あしたはきっといい日

楽しかったこと、気になったことをつれづれに書いていきます。

ほたるのひかり

2009-07-27 07:42:18 | つれづれ
小学校から大学まで、猛勉強したという記憶はない。好きな科目は熱中して、それ以外はそれなりにしていた。家ではテレビばかり見ていたし、だいたい夕方遅くまで遊びに行ったきり、帰ってくるのは遅かった。「蛍雪時代」なんて、僕には縁遠いものだ。

そんな将来をわかっていたからか、小学校入学時には机を買ってもらわずに、昔からあったものでいい、いや、それがいいと言って使っていた。兄と妹はいわゆる「学習机」を買ってもらった。ただ、それなりにそこで勉強していたかはわからない。まあ、2人とも家庭を持っているから、幸せはつかめたのだろう…と、それは机のおかげではない。

建て替え時の仮住まいまでその机を使っていた。社会人になってからはパソコン机となっていたが、この机が生まれた頃にはパソコンなんてなく、それらが同居する偶然が何だか可笑しかった。

2つの学習机は、すでに粗大ゴミとなったり親戚に譲ったりして、結局最後まで残ったのがこの机だった。そう考えると、僕だけ売れ残っているのと何か係わりがあるのかもしれないが、この暑さでそこを突き詰める余力がない。

だからという訳ではないが、この机を処分することにした。名残惜しいが、それを言ったら家がもので溢れてしまう。

僕の前に使っていただろう人たちの分も合わせて、長い間ありがとうございました。そして、お疲れさまでした。
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