平成30年9月22日(土)陶ケ岳・火ノ山・亀山縦走、9月23日(日)亀尾山・勘十郎岳周回、9月26日(水)城山登山で目についたのが、木のこ。例年に比べ多いのか、それとも今までもあったが、特に気に留めなかったのか。「きのこは、菌類に属する。菌類はカビと呼ばれるものが多いが、きのこもカビの仲間である。生物界はこれまで植物と動物とから成り立っているとされてきたが、近年、菌類の生態系における分解者〔(注)植物=生産者、動物=消費者〕としての位置、人間社会とのかかわり特に発酵食品や医薬品としての重要性から、生物界は植物・動物・菌類の三者からなると考えられている」。きのこの働きによって、枯れ木や落ち葉などの有機物の大部分は分解され、山が倒木や落ち葉で一杯にならず、それらが二酸化炭素となって大気中に戻っていく。きのこは自然界の陰の主役だそうだ。
陶ケ岳・火ノ山・亀山
亀尾山・勘十郎岳
城山
地球上にきのこは数万種あり、日本では名前がついているきのこが約3,000種あるそうだ。同定(名前を決めること)は難しい。ドクツルタケだろうか。
変色したもの、干からびたもの、朽ちたもの、倒れたもの等々、あちこちに沢山あった。
平成30年9月26日(水)、JR大野浦駅前にそびえる経小屋山(596.6m)の手前に低く横たわっている城山(じょうやま、265.6m)に登る。「妹背(いもせ)の滝」の男滝、雌滝を眺めた後、豪雨で崩れたり、陥没したり、岩が剥き出しになった登山道を登る。
経小屋山への分岐で、城山だけでは物足りないとの意見もあったが、当初計画通り、城山に登る。駅から見た時の予想と違って、アップダウンがあり、思った以上に距離もあってなかなか山頂に着かない。
結局、大竹の工場地帯、大野浦の街並み、対岸の宮島、かき筏を眺めながら、登頂前に昼食を取ることになった。島影に朱色の大鳥居もちょぴり眺めることが出来た。
十分物足り、山を甘く見てはいけないと反省しきりの山歩きだった。
平成30年9月23日(日)、千坊川砂防公園を起点に、火ノ山連山の東にある亀尾山(324.8m)・勘十郎岳(246m)を時計の反対周りに周回した。10時に着いた20~30台停められる公園の駐車場はほぼ満杯で、小倉ナンバーの貸切バスまでいて、人気の登山コースということが分かった。いろいろな登山ルートがあるが、行者山を通って、亀尾山に向かう。行者山のテラスには不動明王などの石像が置かれていた。
縦走路に設けられた展望所からは、防府市の佐波川河口や大海湾がよく見えた。縦走路の左手に、これから周回する勘十郎岳と、その向こうに火ノ山連山が見えた。
亀尾山(324.8m)
箱の椅子が置いてあり、休むのにもってこいだった。眼下に、佐波川河口と大海湾を眺めることが出来た。
勘十郎岳近くの縦走路から左後方に亀尾山を振り返った。
勘十郎岳(246m)
もう少しで山頂だ。右手に昨日縦走した火ノ山連山が一望できた。
山頂には大岩があり、回しをした珍岩が見えた。
珍岩の傍を通る下山路には、岩に名前が付けられていたが、首を傾げたり、納得したりした。
沢山の登山グルーㇷ゚に出会ったが、それだけ人気の登山コースだ。木花が咲く春にまた登りたいと思った。