いつもの体内目覚ましが働いてしまい、早くに目覚めた。二度寝を期待したものの、そこは都合よくいかず目が冴えていく一方だった。仕方なく外に出てしばらく歩くと、緑色の葉が鈍く輝いていた。
恐竜の足跡のような葉っぱを見つけた。かわいらしいその姿を凝視していると、ところどころに虫食い穴があった。虫にとってはおいしい食事でもある。
誰かにとっての何かは、別の誰かにとっての別の何かだという当たり前のことを思いながら、もう一度その葉を眺めた。
恐竜の足跡のような葉っぱを見つけた。かわいらしいその姿を凝視していると、ところどころに虫食い穴があった。虫にとってはおいしい食事でもある。
誰かにとっての何かは、別の誰かにとっての別の何かだという当たり前のことを思いながら、もう一度その葉を眺めた。