あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

何度でも

2008-12-21 23:17:35 | 前に進む
昨日、不忍池を後にし寛永寺へと向かった。そう、天璋院篤姫が夫の家定とともに眠る場所である。一般公開はされておらず、お二人はゆっくりとそこで眠っている。


2年前、次の次の大河ドラマの主役に宮崎あおいさんが抜擢されたニュースを聞きい、うれしく思うと同時に、タイトルとなった「篤姫」とは誰だろうかと疑問が起こった。それが今では、日本中の4分の1以上の人が、彼女のことを知っている。
日本史の中に埋もれてしまったその稀有な人財にスポットを当て、そして輝きを持たせたのは、このドラマに携わった皆さんの努力の賜物である。

でも、僕らはこのドラマを単に時代劇として観ていただろうか。
映像は時代劇であるが、夫婦とは、家族とはなど、設定やそこで語られるセリフは、極めて普遍的なものであった。だから、多くの人がこのドラマに共感し、観続けたのだと思う。
そして、「一方聞いて沙汰するな」という母の教えを守り、調所広郷や井伊直弼と対峙するシーンがある。出演者の皆さんだけでなく多くの人たちが名場面と言うが、僕もこれらのシーンが印象深い。ただ、これを実践するのは、僕の一番苦手なことなのだが…

雑誌『AERA』の先週号を買った。目的は、脚本家の田渕久美子さんに関する記事が掲載されていたからだ。先日読んだ新聞のインタビュー記事でで、再婚されたお連れ合いを亡くされたという話を知ったのだが、雑誌の記事では、亡くなられたお連れ合いと、そして彼女自身の思いがより詳細に綴られていた。それは、家定と篤姫との夫婦生活と同じように短いものであった。だが、篤姫がその生涯を徳川家の人間として生きたことに示されるように、人と人との関係は、長さだけではなく、深さにもよる。当たり前のことだが、そんなことも改めて実感させてくれたのは、彼女の思いによるものだろうか… 感謝の気持ちを込め、何度でも「ありがとう」と言いたい。


改めて空を見上げた。漂う雲の合間から光が射してきた。
不安はたくさんあるけれど、それを恐れずに進んでいくことが、新たな世界を拓いていく。その足を、一歩づつ前へ。

そうそう、今週末には総集編の放送が予定されている。改めてじっくり見てみよう。
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シャンパンを一杯

2008-12-21 22:04:16 | 見上げる
歩き足りないという訳ではなかったが、今年のイルミネーションを見ておきたいと思い立ち、原宿駅から表参道を抜け、六本木へと向かった。

この時期のこの場所を一人で歩くのは非常に寂しいと思いつつ、それぞれの幸せを温かく感じながら歩いていた。中には、物陰で涙を流す女性もいたが、その涙が一時のものであることを祈った。

ミッドタウンに着くと、イルミネーションの周りはたくさんの人であふれていた。カップルもいれば家族連れも、そしてカメラを抱えたお年寄りも、憂いが溢れる世の中をしばし忘れ、笑顔を湛えていた。

さまざまなスタイルのイルミネーションが並ぶ中、最も印象的なのがシャンパン型の白い光を放つものだった。時折グラスからあふれる雫のように光の筋が下へと流れていくところも美しい。何でもこれは、パリのシャンゼリゼ大通りのイルミネーションを再現したものだそうだ。

今年のクリスマスも一人でいることは避けられない。いや、避けようとは思わない。ただ、来年は閉じていないようにしよう。そんな気持ちを持ちながら、明日も空を見上げ、心の中でシャンパングラスを呷ろう。
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歩く効用

2008-12-21 12:48:15 | つれづれ
2時間弱、約10kmを歩くと、やはり体に負担がかかる。それでも、歩いていると意識的に、また無意識にいろんなことを考えていて、そのうちの全てとはいかないまでも、一部には解が導き出されたりする。まあ、それに因果関係があるかどうかを証明する術はない。気の持ちようだからそれでいい。

さて、夕方にはまた出かけてみようか…
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