花の詩山の詩

花の詩(うた)山の詩(うた)へようこそ
このブログは「花と山とを友として」の続編です

河原に咲くアマナとヒメアマナ

2018年03月25日 19時58分16秒 | スポーツ・トレッキング
午前中は自治会の総会に出席して、午後から河原に咲く「アマナ」と「ヒメアマナ」の
撮影に行った。

先客が何人か来ていて、自生地の中を自由に歩いている。
最近はこんなカメラマンがやたらと多い。

野草の保護などという意識はみじんもないらしい
ただひたすらインスタ映えする写真が撮れればいいのかな

この河原も、大勢の人たちが野焼きしているからアマナも生えてくるのに
そんなことは、しょせん他人ごとなのだろう

踏みつけられてアマナが生えなくなって、立ち入り禁止になったら
また別な場所に行くのかな。

自分が野焼きに参加しているからと、偉そうなことをいう訳ではない
ほんのちょっとした野草への思いやりが欲しいと思うだけだ


鶯が鳴き、蝶が飛ぶ花日和の河原で、アマナの咲く日だった


アマナのマクロ、オリンパスTG-3で撮影
雌しべは1個、雄しべは6個だが、3個ずつ形が違うのはなぜかな
花被片は6枚と言われるが、牧野晩成さんの「野山の植物」には
萼片と花弁は各3枚と書かれていた。外に3枚、内側に3枚


野焼きの跡とアマナ


草むらに隠れるように咲いているアマナ


太陽に透かして見ると紫色の筋がきれいな模様を描く


お忍び(笑)


アマナ(甘菜)、ユリ科アマナ属、別名ムギグワイ、地中の丸い鱗茎が食用になり
甘味があることが名前の由来だという
別名は、鱗茎の形がクワイに似ているので
花は普通1個つき、日が当たると開き、それ以外の日は閉じている
花のすぐ下に苞と呼ばれる小さな葉が2枚付き、茎の下側に細長い葉が2枚
向き合ってつく。

ヒメアマナの咲く場所に移動したら、こちらには誰もいなかった


ヒメアマナの花、アマナと名前はついているが、アマナとは別属でキバナノアマナ属に
分類される。
同属なのでキバナノアマナとはよく似ているが、次の点で区別される
花は3~4個付く
花は小さく花被片は7~9mm。
根出葉は1個で巾2mm程度である
対して
キバナノアマナは
花は4~10個つける
花被片の長さは1.2~1.5cm
根出葉は巾5~7mmでやや厚い、花茎よりも長くなるが、夏に枯れる

ヒメアマナは、湿地に多いが茨城県内では生育地が少なく、この河原で保護されている
貴重な植物である


ヒメアマナの咲いている様子


ヒメアマナの全身


花は数個がつく


ヒメアマナのアップ


TG-3のマクロで撮影したが、マイナス補正を忘れて色飛びした

尚、曇りの日に下見に来た時も、ヒメアマナは開いていたが、アマナは閉じていた
同じアマナの名前を持ちながらも、属の違いがこんなところにも表れるようだ。