゛まるかん人゛プラトーク

元気とキレイを追求すると、人生は楽しく過ごすことと・・・!?

里山計画20年<栗山・ハサンベツ>㊦

2007-11-15 20:00:00 | ほっかいどう関連情報

目標 分化育て後世に伝える

100_0237 空知管内栗山町ハサンベツには、里山づくりの                            ためのボランティアが毎月第ニ日曜日に集まる。                           9月9日は地元だけでなく岩見沢、長沼など周辺                          市町からも合わせて三十二人が参加した。七十                           代の高齢者の姿もあった。この日の作業は、そば                          刈と湿原の復元に向けた湿性植物の苗作り。特                           に苗作りは手間のかかる地味な作業だ。前年に                           採取したヒオウギアヤメやノハナショウブなどの                           種をより分け、用意した四百鉢のポットに黒土を                           入れて種を埋める。キツネに狙われるため、最後                          は網をかぶせる。活動は根気強く続いている。道                          立林業試験場が参加者にアンケ-トしたところ、「目的がはっきりして               いる」「子どもたちに里山の自然を守り、里山の資源を利用する文化を              伝えたい」という答えが多数返ってきた。

川づくりに力

「川の環境が良くならないと豊かな里山は生まれない」里山計画実行                          委員会の高橋慎事務局長(57)は、活動の中でも川づくりが肝心だと                          見ていた。川に微生物や水生昆虫、魚が戻ればそれを求めて鳥も増                          える。ホタルの餌のカワニナが水中に増えると、好物の落ち葉が分解                          され、海に流れてプランクトンの餌になる。里山づくりによって海、川、                          森、土のつながりができる。町と協議して、まずハサンベツ川に設けら                          れていた高さ1、2メ-トルのせき(落差工)を改修し、魚道をつくった。                          札幌で環境コンサルタント会社を経営する妹尾優二さん(56)が関心を                         持ち、設計と技術指導を無報酬で買って出た。皆で本流から小川を引                         き、石を組んでふちや瀬もこしらえた。完成後、ウグイの群れやイバラト                          ミヨ、スジエビが確認された。2005年と06年には道州制モデル事業の                         関連調査費で、流れが直線的で速かった箇所を蛇行させ、両岸を小動                         物や植物が育ちやすいようにこう配の緩やかな土の斜面にした。

成果は着実に

貴重な動物も見つかった。環境省のレッドデ-タブック(RDB)絶滅                           危惧Ⅱ類のニホンザリガニが源流で確認され、繁殖しやすいように                           倒木と玉石を組んで小さなせせらぎをつくった。北海道のRDB留意                           種のエゾサンショウウオも別の場所で卵が見つかり、産卵池を設け                          た。実行委の中井惺会長(69)は「ここの活動の特徴は会と町が役                           割分担をしていること」と話す。町は河川法や都市計画法など法的                            問題の整理と住民間の調整を担当し、活動の主体は委員会が担う。                          本州では農家が燃料用にまきを切り出したり落ち葉を利用して堆肥                           を作るなど里山との長い歴史があるが、北海道では道南の一部を除                           いて歴史が浅く、なじみは薄い。心ない人たちによって、せっかく育て                          たり見つけた希少動植物が狙われる心配もつきまとう。しかし、栗山                           には明確な目標がある。里山の文化を育て、後世に伝えることだ。ハ                          サンベツには今年も野外学習で大勢の子供たちが訪れた。20年の計                          画は折り返しにも達していないが「成果は着実に生まれている」と会                            員は実感している。

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野菜・果実ジュ-ス

2007-11-15 17:00:00 | ダイエット

糖分 甘く見ちゃだめ                                                       道消費者協会がテスト

100_0199 清涼飲料水並みの製品も                                        野菜ジュ-スや果実ジュ-スも飲み過ぎにご用                           心-。健康的な飲料として人気が高まっている野                          菜ジュ-スや果実ジュ-スと表示された製品の                           中に、清涼飲料水に近い割合の糖分が含まれているものがあること              が、道消費者協会の商品テストで分かった。同協会は「健康によいか                          らと言って飲み過ぎると、糖分の取りすぎになる」と呼びかけている」

