伝説的ボクシング漫画「あしたのジョー」がアイドルグループ「NEWS」の山Pこと山下智久が主人公の「矢吹丈」を演じ、実写映画化されるそうです。
「矢吹丈」と云えばまさにHさん世代の「巨人の星」の「星飛馬」と並ぶ二大ヒーロー!
実は「あしたのジョー」は1970年に一度映画化されています。
その時の「矢吹丈」は当時、人気青春スターの石橋正次。
「夜明けの停車場」なんて云う曲も歌ってヒットしました。
そして、「丹下段平」役は辰巳柳太郎、「力石徹」役は細川俊之でした。
これが当時のポスター!
今見ると、苦笑せざるを得ない・・・。
一方、山Pと云えば連続TVドラマでその後映画にもなった「クロサギ」や、現在放映中のTVドラマ「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~」でもそれなりに演技はしていますが・・・.
生まれて間もなくからずっと施設で育だち、孤独な不良少年の「矢吹丈」
粗野でケンカっ早い性格だが、時折お調子者の一面ものぞかせる「矢吹丈」
女心や細やかな人付き合いは苦手だが、本質的には義理堅く弱者に優しい人柄の「矢吹丈」。
一方、心の中に野獣のような荒々しい、恐ろしい一面が住んでいる「矢吹丈」
そんな複雑な内面を持つ「矢吹丈」を果たして山Pが演じきれるのか?
ちなみに丈の才能を見いだすトレーナーの「丹下段平」役は今年の日本アカデミー賞助演男優賞を受賞した香川照之が務めるのだとか。
丹下段平と云えばハゲで出っ歯のおっさん。
芸達者な香川の事ですから、それなりに演じきるとは思いますが、かなりの特殊メイクが必要でしょう。
そして、ジョーの宿命のライバル「力石徹」役はまだ未定との事。
この役も難しいですね。
漫画の「力石徹」が死んだ時には実際に講談社講堂で、『力石徹告別式』が開かれたくらい熱狂的ファンがいました。
そんな事を考えると、今度映画化される「あしたのジョー」を見るおじさん世代の目はかなり厳しいと思いますよ・・・。
まあ、映画化する側のターゲットはそんなおじさん世代じゃないでしょうけどね!