@ kill time

見た!聞いた!読んだ!行った!食べた!
スポーツ観戦、映画鑑賞、旅行紀、読書、食べ歩き等の身近な話題を紹介します。

東 直己/熾火

2008年12月20日 | ○○な話


東 直己 著 熾火を読みました。



私立探偵・畝原は、足許に突然縋りついてきた少女に驚きを隠せなかった。

彼女は血塗れで、体中が傷ついていたのだ―。

言葉も発することなく意識を失った少女。

だが、収容先の病院で、少女を狙ったと思われる人物たちに、畝原の友人・姉川が連れ去られてしまう。

何かを隠すような警察の捜査少女の疵跡は、何を意味するのか。

姉川を救うため、畝原は恐るべき犯人と対峙する。


探偵・畝原シリーズ

これでもかと言うくらいに人間の汚い部分、組織の汚濁にまみれた部分を洗い出す。

幼児虐待スナッフ・サイトなど人間の暗闇が日常を浸食することを。

そして市民の盾となるべきの警察の腐敗や不作為を。

重いテーマとあまり愉快でない描写が続く作品ですが、読み応えは充分です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする