万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

天皇家とロックフェラーとの密約説について

2019年11月14日 15時03分35秒 | 国際政治
 本日11月14日、皇居では新天皇の大嘗祭がとりおこなわれます。同儀式は室町時代に一旦途絶えたものの、江戸時代に幕府の許可の下で復興されたそうです。秘儀とされてきたためにその始終は詳らかではなく、古くから伝わる伝統には常々謎があるものなのです。そして、現代にあっても天皇家は謎に満ちているように思えます。本ブログでも、ここ数日にわたりまして日本国の未来ヴィジョンの観点から天皇の位置づけ等の問題について記事を認めてきたのですが、読者の方からいただいたコメントの中に、天皇家とロックフェラーとの密約に関する情報がありました。本日の記事では、同密約について考えてみたいと思います。

 天皇家とロックフェラーとの密約とは、ロックフェラーが100年間皇室を維持することを約したと言うものです(皇室なのか、天皇と云う位なのかは分からない…)。しかも、天皇とロックフェラー家との関係は深く、ロックフェラーが自らの私邸に招いたのは日本国の天皇のみなそうです。ここで云う天皇訪米が、1975年秋の昭和期なのか、1994年6月の平成時の時なのかも分かりませんし、フェイクニューズの疑いもありました。そこで早速ネットの検索で調べてみたところ、早急には偽情報であると断言はできないようにも思えてきました。昭和天皇は、訪米中の1975年10日4日にロックフェラー邸を訪問しておりましたし、宮内庁の公式サイトにも、1994年の明仁天皇訪米時のスケジュールの6月16日の欄に「ロックフェラー家との晩餐会(ロックフェラー邸)」と記されているからです。他のスケジュールは全て、大統領、州知事、市長といった公人や教育・福祉関係者、並びに在米邦人等との面会や晩餐会で占められていますので、天皇が直々に私人であるデイヴィット・ロックフェラー氏の自宅を訪問したのには、異例中の異例の出来事なのです。

 こうして両天皇共にロックフェラー氏と直接に会談の場を持つ機会があったことが確認されたわけですが、それには、それ相応の特別の理由があったはずです。ロックフェラー家は金融界において財をなし、アメリカ経済、否、世界経済を支配するほどの大富豪に伸し上がった一族です。同氏は親日家としても知られ、仮に天皇家と同家との間に接点があるとしますと、両者の間に何らかの金融に関する関係があったと推測せざるを得ません。となりますと、スイスの秘密口座、あるいは、規制強化によって東南アジアの何れかの国に移したと噂される皇室の秘密財産が関係しているとも疑われるのですが、謎は深まるばかりです。なお、仮に莫大な皇室の隠し財産が存在しているとしますと、それは天皇家の私有財産ではなく日本国の国有財産ですので、国に返還され上で日本国政府よって管理されるべきものとなりましょう。

 また、ロックフェラー邸訪問が事実であったしても、皇室を100年間維持するとする密約の方はフェイクである可能性もあります。真偽のほどは分からないのですが、仮に事実であるとしますと、1975年10月を起点にすれば2075年9月まで、1994年6月を100年を数える起点とすれば、2094年5月までとなります。もっとも、約束した時期が訪米時とは限りませんので、戦後の1945年9月から数えるとすれば、2045年8月が期限となります。何れにしましても、この説が正しければ、日本国は、アメリカではなく、私人であるロックフェラー家の庇護の下にある、あるいは、冊封を受けた属国か‘私有国家’ということになるのです。しかも、100年間の維持を約束したとすれば、その期間にあっては日本国民がその‘総意’によって現皇室の廃止を求めたとしても(天皇という役割を廃止するとは限らない…)、ロックフェラー家がそれを許さないことを意味します。果たして日本国民は、このような状態を受け入れるのでしょうか。また、ロックフェラー家には、日本国の政治を動かし、日本国民の言論の自由を封じるほどの、かくも巨大な権力を保持しているのでしょうか(なお、デイヴィッド・ロックフェラー氏は、2017年3月に死去…)。同情報が事実であれば、日本国は、もはや独立した主権国家とは言えなくなります。

 天皇家と海外勢力との関係については戦国期、並びに、明治期に注目すべきであり、特に後者では、東インド会社やイルミナティー、フリーメイソン等の秘密結社の関与、並びに、これらの組織の主要メンバーでもあるロスチャイルド家等のユダヤ系金融財閥が暗躍していた形跡があります(戦後はロックフェラー家に変えた?)。日本国は、全世界が植民地化される時代にあって独立を維持した稀な国として評価されていますが、植民地化の主要な手法は王家の懐柔や乗っ取りですので、直接支配ではなくとも、間接支配を受けてきた可能性を否定はできないのです。否、世界支配を目指す勢力が、日本国の皇室に対して無関心であり、そのまま気にも留めずに放置したとは思えません。日本国から利益を吸い取り、自らの目的をも達成するために、日本国民には気が付かれないように皇室を利用しようとしたとしても不思議ではないのです。

 状況証拠からしますと、上述した密約説の信憑性は相当に高いのですが、皆さまがたは、どのようにお考えでしょうか。中国共産党政権の異様なほどの皇室接近が見られる中、日本国民は、今日、もしかしますと国家の独立性と云う最も重大な政治問題に直面しているのかもしれないと思うのです。

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