事務所の北側の、陽のささないわずかな空き地に、おとーさんが花を育てています。
玄関のある南側には私が植木鉢やプランターを並べているので、ここはおとーさんの趣味の花壇(のつもり)。
そこに植えてあるのは、多すぎて残ってしまったフリージアの球根であったり、どこかでひっそり咲いていたスイセンの苗であったり、毎年タネをおとしてひょろひょろ咲いているコスモスであったり。
普段は建物に遮られて陽が当たらず、夏になると容赦なく西日が射す、というけっして恵まれた環境ではありませんが、おとーさんがこまめに(?)世話をしているせいか、健気にも花は咲いてくれます。
先月、水仙が咲き始めました。
が、ある日、心ない人に引きちぎられていました。
小学生の通学路にもなっているので、こどもがいたずらしたのかもしれません。
それでも、わずかに残った水仙を花瓶に生けると、ふわ~っと春の香りがして、眉間にしわをよせて過した日々に、季節を感じ心和ませてくれました。
私は香りのする花が好き。
季節を、香りで感じさせてくれるから。
特に水仙は、まだ寒さが続く日々に、もうすぐ春だよ~という予感を感じさせてくれるので大好きです。
スイセンといっしょに生けてあるのはネコヤナギ。
光る花は ネコヤナギ 春の陽を待ちながら~って、ともやさんの歌がありましたよね。
このネコヤナギも、河川敷で伐採されていたものだとか・・・。
でもこうやって銀色にかがやいて、我が家に春の訪れ告げてくれます。
もうすぐ沈丁花の花も咲きそうです。
春の香り、待ち遠しいなあ。