Posted at 23:13:21
今日は午前中に新採用スタッフの研修、午後は中間テスト対策の問題のチェック、研修で使う本や事務用品の買い出し、夜はテスト対策問題の印刷と、移動距離は大したものではないのですが、かなりハードなスケジュールでした。でも充実しているって嬉しいですね。皆さんに感謝(^-^)v
2年生の皆さんを対象に開催する予定でした「高校入試ガイダンス(中2の部)」ですが、震災の影響もあり、今回は中止とさせていただきました。誠に申し訳ございません。
その代わりになるかどうかはわかりませんが、ガイダンスで私のほうから皆さんにお伝えする予定でした内容について、ブログにて掲載してまいりたいと思います。
時間のあるときに、ぜひお読みいただければ幸いです。
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その1 内申点をしっかりと確保しよう!
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昨年度のガイダンスのときにもお話しましたが、埼玉県公立高校入試にとって、合格のための二大要素といえば「内申点」と「当日の点数」です。
当日の点数は、当日までにしっかりと仕上げればそれでよいのですが、内申点だけは「いま、この瞬間」からしっかりと確保しておかないと、あとで取り戻すということができません。
2年生はこの内申点が一番大きく差の開くときでもあります。2年生になると、ちょっとした「中だるみ」になってしまう人が多くいます。1年のときに比べて成績が落ちてしまう、そんな人も見受けられます。逆にこの時期から奮起して、グッと成績を伸ばしてくる生徒さんもいます。それゆえに2年生の内申点の差が一番大きいといわれています。
今までの塾の生徒さんで、当日の点数は目標ラインを越えたのに、残念ながら不合格になってしまった生徒さんの内申点を後から考察してみると、2年生のときに一度下がってしまった人が多く見受けられます。2年生から伸びてきた人に、仮に3年生になってから奮起して追いついても、やはりどうしても2年生のときの分が差として出てきてしまいます。これが残念ながら致命傷になり、ということがやはり見られます。
埼玉県の内申点の使われ方は、皆さんもご存知のとおり1年:2年:3年=1:1:3という学校が多くあります。仮に目標が9教科で30だとすると、30+30+30*3=150が目標ラインとなります。これが、各学年1ずつ足らないと29+29+29*3=145になります。5点の違いのように見えますが、実際はこの5点分に内申換算乗数をかけていくので、実際にはこの違いが当日のテストの点数でいうと6~8点違いぐらいになるいうことも多くあります。
つまり、内申が各学年において目標より1少ないだけで、当日のテストで内申目標ラインをクリアした人よりも6~8点多く取らないと合格にならないといういい方ができます。仮に8点だとすると、実際の入試問題では2問程度の差になります。入試問題で2問多く正解しなければならないというのは、かなりのプレッシャーになります。
逆に、内申目標の上に行けばいくほど、当日の自分のミスを内申点がカバーしてくれるともいえます。もちろん油断して言いというわけではありませんが、自分の努力が自分を救うことにもなります。(「天は自ら助くる者を助く」ということわざどおりですね。)
2年生で内申点をしっかりと取っていくことの大切さ、お分かりいただけたでしょうか?内申点はテストだけで決まるものではありません。提出物・授業態度・発言回数など、それらを加味して決まってくるものです。テストでよい点数を取ることも大切ですが、きちんとした学校生活が遅れるということもとても大切な要素になります。このことを十分に踏まえて、学習に取り組んで欲しいと思います。
「まだ志望校が決まっていないから頑張れない」という人がいますが、だからこそ今から頑張っていって欲しいと思います。
高い山に登ると、見える景色が大きく違ってきます。いま見ている風景は、今の風景であって、山の上のほうに登るとまったく違った景色が見えてきます。
成績も同じです。どこに行くか分からないからこそ、上を目指しましょう。そうすることで、今まで見えなかった新しい可能性が、あなたにも見えてくると思います。
※内申換算乗数による換算式は、県教育委員会のホームページに記載されています。少し複雑な式になっていますので、計算の際はご注意ください。
※内申換算乗数は、1次選抜と2次選抜で異なります。ここであげた例は、主に23年度前期試験の1次選抜を対象に記載いたしました。
※24年度はこの23年度前期の選抜方法が元になって選抜方法が決まるといわれていますので、この例を採用させていただきました。