「シェールガス」バブルの崩壊は目の前、 日本のエネルギーが危ない(JBpress) - goo ニュース
つい最近まで、アメリカでは”シェールガス革命”と称されるほど、シェールガスの採掘成功と増産がアメリカ経済の救世主の如くに持て囃されてきました。ところが、現状を見ますと、採算が合わない赤字事業と化しており、鉱区を入手した大阪ガスも290億の損失を被っているそうです。
日本国内では、アメリカからの安価なシェールガスの輸入は、脱原発派の拠り所ともなってきました。同盟国であるアメリカからシェールガスを大量に輸入し、高性能の火力発電施設で電力を供給すれば、脱原発を実行しても大丈夫と説明されてきたのです。しかしながら、このシナリオは、シェールガスの安価、かつ、安定的な大量供給を前提としており、この前提が崩れますと、当然に、このバラ色の筋書きも狂います。シェールガス・バブルが近い将来崩壊し、採掘量も減少するとしますと、アメリカ政府は国内供給を優先し、輸出向が後回しとなることは、当然に予測される事態です。日本国では、シェールガス用の備蓄施設や輸送船舶などが建造され、既に準備段階に入っていますが、シェールガスの行方に暗雲が立ち込めているとしますと、再度、エネルギー政策を見直す必要も生じていきます。そして、脱原発政策は、国民生活や日本経済、さらには安全保障にとっても、相当にリスキーな選択ともなるのです。
来月予定されている東京都知事選では、細川陣営が脱原発を争点として掲げておりますが、エネルギー資源の乏しい我が国は、常に外部状況の変化に晒されております。頼みとされてきたシェールガスに黄信号が灯っている現状を踏まえますと、脱原発は、なおさらに選挙の争点にはすべきではないと思うのです。
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つい最近まで、アメリカでは”シェールガス革命”と称されるほど、シェールガスの採掘成功と増産がアメリカ経済の救世主の如くに持て囃されてきました。ところが、現状を見ますと、採算が合わない赤字事業と化しており、鉱区を入手した大阪ガスも290億の損失を被っているそうです。
日本国内では、アメリカからの安価なシェールガスの輸入は、脱原発派の拠り所ともなってきました。同盟国であるアメリカからシェールガスを大量に輸入し、高性能の火力発電施設で電力を供給すれば、脱原発を実行しても大丈夫と説明されてきたのです。しかしながら、このシナリオは、シェールガスの安価、かつ、安定的な大量供給を前提としており、この前提が崩れますと、当然に、このバラ色の筋書きも狂います。シェールガス・バブルが近い将来崩壊し、採掘量も減少するとしますと、アメリカ政府は国内供給を優先し、輸出向が後回しとなることは、当然に予測される事態です。日本国では、シェールガス用の備蓄施設や輸送船舶などが建造され、既に準備段階に入っていますが、シェールガスの行方に暗雲が立ち込めているとしますと、再度、エネルギー政策を見直す必要も生じていきます。そして、脱原発政策は、国民生活や日本経済、さらには安全保障にとっても、相当にリスキーな選択ともなるのです。
来月予定されている東京都知事選では、細川陣営が脱原発を争点として掲げておりますが、エネルギー資源の乏しい我が国は、常に外部状況の変化に晒されております。頼みとされてきたシェールガスに黄信号が灯っている現状を踏まえますと、脱原発は、なおさらに選挙の争点にはすべきではないと思うのです。
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