ショートステイの後、訪問看護に来ていただくことにしました。
これも以前、義父母が気に入らないと断ったことがあります。
しかし、今回は前に比べて症状も重く、よく熱も出るので
看護士さんに入ってもらったほうが安心だから、と説得しました。
実際来ていただいて、本当にありがたいと思ったのがこの訪問看護です。
はじめは体温や血圧を計ってもらい、
体調管理や介護の相談にのってもらえたら、ぐらいのつもりでした。
しかし、なかなかお風呂に入れない義父には、
身体を拭いたり、髭剃りをしたりしてくださいました。
また、お風呂に入れないかわりに、
血行が悪くむくんで紫色になった足をお湯につけ、
ていねいにもみほぐしてくださいます。
そしててきぱきと着替えをすませ、これでだいたい1時間。
時間があれば、お薬の飲み忘れがないかなどの
チェックもしていただきました。
訪問看護の方が来られるとき、なるだけ私もいるようにしました。
お湯の用意など、義母の手伝いということもありますが、
身体の動かし方、介助のしかたなど、見ていてとても勉強になるからです。
介護を経験して初めてわかったことですが、
どんなに体格が小柄でも、いざ動かそうとすると、とても力がいります。
病院で看護婦さんがひょい、と車椅子に乗せたりされるとびっくり。
コツがあるんですね。
義父を移動させる役目が多かった私は、あちこちで技を盗み見してました(笑)
入院しているころから、入れ歯の調子がわるくて
食べ物が食べにくいと言っていた義父ですが、
だんだん嚥下能力が落ち、食欲もなくなってきました。
そうなると、出るものが出なくなります。
義母は病院で浣腸薬を処方してもらっていましたが、
訪問看護のかたはその処理もしてくださいました。
そして、自力でどうにもならないときは、指で掻き出してくださるのです。
私は、苦痛で顔を歪める義父に声をかけながら、
動かないように身体を押さえつける役目です。
正直言って、見ているだけでもつらいことですが、
看護士さんは汗をかきながら一生懸命してくださいます。
仕事とはいえ、これには本当に頭が下がりました。
訪問看護に来ていただくようになって、まだ一ヶ月も経たないうちに、
食欲のなくなった義父は体力も衰えてきました。
はじめのうちは、ベッドに坐って身体を拭いてもらっていたのに、
翌週には、布団にもたれないと起きていられなくなり、
その次の週には、布団にもたれ、私が手で支えていないと
身体がずり落ちるようになってしまいました。
そして、しょっちゅう痰がからみ、ひどく苦しむようになったのです。
ある夜義母から、しんどいって言うけど、どうしようと
電話がかかってきました。
急いで駆けつけましたが、私もどうしていいかわかりません。
訪問看護の方が、夜でも電話で相談にのるとおっしゃっていたので、
すぐに連絡を取りました。
症状を伝えると、痰の吸引機を持ってきて、
咽喉の奥にからまっている痰を取り除いてくださいました。
そして、その吸入器を貸してくださり、使い方も教えていただきました。
また、看護士さんがされるのをまねて、
濡らしたガーゼを指にまきつけてとったりもしました。
「苦しい、苦しい」と言ってるのを聞くのは本当につらいものです。
しかし、吸引機のおかげで、しんどうそうなときは
主人と私で何とかできるようになりました。
訪問看護の事務所では、夜でも当番の方が待機されているようです。
そして、何かあったときすぐ対応してもらえます。
そのことが、とても大きな安心感につながりました。
在宅介護をするとき、訪問看護は本人だけでなく、
世話する家族にとっても必要だと思います。
もちろん、健康面で安心だということもあります。
しかし、それだけではありません。
お年寄りの接し方、介護の仕方を間近を見て、
こんなに一生懸命看てくださっているんだ、と
看護士の方々の熱意がこちらに伝わってくるのです。
