あしたはきっといい日

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「キラキラ」のつくり方

2011-01-08 12:29:33 | ドラマにハマる

年を跨いでもまだ『Q10』に心を掴まれている。「記憶に残らない物質」の効果は、1か月ではまだまだ出ないのだろう。



昨夜、帰り道に書店に寄ったのはこの雑誌『Otome continue』のVol.4を買うためだった。木皿泉さんがどのようにこの作品を生み出したのかと、その木皿さんにずっと寄り添ってこられた河野プロデューサーのお話も伺えるというので、発売日の昨日、今年初めてLibroに寄った。



だが、この雑誌がどんなものなのかもわからなかったので、芸能雑誌のコーナーを探したものの、全く見つからなかった。そこで、検索端末から調べてみると、コミックコーナーにあるという。それでも最新刊は見つからず、別の場所にあったものを店員さんに持ってきてもらった。待っている間、久しぶりにコミックの単行本を眺めていた。ちょいエロを感じる表紙の『江口寿史のお蔵出し 夜用スーパー』も気になったが、結局美術関係のフロアに移動し、「まちづくり」関係の本と共に会計を済ませた。



で、家に帰り、眠る前に少し読もうと思ったら、『Q10』に関する記事だけ読み終えたところで眠ってしまった。



木皿泉さんについては、先日『AERA』でその人となりを垣間見たが、漫画家の羽海野チカさん(『ハチミツとクローバー』、『3月のライオン』といった作品を書かれているとのこと)との対談により、作品を生み出すまで間の苦悩やそれを支える人たちとの関係がより深く見えた。同じ作家同士の対談だというのが大きい。かっぱさんが鬱になってしまうくらい、心に負担を強いることだが、それでも書くことを止められないというのは、それ以上の何か…例えば、木皿作品が放つ「キラキラ」などがあるのだろう。僕も悩みから逃げてばかりではいけない…かナ。



そして、プロデューサーとして『Q10』を生み出すために木皿さんを支えた河野英裕さんのインタビュー。「昔の『NHK少年ドラマシリーズ』+学芸会にしたい」という言葉に、昔の…を良く知らない僕でも納得した。言葉の裏に隠れた苦悩も含め、作品に対する妥協を最小限にとどめようと努力する姿が浮かび上がってくる。たくさんのスタッフ、役者さんのスケジュールなどを調整しながら、壮大な木皿ワールドを映像作品へと作り込んでいく。そこでの苦労はアルコールだけでは癒されないだろう。『Q10』だけでなく、『すいか』、『野ブタ。をプロデュース』、『セクシーボイスアンドロボ』という一連の木皿作品は、木皿さんと河野さんによる作品だったのだと、改めて思う。



さて、今朝Twitterをチェックしていたら、森本千絵さんのつぶやきで、是枝裕和さんが森本さんらと共にAKB48のPVを作っていることを知った。いろいろなつながりがこの世の中をキラキラとさせていく。僕も、5等星くらいにしかなれないかもしれないが、輝いていたい。


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