2023年9月23日(土)、4年振りに開催された三次市の花火まつりの撮影に出かけた。打ち上げ場所が、旧来の巴橋下流から北東約800m上流(馬洗川と西城川の合流点)に変更になった。これまで撮影を行っていた水道橋のすぐ近くである。
19時30分打ち上げ約4時間前に会場に着いて、撮影ポイントを探した。赤色のアーチ橋「巴橋(ともえばし)」と水面に映った花火が撮影できる場所を探した。
水量が少ないうえ、川沿いに草が繁茂。残念ながらそのようなポイントは見つからなかった。
広島市内で思ってた以上に川沿いは風が強く、肌寒い花火祭りだった。樽募金がなかった分、スポンサー企業の紹介アナウンスが長かったが、それも仕方がないと思った。
2023年9月6日(水)、防府市の南東約15㎞の沖合にある野島に行った。北の大津島「魚雷見張所跡」から見た野島。
三田尻港から、12時30分発の定期船「レインボーあかね」に乗った。乗船客は、宅配便の兄ちゃんと二人だった。
事前に野島のことを調べたら、防府市出身の直木賞作家伊集院静さんの小説「機関車先生」の舞台になった島だと紹介されていた。30分後、野島に着くやいなや、図書館で借りて読んだ小説の場面を思い浮かべながら、島内を散策した。
周防野島灯台(白灯台)
草が生い茂り、あまり手入れがされていない小道を、迷いながら登って、やっと着いた。小説に書かれていた「右手に九州、国東半島の突端が青く霞んで、左手に四国、佐多岬が水平線に浮かんでいる」を期待して登ったが、木々に覆われ、海が見えなかった。
野島小中学校
中学校は廃校になり、小中学校になっていた。本土から児童、生徒の渡船通学を受け入れている。門を入ったところに、「機関車先生」の記念碑が建てられていた。「ばあちゃん、もう春は来とるんかな」。小説の1ページ1行目の文章だった。
大笑い観音
「いつまでも笑いを忘れず楽しく暮らしたい」との願いを込めて、平成8年8月8日(ハ・ハ・ハの日)に建立された。
津久美浜
丸く、黒っぽい小石がびっしりあった。
見たことがない草花が咲いている。何という花だろう。よく見ると木の枝に咲いていた。木花だった。帰って調べると海浜に生える、北のハマナスと対比される南の「ハマゴウ」だった。
矢立神社の隣に、診療所があった。ここが機関車先生の下宿先「阿部医院」だろうか?
人家が集中している野島港を眺めた。
平島・沖島
赤灯台の波止場から、右から津久美浜・平島・沖島、その向こうに大津島が見えた。
16時30分発の帰りの定期船には、渡船通学の小中学生と先生、郵便局員らしき人、宅配便の兄ちゃんほか20名弱が乗った。デッキに出してもらえなかったので、島全体の写真が撮れなかったのが残念だった。