素人の私たちには、本当に頼りになる心強い存在でした。
これも以前、義父母が気に入らないと断ったことがあります。
しかし、今回は前に比べて症状も重く、よく熱も出るので
看護士さんに入ってもらったほうが安心だから、と説得しました。
実際来ていただいて、本当にありがたいと思ったのがこの訪問看護です。
はじめは体温や血圧を計ってもらい、
体調管理や介護の相談にのってもらえたら、ぐらいのつもりでした。
しかし、なかなかお風呂に入れない義父には、
身体を拭いたり、髭剃りをしたりしてくださいました。
また、お風呂に入れないかわりに、
血行が悪くむくんで紫色になった足をお湯につけ、
ていねいにもみほぐしてくださいます。
そしててきぱきと着替えをすませ、これでだいたい1時間。
時間があれば、お薬の飲み忘れがないかなどの
チェックもしていただきました。
訪問看護の方が来られるとき、なるだけ私もいるようにしました。
お湯の用意など、義母の手伝いということもありますが、
身体の動かし方、介助のしかたなど、見ていてとても勉強になるからです。
介護を経験して初めてわかったことですが、
どんなに体格が小柄でも、いざ動かそうとすると、とても力がいります。
病院で看護婦さんがひょい、と車椅子に乗せたりされるとびっくり。
コツがあるんですね。
義父を移動させる役目が多かった私は、あちこちで技を盗み見してました(笑)
入院しているころから、入れ歯の調子がわるくて
食べ物が食べにくいと言っていた義父ですが、
だんだん嚥下能力が落ち、食欲もなくなってきました。
そうなると、出るものが出なくなります。
義母は病院で浣腸薬を処方してもらっていましたが、
訪問看護のかたはその処理もしてくださいました。
そして、自力でどうにもならないときは、指で掻き出してくださるのです。
私は、苦痛で顔を歪める義父に声をかけながら、
動かないように身体を押さえつける役目です。
正直言って、見ているだけでもつらいことですが、
看護士さんは汗をかきながら一生懸命してくださいます。
仕事とはいえ、これには本当に頭が下がりました。
訪問看護に来ていただくようになって、まだ一ヶ月も経たないうちに、
食欲のなくなった義父は体力も衰えてきました。
はじめのうちは、ベッドに坐って身体を拭いてもらっていたのに、
翌週には、布団にもたれないと起きていられなくなり、
その次の週には、布団にもたれ、私が手で支えていないと
身体がずり落ちるようになってしまいました。
そして、しょっちゅう痰がからみ、ひどく苦しむようになったのです。
ある夜義母から、しんどいって言うけど、どうしようと
電話がかかってきました。
急いで駆けつけましたが、私もどうしていいかわかりません。
訪問看護の方が、夜でも電話で相談にのるとおっしゃっていたので、
すぐに連絡を取りました。
症状を伝えると、痰の吸引機を持ってきて、
咽喉の奥にからまっている痰を取り除いてくださいました。
そして、その吸入器を貸してくださり、使い方も教えていただきました。
また、看護士さんがされるのをまねて、
濡らしたガーゼを指にまきつけてとったりもしました。
「苦しい、苦しい」と言ってるのを聞くのは本当につらいものです。
しかし、吸引機のおかげで、しんどうそうなときは
主人と私で何とかできるようになりました。
訪問看護の事務所では、夜でも当番の方が待機されているようです。
そして、何かあったときすぐ対応してもらえます。
そのことが、とても大きな安心感につながりました。
在宅介護をするとき、訪問看護は本人だけでなく、
世話する家族にとっても必要だと思います。
もちろん、健康面で安心だということもあります。
しかし、それだけではありません。
お年寄りの接し方、介護の仕方を間近を見て、
こんなに一生懸命看てくださっているんだ、と
看護士の方々の熱意がこちらに伝わってくるのです。
素人の私たちには、本当に頼りになる心強い存在でした。