熊本熊的日常

日常生活についての雑記

大暑

2018年07月24日 | Weblog

昨日は大暑。旧暦6月11日、桐始結花あるいは腐草為蛍。月は上弦から望に向かう途中。「温暖化」というのはすっかり当たり前、「猛暑」というのも定着しつつある感があり、今年は「危険な暑さ」などと言われている。世間は自分にしんどいことを誇張するものだから、ちょっと普段よりも暑いと、そんなことを言うのかと思っていた。

ふと思い立って、今の住処に越してきて以降の温度の推移を調べてみた。気象庁のサイトから最寄りの観測地のデータを落とす。日々の温度の前年同日との差を見た。気候というものが長期的に安定しているならば、多少のばらつきはあるにせよ、その差の累積はゼロになるはずだ。昨日は前年同日よりも1度高い気温だったが今日は1度低かった、とすればこの2日間の変化はゼロというわけだ。まず、一日の平均気温を比べてみると、2013年は一年でプラス268.5度。2014年はプラス19.3度とほぼ前年並みだが、2015年はプラス226.1度、2016年122.1度、2017年10.3度。プラスが累積し続けている。今年は昨日まででプラス115.4度。もちろん、前年よりも気温が低い日もあるのだが、年間で見れば前年よりも高くなっている年が続いているのである。2013年1月1日から2018年7月23日までの2030日でプラス761.7度。単純平均で毎日0.375度ずつ上昇している勘定だ。仮に今年の夏の平均気温が30度とすれば来年は30.375度、オリンピックの2020年は30.75度、その10年後の2030年は35.25度、さらに10年経つと39.0度。

年々の変化、それも高々5年程度、気温の上昇が続いたからといって、それがトレンドというわけでもないだろう、と希望的観測もある。そこで、気象でよく使われる「平年」との比較で同じことをしてみた。2013年はプラス275.1度、2014年プラス111.0度、2015年プラス287.9度、2016年プラス317.3度、2017年プラス177.1度、今年はプラス286.7度と、希望のない数字だ。

これまでエアコンのない生活を続けてきたが、さすがにそろそろ考えないといけないかもしれない。