2月27日、うらうらの天気に誘われて、栃木市の星野へ出かけた
この時期になると、毎年節分草を探して出かけるのが日課のようになっている
節分草だ、アズマイチゲだと、折々に花友と出かける相談をする。
今年は例年になく2月の寒さが厳しかったので、節分草の開花も遅れがちで
いつもより1週間遅く日程を組んだ
その下見を兼ねて一人で星野に行ったのである。
まあ、出かけた時間も遅かったが、星野についたら11時20分だった。
平日なのに、駐車スペースは一杯だった。
高齢化社会で平日に出かける人も増えたという訳である。
杉林の下の群生地に行くと、すでにカメラマンが三脚をセットして撮影中だった
こちら側のロウバイはピークを過ぎて薄汚れていた
節分草は毎年撮影しているので、最近はまともな花より、変わり咲きの花を
探して撮影するのが増えた。
まずは節分草の群落写真
二段咲きの節分草
八重咲きタイプの節分草
一見するとキクザキイチゲのような節分草
二つの花が合体したようにしべの塊が2個ある節分草
節分草は、花弁のように見えるのがく片で、本当の花弁はその内側にあり
先が2~4裂して先端が蜜腺化していて黄色を帯びている
ということで、その花弁の先の蜜を吸いに昆虫が来て受粉の役割を果たす
この写真のように、黄色い蜜腺に頭を寄せて夢中で吸っていた
チュウチュウってか(笑)
チュウはいいよね
星野で一つ疑問に思うことが有る。
杉林の下の群生地には、そのすぐ上に外来種の「キバナセツブンソウ」が植えてある
いつもは、進入禁止の網が張ってあるのだが、この日はその網が倒れていて
何人かのカメラマンが撮影していた
私が疑問に思うのは、なぜ節分草の自生地の隣に植えたのか、という事である
外来種との交雑が起きる可能性はないのだろうか
節分草は日本の特産なので、心配したくなるのだ
カタクリの群生地の沢にある座禅草
ここへ初めて来たという二人ずれに、知ったかぶりで説明していたら
下の家から、この辺を管理しているご婦人が出てきて、「いい座禅草を
見ましたか?」というので、「切り株の後ろの座禅草は見ましたが、あとは
いじけた座禅草だけですね」と言ったら「切り株の後ろだけではなくて
外にもいいのが有るんですよ」と言って、「そことそこ」と指さした
(アッリャ私としたことが、見逃していたとは)
「よく見ないとね、わからないのよ」ご婦人が微笑んだ
最近、初めて来たという人が見たいというので案内した時に見つけた
座禅草のいい花だそうである。
そのご婦人が言うことには、カタクリ山のカタクリも鹿に荒らされて
群生がかなり減ったそうである(食べるわけではないと言っていたが)
先年の栃木の集中豪雨の時、座禅草の谷があふれて、土砂が下の湿地を
埋めて、植えた水芭蕉がダメになったそうである
星野に咲くコセリバオウレンの両性花
この花を見て、筑波山系のコセリバオウレンの群生地を思い出した
そして大急ぎてつくばに戻ってきたのだった
この時期になると、毎年節分草を探して出かけるのが日課のようになっている
節分草だ、アズマイチゲだと、折々に花友と出かける相談をする。
今年は例年になく2月の寒さが厳しかったので、節分草の開花も遅れがちで
いつもより1週間遅く日程を組んだ
その下見を兼ねて一人で星野に行ったのである。
まあ、出かけた時間も遅かったが、星野についたら11時20分だった。
平日なのに、駐車スペースは一杯だった。
高齢化社会で平日に出かける人も増えたという訳である。
杉林の下の群生地に行くと、すでにカメラマンが三脚をセットして撮影中だった
こちら側のロウバイはピークを過ぎて薄汚れていた
節分草は毎年撮影しているので、最近はまともな花より、変わり咲きの花を
探して撮影するのが増えた。
まずは節分草の群落写真
二段咲きの節分草
八重咲きタイプの節分草
一見するとキクザキイチゲのような節分草
二つの花が合体したようにしべの塊が2個ある節分草
節分草は、花弁のように見えるのがく片で、本当の花弁はその内側にあり
先が2~4裂して先端が蜜腺化していて黄色を帯びている
ということで、その花弁の先の蜜を吸いに昆虫が来て受粉の役割を果たす
この写真のように、黄色い蜜腺に頭を寄せて夢中で吸っていた
チュウチュウってか(笑)
チュウはいいよね
星野で一つ疑問に思うことが有る。
杉林の下の群生地には、そのすぐ上に外来種の「キバナセツブンソウ」が植えてある
いつもは、進入禁止の網が張ってあるのだが、この日はその網が倒れていて
何人かのカメラマンが撮影していた
私が疑問に思うのは、なぜ節分草の自生地の隣に植えたのか、という事である
外来種との交雑が起きる可能性はないのだろうか
節分草は日本の特産なので、心配したくなるのだ
カタクリの群生地の沢にある座禅草
ここへ初めて来たという二人ずれに、知ったかぶりで説明していたら
下の家から、この辺を管理しているご婦人が出てきて、「いい座禅草を
見ましたか?」というので、「切り株の後ろの座禅草は見ましたが、あとは
いじけた座禅草だけですね」と言ったら「切り株の後ろだけではなくて
外にもいいのが有るんですよ」と言って、「そことそこ」と指さした
(アッリャ私としたことが、見逃していたとは)
「よく見ないとね、わからないのよ」ご婦人が微笑んだ
最近、初めて来たという人が見たいというので案内した時に見つけた
座禅草のいい花だそうである。
そのご婦人が言うことには、カタクリ山のカタクリも鹿に荒らされて
群生がかなり減ったそうである(食べるわけではないと言っていたが)
先年の栃木の集中豪雨の時、座禅草の谷があふれて、土砂が下の湿地を
埋めて、植えた水芭蕉がダメになったそうである
星野に咲くコセリバオウレンの両性花
この花を見て、筑波山系のコセリバオウレンの群生地を思い出した
そして大急ぎてつくばに戻ってきたのだった