書店に行くと、特定の作家さんの新作を探してしまう。瀬尾まいこさんは教師として忙しい合間を縫って執筆しているだろうから、余計に新作が待ち遠しい。あとは、吉田修一さんと角田光代さんだな。吉田さんはあの『悪人』が映画化されるのに際し、脚本を手掛けるという。あの心をざわつかせる世界がどのように映像化されるのか楽しみだ。観に行くとしたら、誰かと一緒に行きたい。
夏休み用に買った、角田光代さんの『ひそやかな花園』を今朝読み終えた。初めはどんな話なのか掴めず、ページをめくる手も動きが鈍かったが、途中からスピードが速まった。登場人物の多さに頭が混乱しながら、それでも彼らの行きつ戻りつする気持ちをリアルに感じていた。
その途中、僕はひとりの女性に自分を投影していた。いつも自分だけ不幸だと思い、それを他人のせいにする。そんな、自分のいやなところを凝縮したような彼女に嫌悪感すら抱いたが、その先には僕自身がいるとおもうと、複雑だった。
でも、ラストには光が見えた。その光は、心の暗闇にもがく今の僕が求めている光だった。だから、その光に誘われて前へと歩いていこう。
夏休み用に買った、角田光代さんの『ひそやかな花園』を今朝読み終えた。初めはどんな話なのか掴めず、ページをめくる手も動きが鈍かったが、途中からスピードが速まった。登場人物の多さに頭が混乱しながら、それでも彼らの行きつ戻りつする気持ちをリアルに感じていた。
その途中、僕はひとりの女性に自分を投影していた。いつも自分だけ不幸だと思い、それを他人のせいにする。そんな、自分のいやなところを凝縮したような彼女に嫌悪感すら抱いたが、その先には僕自身がいるとおもうと、複雑だった。
でも、ラストには光が見えた。その光は、心の暗闇にもがく今の僕が求めている光だった。だから、その光に誘われて前へと歩いていこう。