平気で歩けます。
それゆえに「これだ!」ということで、日に5kmを目標に歩くことをはじめました。


↑権現堂公園近辺

朝は、いままでよりも早く起きて準備をして出かけます。
なかなか起きられなかったのですが、歩くようになってから目覚めも良くなりました。
睡眠も深くなったようにも感じます。
気のせいなのかもしれませんが、自分の中では深い眠りと朝の目覚めがいいことも
続けていこうとするモチベーションになっています。


↑久喜菖蒲公園

歩いていると、今まで見えていなかった風景が見えたり、
いままで聞こえなかった自然の音が聞こえたりするようになりました。
歩くことに夢中になっていると、余計なことを考えなくなりますね。
呼吸も深くなり、なんだか気分的にも落ち着いた感じになってきます。


↑権現堂桜堤

いままではいろんなところで雑念がわいたりしたものですが、
歩いている間は、ある意味でほぼ無思考の状態になっています。
人は1日に何万回も思考をするといわれていますが、そのほとんどは無意味なもんだそうです。
歩くことをはじめスポーツをすると、いろんな雑念を排除して1つのことに夢中になれるので、
その瞬間だけとはいえ、いろんなことを忘れることができるのは、
精神的にも良いことなのかもしれませんね。




↑浦和市立高校付近・浦和駅東口

いままでは仕事柄あまり動くこともなかったのですが、
いざはじめてみると、毎日でもやってみたくなるのが面白いところですね。
自分の身体だけで目標を達成する、自分の身体を信頼する、
そんなことができるのもスポーツの強みなのかもしれません。


↑幸手市・高須賀池

わりと多趣味な人間ですが、この新しく加わった散歩という趣味、
大切にしていきたいなと思います。


↑地元・済生会病院前

怖い大人

2016年05月23日 23時10分01秒 | 日記・エッセイ・コラム
昨日の勉強会のときに、生徒さんを叱りました。
その対象はおもに1年生だったのですが、その内容は「勉強の仕方が甘い」というものでした。
1年生は今回が初めてのテストなので、まだ定期テストの怖さを知りません。
ゆえに、勉強もどうしても甘くなりがちですが、そこにガツンと一発、そんな感じでした。

話の流れで、ちょっと汚い言葉も話したかもしれませんが、
誰かが話さなくてはならないことだったとも思うので、後悔はしていません。
結果はどうであれ、あの甘いままの認識でテストにのぞまれるよりも、
きちんと学習をすることの大切さを認識してテストにのぞんでもらう方が、
皆さんにとっても、きっと何倍も良かったといってもらえるようになると思います。
いまはまだ、私に言われたことの意味が十分に分からない、
そんな生徒さんもいるかもしれませんが、
いつか私がここで叱ったことの意味に気がついてくれたら、嬉しいなと思います。

そんなことがあったからかどうかは分かりませんが、
昨日叱った1年生を中心に、今日は学校から帰るとすぐの時間から
塾に来て自習を頑張っている生徒さんがたくさんいました。
とても嬉しかったですね。

こうやって言われたことをすぐに行動に移せる人は、
結果として大きく伸びていくことができると思います。
学力を上げていく条件の中で、最も重要な条件の1つに「素直さ」があります。
言われたことをすぐに素直に行動できる人は、行動力もあるので、
これからもその素直さと行動力を忘れなければ、グッと伸びていける、そう思っています。

そして、昨日の話を通して伝えたかったことは、1つは「素直さ」ですが、
もうひとつは「頑張る姿を見せる」ということです。

私が見たいのは「頑張る姿」です。
試験は結果が全てではありますが、例えそうであっても、頑張る姿を見せていたかどうかは、
これから先の生き方においても、大きな違いになってくると思います。

頑張る姿を見せることで、より多くの人から応援をしてもらうことができるようになります。
だからといって、これ見よがしに頑張る姿を見せ付けるのもナンセンスですが、
頑張る姿を見せることで、味方も増えたり、応援もしてもらえたり、手伝ってもらえたり、
そういう意味での味方も増えてくるように思います。

人が本当に困ったときに大切なのは、困ったときに応援してくれる人がいるかどうかです。
頑張っている姿を見せることで、応援してくれる人が増えてくると思いますが、
そういう人は、皆さんにとって大きな財産になる人たちだと思います。

頑張っている姿とは「人をひきつける魅力」になるということです。
その魅力を皆さんには身につけて欲しい、そのようにも思います。

それにしても、最近は怖い大人が減ってきましたね。
私が小学生のころは、忘れ物をしたら正座で授業を受けろとか、
廊下に立たされるとか、日常的にあったような気がします。

また、言葉についても敏感に反応する人が増えてしまい、
なかなかインパクトのある、本当に説得力のある言葉が言えなくなってきています。

でも、私はときに大人は怖くあるべきだとも思います。
もちろん限度はありますし、きちんとその効果を考えた上で行うべきではあるとは思います。
しかし、生徒さんからの人気や好かれることだけを気にしてしまうと、
本来、教育が行うべきことができなくなってしまう、そのようにも思います。

昔は地域にも怖い大人がいました。私も近所の方に叱られた記憶があります。
でもそうやってみんなで子どもを育ててきたのだと思います。
地域コミュニティーがなかなか成り立たなくなったいま、その代わりとまではいきませんが、
ご両親とも学校の先生とも違う第3者の目で、
子ども達を見られるのが塾なのかなとも思います。

子ども達が接する大人は、ご両親と学校の先生と私たちぐらいです。
子ども達が接する数少ない大人の一員として、どう子ども達と向き合っていくのか、
改めていろいろと考えてみることも、大切なのではないかと思います。