花の詩山の詩

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このブログは「花と山とを友として」の続編です

秩父・小鹿野町両神の節分草を訪ねて

2018年03月04日 23時59分16秒 | スポーツ・トレッキング
いつもの花友二人と埼玉県秩父郡小鹿野町両神の節分草の自生地に行った
例年になく残雪が多くて、開花が遅れていた節分草の自生地であったが
このところの暖かさで一気に雪が解けて、見ごろを迎えたと小鹿野町
観光協会のHPに載ったので、天気も良いし4日に行こうとメールが来ていた

小鹿野町観光協会のHPはこちら

両神の自生地に行くと、交通整理の方が自生地前の駐車場はすでに満車なので
こちらに止めてくださいと、手前の第二駐車場を案内された。

後から観光バスもやってきて、自生地の前がにぎわっていた
入園料を払う窓口の近くで、節分草のポット苗が売られていたが、後で花友に
聞いたら、すべて売り切れたという。

階段を上がって自生地に入ると、まるで雪が積もっているように、節分草の
群生地が広がっている

遊歩道には、三脚と立派なデジ一眼を抱えたカメラマンが列をなしている
私たちも早速いつものごとく、変わり咲きの節分草を探して歩いた。
花友の二人は、手分けして二輪咲きや色違い等の節分草を探す。
二輪咲きは「双子ちゃん」などと呼んで、双子ちゃんが有ったよと教えてくれる

小鹿野町の観光協会のHPにも変わり咲きの節分草の紹介も出ているので
私たちの会話を聞きつけて、ここに二輪咲きがあるよと教えてくれる
カメラマンもいた。

それから昼過ぎの時間まで、夢中で自生地を歩き回ったのだった。


まるで雪が降ったように見えるほど群生している節分草


1本の茎に二つの花をつけている二輪咲き


まるで2個分のしべが集まったような大きなシベを持つ節分草


萼片が4個の節分草 ただし節分草は、花の終わりごろになると、萼片が落ちると
いうので、奇形なのかは正確にはわからない


一見するとナデシコのように見える多数の萼片を持つ節分草


奇形タイプの節分草


シベが白色の節分草


花弁の黄色い蜜腺に昆虫が来て、節分草の受粉を助けている


群生地の中に座禅草が数株咲いていた


座禅草の横顔


萼片も黄色く見えるタイプ


シベが白色のタイプ


花の下のホウと呼ばれる葉が薄緑色で、しべも白色のきれいな変わり咲き
これと同じような花が通路の左右に固まって咲いている場所が有った


野草の花の突然変異では、毎年咲くとは限らず、その年しか見られないものが
多い中で、このホウが緑でシベが白色のタイプは、何株も固まって咲いていたから
もしかすると、このタイプの種は、種として固定ししているのかもしれない
この茎も葉も明るい緑色の花は、在来の節分草より美人タイプである


もしも、この花の名前を付けるなら「両神節分草」とでも呼びたい魅力がある


左の二株と右の花を比べると、茎の色もホウの色も違うことが判る


拡大して花を見ると先端が蜜腺化して黄色の花弁が、2裂から数裂に
分裂していることが判る


1本の茎に頬を寄せるようにして二輪の花をつけている節分草


これも二輪の花が咲いているが、それぞれの花の下に苞と呼ばれる葉が
ついていることが判るタイプ

睡魔に襲われたので寝ます ゴメン


あずまや山の福寿草園で見た秩父の固有種「秩父紅」

道の駅の両神温泉薬師の湯に行ったら、レストランが満員で1時間待ちの状態
花友が地元の人らしいご婦人に教えてもらった食堂に行って、相席でようやく
食事した後、秩父の固有種「秩父紅」という赤みを帯びた福寿草を見に行き
ましょうと花友が言うので、薬師堂の横からあずまや山の福寿草園に行って
みた花である
そこへ行く途中、道の右上に紅梅が見事なトンネルで咲いていて、花友が
「紅梅が凄いねー」と話している
道の下に屋根の勾配が急な家が有ったので「屋根のコウバイも凄いねー」と
言ったら「やだminoさん、またNHKの天気予報士、南さんのダジャレなの」と
花友が笑った。


筑波山では花が終わったロウバイがあずまや山で見事に咲いていて、ほのかに
香りが漂った
はるかに両神山が抜きんでている姿が見えた

これが今年最初の花友との花探しのハイキングだった
お終い