今さらですが、きのう、ようやく「かもめ食堂」のDVDを観ました。
ずーっと観たいと気になっていた映画です。
ひとことで感想を言うなら、
観ててなんて心地よい映画なのだろう、ということでしょうか。
タイトルになっているかもめ食堂も、
登場人物も、
音楽も、
画面も、
ごちゃごちゃしたものがなくて、とてもシンプル。
だから、すーっと心に入ってきます。
日本ではいろいろあったのであろう女性3人の、
(そのことは詳しく語られません)
かもめ食堂を手伝う日常だけがゆったり描かれます。
使い心地のよさそうなキッチン
磨きこまれたお鍋やグラス
色鮮やかなプリント柄の衣服
シンプルでセンスのいい家具や食器
美味しそうな香りが漂ってきそうなコーヒーとシナモンロール
そして、そこに集まってきた人たち
そのどれもが魅力的です。
主人公のきりりとした生き方、暮らし方も素敵。
たまたま出会った女性たちが、
最後まで敬語でしゃべっていたのも好感を持ちました。
べたべたせず、それぞれきちんと「ひとり」である彼女たち。
日本でのしがらみから開放されて、
とても自由で潔く、爽やかな印象を受けました。
シンプルで、きりりとして、ゆったりとして。
そんな「かもめ食堂」的暮らし方に憧れます。
これを機会に、この、ごちゃごちゃで、だる~んとして、
あくせくした生活をなんとかしなければ!
まずはキッチンを居心地よくするために、今から掃除をはじめましょう。
え~と、換気扇の掃除して、ガス台の汚れも落として、
棚の中のいらないもの整理して・・・。
カーテンも替えたいし、新しいコーヒーカップも欲しいな。
えっ、もうこんな時間!?
・・・なんだか掃除だけで休日が終わってしまいそう・・・