あしたはきっといい日

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平清盛

2012-01-08 22:53:14 | ドラマにハマる
大河ドラマ『平清盛』を観終えた。そして、満腹感に浸っている。

『ちりとてちん』の藤本有紀さんが脚本を書き、『セクシーボイスアンドロボ』の松山ケンイチさんが主演するという情報が伝わった時点で、この日…ドラマが始まる日に期待していた。そして、ようやくこの日を迎えた。

歴史に疎いため、史実と合っているのかはわからないし、そもそも、ドラマはエンタテインメントであり、次代の大きな流れと違わない限り問題ないと思う。なので、そういう点に全く気を留めることなく最後まで見続けた。で、松山ケンイチさんはまだ登場していないものの、この日までの期待は裏切られることがなかった。いや、期待を大きく超える満足をもらった。

特に、前半の話の中心である、中井貴一さん演じる平忠盛と吹石一恵さん演じる舞子とのエピソードは、互いの不器用さと優しさが伝わってきた。そして、舞子とその子を守ろうとする忠盛の愛と、その忠盛を苦しめたくない、そしてわが子を守りたいとの気持ちから白河法皇に歩み寄った舞子の愛とその結果に涙を抑えることはできなかった。吹石一恵さん、『高校生レストラン』でも感じたが、大人びた表情に年齢が追いついたようで、一際きれいになった気がする。今後は回想シーンなどで登場するだけなのだろうが、印象深いいい役を演じられたと思う。中井貴一さんも、その真面目さもピッタリだが、強さや繊細な優しさがピッタリだった。舞子を守ろうと白河法皇に対し意見する姿が強く印象に残った。ここまでで描かれた「武士の世の切なさ」にぐぐっときた。

そのほかの役者さんも良かったな。白河法皇を演じる伊東四朗さんはドラマだとわかっていても妖しく不気味だった。そして「金麦姫」檀れいさんの妖しさも… 鳥羽天皇を演じた三上博史さん、野島伸司さん脚本の『リップスティック』を思い出してしまった。
松田聖子さん(!)、小日向文世さん、そして、まえだまえだ(!!) あの兄弟げんかのようなシーンは思わず笑ってしまった。

そんなこんなで、藤本さんの描く人物たちが織り上げる物語の展開が楽しみだと思う第一回だった。そして、松山ケンイチさん、お父さんになられたそうで、おめでとうございます。

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