100_0200 同協会が道内で流通している「野菜ジュ-ス」                           (果汁を混ぜたものも含む)二十四種類と「果実                           ジュ-ス」四十種類について、果糖、ブドウ糖、ショ                         糖の分量を調べた。三種類の糖分の合計が全体                          量に占める割合は、野菜ジュ-スで平均5・7%、                          果実ジュ-スで同10・2%だった。特に果実ジ                            ュ-スの糖分が高く、四十種類のうち清涼飲料                           水に匹敵する10%以上の糖分を含む製品が二十六種類もあった。                   中でもブドウやリンゴ、プル-ンのジュ-スは糖分が多かった。また、                          野菜ジュ-スでも果汁をミックスしたものは糖分が多く、オレンジやグ                          レ-プフル-ツのジュ-スを上回る製品もあった。「にんじんジュ-ス」                          と表示されていても、9%と高いものもあった。逆に、トマト100%の                           ジュ-スは2~4%と糖分が少なかった。同協会は1日に必要な糖分                          の目安について、「個人差はあるが、ご飯や野菜などに含まれている                          糖質を除き、20~30㌘も取れば十分」としており、仮に10%の果実                          ジュ-スを三百cc飲めば、それだけで1日分の糖分となる。同協会は                         「野菜を摂取する代わりに野菜ジュ-スを飲む人が増えているが、糖                          分の取りすぎになってしまう。あくまで補助的に飲んだ方がよい」とよ                          びかけている。

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教育「勉強の価値」 ④

2007-11-15 15:04:00 | 受験・学校

希望を求めて-再生へこう考える

100_0287 -なぜ勉強が大切なのか、ということからうか                            がいます。                                                「勉強の一番のメリットは、頭が良くなることです。                          運動で体が敏しょうになるように、人は勉強とい                            うトレ-ニングで知識がつくだけでなく頭が良くなり、                        自制心がつきます」

ル-ル踏まえる                                                          

-頭が良くなるとは具体的に、どのようなことですか。                                   「文章や人の話を理解する読解力、情報を整理してつなげる文脈力、                          物事の本質を把握し別な場面で応用する上達力などを含んでいます。                         数字で3×xは3xと表記し、x3ではありません。ル-ルに基づき筋道                           を立て目的に向かう力は多くの職業で必要ですし、私たちが他者を                           信頼して社会を構成する前提でもあります。また心をコントロ-ルす                           る自制心は人間関係に大切ですが、『勉強したため粗暴ですぐキレ                           る性格になった』という話はめったにありません」                                            -受験競争の一方で、勉強や無関心な若者も増えている印象です。                          「日本には昔から字を覚え、知識があることを尊ぶ歴史がありました。                          経済のバブル時代の風潮とあいまって過去20年ほどの間に『知らな                           くてもいいじゃん。恥ずかしくないし、気楽だし-』という言葉が聞かれ                          るようになってしまった。勉強が すべての基準とはもちろん言いませ                           んが、昨今の教養無視は前代未聞です。小中学校の教育が鍵をにぎ                          っています」                                                                 -勉強とテストの関係については、いかがですか。                                     「テストは大切です。小中学校で教えることは『私たちの社会には、こ                          の知識が必要』というエッセンスで教師は不退転の覚悟で教えなくて                          はならない。『楽しい授業』だけど、成績はさっぱり上がらないのでは                           意味がない。勉強の到達度を測り『この問題を解く力は大切』とメッ                            セ-ジを子供たちに発信し、同時に授業を検証することがテストの役                           割です」                            

テスト通じ把握                                                          

-学力はテストだけでは測れないという主張もありますが。                               「学力はテストで的確に把握できるというのが、私の考えです。教科                           を理解し知識があるのにテストの点数はすごく悪い、あるいはその                            逆-など、あり得ない。教師がテストを嫌ったり、テストが教育をねじ                           まげたりするなどと言ったら、それは『逃げの姿勢』で、もう教育にな                           りません」                                                             -四十三年ぶりの全国学力テストで北海道は小学6年が全国で下                           から数えて二番目の46位、中学3年が44位でした。                                     「他校とのわずかな差といった<せこい>比較は必要ありませんが、                          学力を伸ばす『本気の努力』は大切です。部活動なら例がある。転勤                          する先々で合唱部を見事にうまくしてコンク-ルで入賞させる先生が                           いますね。子供の歌の才能はどこも同じレベルで、合唱の練習環境                           に都会も地方もありません。同じように、熟や予備校もなく、学力に対                          する保護者の関心が概して低い地域の小中学校でも、先生たちが『う                          ちは国語の読解力で全国トップクラスを目指す』『算数の成績を全校で                         上げよう』と結束すれば、効果は上がります」                                         「郷土意識は勉強にも有効で、親御さんたちはぜひ学校に足を運び                           『君たちはこのマチの誇りだ』と、北海道日本ハムファイタ-ズを応援                          する札幌ド-ムのあの空気を教室に送ってほしい。中には、教室が荒                          れてしまって授業にならない学校もあるでしょう。そんな場合もやはり                         『やってみたらできた』という喜びを子供に実感させる教育本来の魅力                          で引っ張るしかありません。まず、最初に戻って一歩を踏み出すこと                           です」

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