ほぼ是好日。

日々是好日、とまではいかないけれど、
今日もぼちぼちいきまひょか。
何かいいことあるかなあ。

鬼さん こちら

2006-02-04 | 日々のこと。
きのうは節分。
我が家も子どものリクエストに応えて、サラダ巻ととんかつ巻をつくりました。
義母からも巻き寿司をもらい、みんなもうお腹いっぱい!
で、すっかり豆まきするのを忘れてました
だから我が家には、まだ鬼や物の怪の類がほっと胸をなでおろし、そのあたりにひそんでいるかもしれません。
最中でもほおばりながら・・・。

私の住んでいるところから車で1時間半ほど行くと大江山があります。
そう、酒呑童子で有名な大江山です。
数年前の夏休み、家族で大江山のコテージに泊まりました。
ここにはキャンプ場があり、川遊びができるので家族連れがけっこう泊まりがけで遊びに来るようです。
また、酒呑童子にまつわる名所・旧跡がたくさんあり、鬼の交流博物館というのができていました。
せっかく大江山へ行くのだから、次女の夏休みの自由研究のテーマを「鬼」にしたらどうかなあ、とひそかに思っていた私は(毎年悩むのですよ、親が・・・)その鬼の交流博物館へ家族を誘って行くことにしました。

まず目につくのは大きな鬼瓦。
建物はまるで大魔神の頭部のような形。
とにかくユニークな博物館でした。
中に入ると日本の鬼、外国の鬼、鬼にまつわるエトセトラ。
自由研究をする次女より、私の方がすっかり鬼に興味を持ってしまったのでした。

そもそも鬼って何なんでしょう。
悪いヤツ、こわいもの、そういうイメージですよね。
でも、本来鬼というのは日本において、土地に住む神であったはずなんです。
善悪を超えたものであり、人間の手に負えない自然現象を起こす荒ぶる神。
だから人々は鬼を祀ったりしてたわけです。
ところが、陰陽道や仏教の影響で鬼は、恐ろしいもの、忌むべきものになってしまいました。
あるいは異民族とか反体制集団を鬼として疎んじてきたのです。
(大江山の鬼は紅毛人説とか鉱山労働者説とかあるようです)

まあ、いろいろ調べるうちにそういうことがわかってきて、私としては鬼に同情するまでに(?)なってしまいました。
鬼を弁護するようなお話も二つ三つ書いたりしました。
どれもボツになりましたが。
(子どもはおもしろいと言ってくれたんですけどねえ)

こんな我が家だから「鬼は~外」ってできなくても、まっいいかって思っているんですけど。
それでも誰もいない部屋で物音がすると、びくっとしてしまいます










コメント
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