幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

理想の公立高校を目指して ~古河三高を訪ねて

2015年12月02日 22時20分28秒 | 受験・学校
少し前のことになりますが、去る11/11に古河三高の説明会に参加してきました。
公立高校が塾向けに説明会をするのはあまりないことですが、
古河三高は数年前から塾向けに説明会を開いています。
その初年度から説明会に参加してきましたが、
今回は以前よりも多くの塾の先生方が参加していて、
古河三高への注目度が上がってきている、そのように感じました。



古河三高の強みは、何と言っても国公立大学への進学者の数です。
このブログでも、何度となく取り上げてきていますが、
入学時の成績からは、なかなか想像できない国公立大学への進学者となっています。

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◎関連記事
埼玉の公立高校はもう少し頑張らないと…
国公立71名の実力 ~古河三高の魅力
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ゆえに勉強もついていくのは大変という声も聞きますが、
埼玉県において、私立高校が実績を上げてきたのも、
一生懸命に勉強をさせた結果であることを考えると、
高校は本来勉強をする場であるべきなのかなとも思います。

もちろん、学校という存在は勉強だけでなく、
部活やクラス活動、学校行事などを通じて、
人間関係を養ったり、視野を広げたりすることも、
その大きな役割であり、大切なことです。
ゆえに、勉強ばっかりというのも考え物ですが、
古河三高ではさまざまな学校行事を通して、
知見などを広げる試みも行っているようです。

特にマレーシア・スタディーツアーは、とても興味深い行事でした。
海外への研修というとアメリカ・カナダ・オーストラリアなどが多いですが、
なぜ、マレーシアを選ぶのか、その根拠もあわせて説明してくださいました。

多様な世界を理解し、多様な文化を理解し、他者とコミュニケーションをとる、
その実践としてのマレーシア・スタディーツアーは、とても魅力的な行事に思えました。


今年から校長に就任された福島先生は、古河三高を
「理想的な公立高校にしたい」
とおっしゃっていました。
一部の私立高校にみられるような、何かに特化しすぎた高校運営ではなく、
公立高校としての魅力に溢れた学校運営をしていきたい、
そんな力強さを、校長先生の言葉から感じることができました。


いよいよ進路を選択する時期ですが、進路の選び方によって、
その先の未来に見えてくるのも、おおよそ決まってきてしまうように思います。
「自分はどんな人として生きて生きたいのか?」
そんなこともふまえながら、進路を選んでいって欲しいと思います。


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※参考リンク:古河第三高等学校HP⇒http://www.koga3-h.ibk.ed.jp/
※リンクフリーとのことでしたので、リンクを貼らせていただきます。

頑張りを認めること

2015年12月01日 23時04分31秒 | 日記・エッセイ・コラム
当塾では、生徒さんの頑張りをしっかりと認めていく、
そういう方針を持って塾の運営に努めています。

塾で認められる「頑張り」というと、テストの結果となりがちです。
もちろん、それもしっかりと認めていく要素の1つですが、
結果を出すまでの過程での努力も大いに認めていこう、当塾ではそのように考えています。
そのために、いろいろな機会を設けて、皆さんの“努力の過程”を見るようにしてます。

努力の過程には、実にさまざまなものがあります。
自習時間の長さ、学習内容の深さ、字の丁寧さ、資料の活用の仕方、
プリントのやり直しの状況、ノートの取り方など、
テストの結果以外にも、いろいろな努力の足跡を見ることができます。
そんな努力の足跡を見るために、当塾ではいろいろなイベントを行っています。


その1つとして夏休みに行ったのが、「夏休みに300時間を目標に学習しよう」(中3)です。
まずは量をこなせるようになってもらおうと、マスを300印刷した用紙を配り、
1時間勉強するごとに、1マスずつ塗っていってもらいました。


夏休み300時間学習の上位3名に送った表彰盾。
努力をしっかりと認めたいので、ちゃんと名前も入れて作りました。
受賞したみなさん、おめでとうございます!


こういう量をこなすことを評価するイベントをやると、
いわゆる成績上位の生徒さんたち以外の頑張りもしっかりと見えてきます。
私たちはどうしても、成績の良い生徒さんに目が行きがちですが、
その影で、しっかりと“量”をこなして一生懸命頑張っている生徒さんがいる
そんなことに気づかせてくれます。

もう一つ、定期テストの前には「理社暗記マラソン」を実施しています。
当塾の暗記マラソンは、「3時間で何ページできるか」を競うようになっています。
これもまた、普段の成績だけでは見えてこない、生徒さんの姿が見えてきます。


こちらは理社暗記マラソンの表彰トロフィー。こちらも前回から名前入りになりました。


理社暗記マラソンですから、暗記の強い生徒さんや、
物事の処理が早い生徒さんが上位に浮上をしてきます。
これもまた、普段の成績のいい生徒さんとは違う生徒さんが、賞を取っていったりします。

単純に成績だけでなく、
“量”をこなすイベントであったり、“速さ”を競うイベントを行っていくと、
生徒さんの意外な一面が発見できたりします。


長い間しっかりと勉強に取り組めること、
早く正確に問題を解くことができること、
それもまた、いわゆる成績と同じくらい重要な生徒さんの“素質”だと思います。

こういうイベントをやることで生徒さんのいろんな“素質”を見つけることができ、
また誰もが主人公になれることを生徒さんに知ってもらう、
そんなことも考えながらイベントをやっていきます。

また、イベントを通じて発見した生徒さんの素質が、
逆になぜいわゆる成績につながっていかないのかを検証するきっかけにもなります。
「量はこなせているけれど、密度が薄い」
「暗記はときだけれど、応用は苦手」など、
イベントを通じて生徒さんのいろいろな“素顔”も見えてきます。
その“素顔”をふまえたうえでの学習指導は、単純に表面に見える
成績という情報だけからみる学習指導よりも、本質に迫れるような気がします。


生徒さんにはいろいろな持ち味があります。
イベントを実施すると、生徒さん達が持ついろんな持ち味を知ることができます。
イベントを通じてで得た生徒さんのさまざまな持ち味(=素質)、
それを生かした学習指導を、これからもしっかりとしていきたいと思います。

そしてそのためにも、これからもいろんなイベントを考え、
生徒さんの素顔に迫るイベントを実施していきたいと思います。