3年生の1学期のうちにやっておきたいこと、今回は「やっておきたい」というよりは「身につけたいこと」といったほうが正確かもしれません。それは何かといえば「ノートのとり方」です。
すでに1・2年生のうちにしっかりとしたノートをとることができる人がいる反面、なかなかノートを上手くとることができず、それが原因となって成績が上がってこない人も多く見受けられます。最近はノートのとり方に関する書籍もたくさん出ていますが、これらが流行る理由は、やはりノートのとり方が学習に影響するからと言えるでしょう。
ノートのとり方についてはそういった各書籍も参考にしていただけたらと思いますが、塾で見ていて成績の良い生徒さんのノートにはいくつかの共通点があると思います。
- 字がきれいに書かれている
- 字だけでなく、図などを使って書いている
- 途中式などをしっかり書いている
- 色を付けるなどして、重要度の違いが分かるようにしている
- 板書されていないことでも、講師(先生)の言ったことをメモしている
- 間違いを消しゴムで消さずに、赤で直している
- 具体例などもあわせて書かれている
--などです。
正直、ある意味当たり前のことなのですが、この当たり前が当たり前にできないと、まずはスタートラインに立つのも難しくなってしまうかもしれません。
塾ではこの1ヶ月間、生徒さんがどんなノートをとっているのかを注視していきたいと思います。ノートを見てみて改善すべきところがあればそれをしっかりと話していきたいと思います。ただ、過去の経験上、なかなかノートのとり方は一朝一夕には変わらないものです。今まで10年近くやってきたものを、明日から即変えろというのは正直難しいと思います。
だからこそ、根気よく生徒さんに当たっていって、ノートのとり方の改善を促していきたいと思います。そして早いうちにノートのとり方を身につけていってもらえるようにしていきたいと思います。
(以下参考)
「東大合格生のノートは必ず美しい」は以前ブームになりました。これをもとにしたノート(ドット入り罫線ノート)も開発され、塾生の皆さんも使っている人を見かけますね。
「テストの花道」はNHKで放映中です。実際に高校生が先輩に聞いてノートのとり方を学んだりしています。大学受験用ですが、参考になると思います。