―警察庁国際テロリズム対策課 」を読みました。


2001年9月11日、同時多発テロ発生、翌日もたらされた日本国内でのテロ情報に衝撃を受けた警察庁幹部は、かつて欧州で活躍した“伝説のテロハンター”名村を静岡県警から呼び戻そうとする。
そして彼が運営していたスパイ“V”を目覚めさせようと試みる。
10年以上のブランクを経て警察庁に復帰した名村はかつてのネットワークを駆使し懸命に情報収集に当たっていく。
だが捜査をかいくぐるように発生してしまう細菌テロ。
次々と倒れていく人々。
次の大規模テロを防ぐことはできるのか?
「国際テロと戦う孤高の男を描く」との宣伝文句にある通り、ハードボイルド風警察小説。
上巻はどちらかというと、警察のテロ対策部門の海外での収集活動を、担当官(ケース・オフィサー)と情報提供者との関係を描いています。
下巻では日本で発生したバイオテロが描かれます。
このバイオテロの様子が恐ろしい・・・。
日本の細菌感染への危機管理とテロ対策はどうなっているのか。
この小説のように実際に日本が国際テロ組織に狙われたらと思うとゾッとする一冊です。