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御徒町を過ぎたところにある和菓子屋さんに向かった。
僕にとっては、そして多分、多くの人にとっても、和菓子屋さんというよりも「どら焼き屋さん」といったほうが通りそうなその店に来たのは、もう何年ぶりだろうか。
子供の頃は、祖母や母と共によく…っていうほどではないが、そんな記憶を持つくらい来ていた。その頃はまだ、木造の小さな店で、白髪頭ののっぽなおじさんが注文を聞いては奥に入って品物を運んできていた。注文を待つ人の多さは昔と変わらないが、あの頃より早く品物を受け取ることができたのは、店員さんが増えたからなのか。待たないのは嬉しいのだが、少し寂しかった。
そんな記憶を受け継いでいく相手が欲しい。
僕にとっては、そして多分、多くの人にとっても、和菓子屋さんというよりも「どら焼き屋さん」といったほうが通りそうなその店に来たのは、もう何年ぶりだろうか。
子供の頃は、祖母や母と共によく…っていうほどではないが、そんな記憶を持つくらい来ていた。その頃はまだ、木造の小さな店で、白髪頭ののっぽなおじさんが注文を聞いては奥に入って品物を運んできていた。注文を待つ人の多さは昔と変わらないが、あの頃より早く品物を受け取ることができたのは、店員さんが増えたからなのか。待たないのは嬉しいのだが、少し寂しかった。
そんな記憶を受け継いでいく相手が欲しい。