【仏大統領選】マクロン氏が大はしゃぎ? 決選投票決定後に有名店で宴会 「成金候補」と批判
フランスの大統領選挙では、第1回目の投票の結果、エマニュエル・マクロン氏とマリーヌ・ルペン氏が決選投票に残こり、5月7日の第2回目の投票により、いよいよ次期フランス大統領が選出されます。世論調査によりますと、60%以上の支持を集めてマクロン氏がリードしているとされていますが、この選挙、フランス国民を追い詰めているように思えます。
当選挙は、巷では、”フランス・ファースト”と”グローバリズム・ファースト”の真っからの対立とも称されています。この対立軸での選挙は既にイギリスとアメリカを舞台に実施されていますが、メディアの予想が外れる現象がフランスでも繰り返されない限り、フランス国民は両国とは逆の選択をするものと予想されているのです。”極右よりはまし”というフランス国民の消去法的な選択と説明されているものの、この選択は、フランス国民にとりましては相当に酷です。何故ならば、マクロン氏の政策を見る限り、フランスを葬り去る可能性すらあるからです。”国民の選択”の名の下で…。
投資銀行であるロスチャイルド銀行出身のマクロン氏の政策方針を見ますと、経済相時代に「マクロン法」と呼ばれた民営化や自由化政策を実現しており、自由主義、否、”新自由主義”に軸足を置いているようです。”グローバリズム・ファースト”のみならず、親EUの立場にもあり、優先順位としては、グローバリズム、EU、そしてフランスの順なのでしょう。当然に、移民受入にも積極的であり、多様性を尊重する立場から、移民を含む貧困層に予算を振り向け、社会統合の促進を目指すとされています。財政再建策としては、公務員の12万人削減を約束はしていますが(12万人の失業者はどうなるのでしょうか…)、移民対策に加えて、所得税や法人税の減税、500億ユーロの投資(再生可能エネルギーの促進、農業改革、医療介護分野でのイノヴェーション…)、警官の1万人増員やテロ対策強化…を計画しており、財政削減一辺倒ではないようです(新自由主義政策促進のためには予算は割く…)。
マクロン氏の人物評としてはバランス重視ともされていますが、これらの政策は何れも極めて”新自由主義的”であり、バランスどころか極端な偏りが目立ちます。むしろ、国際経済勢力が計画し、日本国政府も導入を進めている新自由主義の政策綱領の”いろは”と言っても過言ではありません。氏が大統領に当選すれば、フランスは古来のフランス人の国では最早なくなり、”ミニ・世界市民社会”が出現することでしょう。しかも、今般、問題視されている行き過ぎたグローバリズムの欠陥や欠点は是正されず、ブレーキではなくアクセルが踏まれることで、さらにマイナス方向への拍車がかかるのです。もちろん、”ミニ・世界市民社会化”を支持する国民もありましょうが、少なくない一般フランス国民は、中間層からの脱落のみならず、かつてない程のアイデンティティーの危機と喪失感に苦しむのではないでしょうか。
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フランスの大統領選挙では、第1回目の投票の結果、エマニュエル・マクロン氏とマリーヌ・ルペン氏が決選投票に残こり、5月7日の第2回目の投票により、いよいよ次期フランス大統領が選出されます。世論調査によりますと、60%以上の支持を集めてマクロン氏がリードしているとされていますが、この選挙、フランス国民を追い詰めているように思えます。
当選挙は、巷では、”フランス・ファースト”と”グローバリズム・ファースト”の真っからの対立とも称されています。この対立軸での選挙は既にイギリスとアメリカを舞台に実施されていますが、メディアの予想が外れる現象がフランスでも繰り返されない限り、フランス国民は両国とは逆の選択をするものと予想されているのです。”極右よりはまし”というフランス国民の消去法的な選択と説明されているものの、この選択は、フランス国民にとりましては相当に酷です。何故ならば、マクロン氏の政策を見る限り、フランスを葬り去る可能性すらあるからです。”国民の選択”の名の下で…。
