2024年4月25日(木)、下関市の西方に浮かぶ蓋井島(ふたおいじま)の金比羅山・乞月山に登った。金比羅山(こんぴらさん、148m)は、しま山100選のひとつである。
吉見港9時40分発の定期船に乗る。3つの島が並んでいるように見える賀茂島の後ろに見えるのが蓋井島。
定期船で35分、蓋井島渡船場(蓋井島漁港)に着いた。港では、ひじきの天日干しがされていた。
蓋井小学校・中学校、ダチョウに似た飛べない鳥「エミュー」牧場の傍らを通り、鳥のさえずりを聞きながら「やまどりの散歩道」を歩いて、登った。
金比羅山(148m)
山頂には金比羅さんが祀られている。
港と、これから向かう乞月山を眺める。右突端の山。
背伸びをすると、木々の隙間から灯台が見えた。
下山途中に、明治45年初点灯、昭和26年に日本で初めて風力発電装置が取り入れられたという灯台に寄った。
乞月山(こいづきやま、149m)
山頂と登山路に、昭和10年代に造られた砲台などの遺構があった。
山頂は、遺構があるだけで展望がきかない。
定期船の15時50分出発まで、港周辺にある集落の中や海岸を行ったり来たりした。赤瓦の家が多い。島民は84名。小学生4名・中学生1名。今日は、内科検診で本土に行っており、5時の船で帰島するらしい。海岸のいろんな色をした丸い石が面白い。
港から、登った金比羅山と乞月山を眺める。歩き回った蓋井島の5時間半だった。
賀茂島は、1つの島だった。その向こうに見える蓋井島ともお別れだ。