昨日、ネット上で驚くべき記事を目にしました。情報源はフェースブックの内部告発者らしいのですが、同社が、中国市場への参入を目的として、中国政府向けに政府批判を検閲するシステムを開発したというのです。
同社は、アメリカ大統領選挙に際してネット上に多数のフェーク・ニューズが流されたとして、先日、新たなシステムの導入を公表したばかりです。ユーザーが虚偽が疑われるニュースを発見してフェースブックに報告すれば、外部のファクト・チェック機関が真偽を確認するという仕組みです。人一倍フェークニュースに敏感なはずなのですが、自社に関わる上述のニュースの真偽については、今のところ、口を噤んでいるそうです。同システムを活用すれば、直ぐにでも真偽が明らかになるはずなのですが…。しかも、このニュースには尾びれがあり、創設者であるザッカ―バーグ氏の愛娘さんのゴッドファーザー(名付け親)が習近平国家主席というのですから驚きです。同氏の夫人はベトナム・中国系アメリカ人であり、公私ともに中国との関係が深いことは容易に推測され、パーソナルな背景も同ニュースの信憑性を高めています。
フェースブックと言えば、”アラブの春”では民主化の影の立役者となり、多くの人々が言論の自由の味方であると信じてきました。ところが、中国の情報統制に協力しているとなりますと、そのイメージは、地に墜ちることになりましょう。中国市場での利益に目が眩み、中国の一般国民、さらにはフェースブックのユーザーの自由まで中国政府に”売っている”としますと、まさに”現代のヴェネチア”です。フェースブックには、このニュースの真偽を明らかにする責任があるのではないでしょうか。
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同社は、アメリカ大統領選挙に際してネット上に多数のフェーク・ニューズが流されたとして、先日、新たなシステムの導入を公表したばかりです。ユーザーが虚偽が疑われるニュースを発見してフェースブックに報告すれば、外部のファクト・チェック機関が真偽を確認するという仕組みです。人一倍フェークニュースに敏感なはずなのですが、自社に関わる上述のニュースの真偽については、今のところ、口を噤んでいるそうです。同システムを活用すれば、直ぐにでも真偽が明らかになるはずなのですが…。しかも、このニュースには尾びれがあり、創設者であるザッカ―バーグ氏の愛娘さんのゴッドファーザー(名付け親)が習近平国家主席というのですから驚きです。同氏の夫人はベトナム・中国系アメリカ人であり、公私ともに中国との関係が深いことは容易に推測され、パーソナルな背景も同ニュースの信憑性を高めています。
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フェースブックが検閲を行っているとしますと、やがてユーザーがいなくなってしまうのではないでしょうか。この点は、韓国情報院への情報提供が指摘されているラインも同じではないかと思います。