投資銀行であるロスチャイルド銀行出身のマクロン氏の政策方針を見ますと、経済相時代に「マクロン法」と呼ばれた民営化や自由化政策を実現しており、自由主義、否、”新自由主義”に軸足を置いているようです。”グローバリズム・ファースト”のみならず、親EUの立場にもあり、優先順位としては、グローバリズム、EU、そしてフランスの順なのでしょう。当然に、移民受入にも積極的であり、多様性を尊重する立場から、移民を含む貧困層に予算を振り向け、社会統合の促進を目指すとされています。財政再建策としては、公務員の12万人削減を約束はしていますが(12万人の失業者はどうなるのでしょうか…)、移民対策に加えて、所得税や法人税の減税、500億ユーロの投資(再生可能エネルギーの促進、農業改革、医療介護分野でのイノヴェーション…)、警官の1万人増員やテロ対策強化…を計画しており、財政削減一辺倒ではないようです(新自由主義政策促進のためには予算は割く…)。
マクロン氏の人物評としてはバランス重視ともされていますが、これらの政策は何れも極めて”新自由主義的”であり、バランスどころか極端な偏りが目立ちます。むしろ、国際経済勢力が計画し、日本国政府も導入を進めている新自由主義の政策綱領の”いろは”と言っても過言ではありません。氏が大統領に当選すれば、フランスは古来のフランス人の国では最早なくなり、”ミニ・世界市民社会”が出現することでしょう。しかも、今般、問題視されている行き過ぎたグローバリズムの欠陥や欠点は是正されず、ブレーキではなくアクセルが踏まれることで、さらにマイナス方向への拍車がかかるのです。もちろん、”ミニ・世界市民社会化”を支持する国民もありましょうが、少なくない一般フランス国民は、中間層からの脱落のみならず、かつてない程のアイデンティティーの危機と喪失感に苦しむのではないでしょうか。
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ひょっとしたら?という不安を感じるなら有権者の判断に任せてみるのも選択肢の一つだと思います。
ブログで交流のある女性も沖縄左翼の嫌がらせに悩んでいたようですがうるま市長選でも現職の候補者が再選されて大喜びをされてます。
自分たちの考えを押し付けるような左翼活動に未来はないような気がします。
本文とはかけ離れたコメントですみません。
メディアでは、”極右対極左”の対決が避けられたとして、あたかも、変化を回避して、中庸の安定路線を選択したかのように報じておりますが、マクロン氏こそ、極端な新自由主義者であり、”極”を冠した表現が適切な政治家であると思います。果たして、フランス国民は、マクロン氏を大統領として選択するのでしょうか。5月7日までにはまだ日にちがありますので、フランス国民も、”その先”についてじっくりと考える時間はまだ残されているように思えます。
メディアは誤魔化していますが、本選挙の真の対立軸は、極右対中道ではなく、保守対新自由主義(国家破壊を望む点において左翼…)なのではないかと思います。マクロン氏は、”右でも、左でもない”として中道を装っていますが…。本選挙は、フランス国民が、真の対立軸に気が付いた時に、流れが変わる可能性もないわけではないように思うのです。
安倍政権下でも高度人材 メイド など称する移民の受け入れ 外資系企業の優遇 水道事業の民営化等々グローバル化を着々と行われています マクロン氏の政策とも共通していると思います
フランス人がどちらの候補を選ぶか? 日本が今後進む指針にもなるような気がします
↑まさにこれ!
そもそも、ヨーロッパ統合は、フランスが言い出したプランですので、フランス人のEUに対する思い入れは、理解に難くありません。しかしながら、東欧革命、並びに、東西ドイツの統合後には、ヨーロッパの重心が東方に移動し、フランスの立場の弱体化を招いております。時代の変化によるフランス人のEUに対する不満が、今日、表面化してきているようにも思えるのです。
それにいたしましても、フランス等では、新自由主義政策の是非が国民に問われていますが、日本の場合には、国民の目に触れぬよう、隠れるかのように、密かに同政策を遂行しております。もしかしますと、この問題については、日本国の方が深刻なのではないかと思うのです。
マクロン氏については、選挙期間において明確に自らの政策を述べるわけでもなく、”右でも、左でもない”とする立場から、中道の候補者として投票した国民も多かったのではないかと思います。しかしながら、蓋を開けてみますと相当に過激な政策が並んでおり、フランスに対して”破壊的”と言ってもよい程の内容です。ルペン氏の主張するEU離脱は国民投票にかけられるため、国民には、もう一度、選択のチャンスがあるわけですから、マクロン氏の”新自由主義革命的”な政策綱領では、決選投票の行方は、まだまだ分からないようにも思えます。