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花の詩山の詩

花の詩(うた)山の詩(うた)へようこそ
このブログは「花と山とを友として」の続編です

早春の花を探して栃木路へ

2018年03月07日 23時30分27秒 | スポーツ・トレッキング
日が差しているのに気温が上がらず、大柿は寒かった

今日は家内が病院に行く日なので、台所の片づけを済ませて、都賀町の大柿へ
アズマイチゲを下見に行った
が気温が上がらないので、大柿のアズマイチゲは一輪も咲いていなかった。

しからばと近くの花之江の郷に行ったがこちらも寒くて、日が当たれば
咲きそうな花は有ったが、開いてもせいぜい半開きである

えーい本当はあまり行きたくなかったが、思い切って三毳山に行ってみた
やはりこちらでも咲いている花は少なかったが、野草園の木道の周りには
沢山のアズマイチゲが、風に揺れていた

ということで、本日は栃木路で見た早春の花たちの写真ですが
バカなことに、三脚を全部自宅に置き忘れて、すべて不慣れは手持ち撮影
いよいよ認知症が進んだかな(笑)
言い訳すれば、昨日、入院した隣家の人を見まいに行くために、三脚を車から
おろして出かけたので、積み忘れてしまったのだった。チャンチャン


バイカオウレン・花之江の郷


セリバオウレンの株・花之江の郷 左に両性花、右には雄花が有る


セリバオウレンの両性花・花之江の郷


セリバオウレンの葉・花之江の郷


ハルトラノオの花芽


フクジュソウ・花之江の郷


マンサク・花之江の郷


ミツマタの開き始め・花之江の郷


ユキワリソウ・花之江の郷


同上


二株のみ咲いていたカタクリ・花之江の郷


蛙の卵嚢・花之江の郷


白梅と紅梅・花之江の郷


節分草の実になりかけ・花之江の郷


同上


節分草の実になりはじめか、花弁(蜜腺)としべが残っているが
萼片は落ちて無くなっている


ショウジョウバカマの白花と思われる花芽・花之江の郷


ジャノヒゲの実・花之江の郷


サンシュユ・花之江の郷


クロッカス・花之江の郷


同上


キバナジンチョウゲ・花之江の郷


同上


アカバナマンサク・花之江の郷


ザゼンソウ・三毳山


アセビ・三毳山


アズマイチゲ・三毳山


同上

ボケ爺からのお願い
誤字脱字はご容赦くださいね

秩父・小鹿野町両神の節分草を訪ねて

2018年03月04日 23時59分16秒 | スポーツ・トレッキング
いつもの花友二人と埼玉県秩父郡小鹿野町両神の節分草の自生地に行った
例年になく残雪が多くて、開花が遅れていた節分草の自生地であったが
このところの暖かさで一気に雪が解けて、見ごろを迎えたと小鹿野町
観光協会のHPに載ったので、天気も良いし4日に行こうとメールが来ていた

小鹿野町観光協会のHPはこちら

両神の自生地に行くと、交通整理の方が自生地前の駐車場はすでに満車なので
こちらに止めてくださいと、手前の第二駐車場を案内された。

後から観光バスもやってきて、自生地の前がにぎわっていた
入園料を払う窓口の近くで、節分草のポット苗が売られていたが、後で花友に
聞いたら、すべて売り切れたという。

階段を上がって自生地に入ると、まるで雪が積もっているように、節分草の
群生地が広がっている

遊歩道には、三脚と立派なデジ一眼を抱えたカメラマンが列をなしている
私たちも早速いつものごとく、変わり咲きの節分草を探して歩いた。
花友の二人は、手分けして二輪咲きや色違い等の節分草を探す。
二輪咲きは「双子ちゃん」などと呼んで、双子ちゃんが有ったよと教えてくれる

小鹿野町の観光協会のHPにも変わり咲きの節分草の紹介も出ているので
私たちの会話を聞きつけて、ここに二輪咲きがあるよと教えてくれる
カメラマンもいた。

それから昼過ぎの時間まで、夢中で自生地を歩き回ったのだった。


まるで雪が降ったように見えるほど群生している節分草


1本の茎に二つの花をつけている二輪咲き


まるで2個分のしべが集まったような大きなシベを持つ節分草


萼片が4個の節分草 ただし節分草は、花の終わりごろになると、萼片が落ちると
いうので、奇形なのかは正確にはわからない


一見するとナデシコのように見える多数の萼片を持つ節分草


奇形タイプの節分草


シベが白色の節分草


花弁の黄色い蜜腺に昆虫が来て、節分草の受粉を助けている


群生地の中に座禅草が数株咲いていた


座禅草の横顔


萼片も黄色く見えるタイプ


シベが白色のタイプ


花の下のホウと呼ばれる葉が薄緑色で、しべも白色のきれいな変わり咲き
これと同じような花が通路の左右に固まって咲いている場所が有った


野草の花の突然変異では、毎年咲くとは限らず、その年しか見られないものが
多い中で、このホウが緑でシベが白色のタイプは、何株も固まって咲いていたから
もしかすると、このタイプの種は、種として固定ししているのかもしれない
この茎も葉も明るい緑色の花は、在来の節分草より美人タイプである


もしも、この花の名前を付けるなら「両神節分草」とでも呼びたい魅力がある


左の二株と右の花を比べると、茎の色もホウの色も違うことが判る


拡大して花を見ると先端が蜜腺化して黄色の花弁が、2裂から数裂に
分裂していることが判る


1本の茎に頬を寄せるようにして二輪の花をつけている節分草


これも二輪の花が咲いているが、それぞれの花の下に苞と呼ばれる葉が
ついていることが判るタイプ

睡魔に襲われたので寝ます ゴメン


あずまや山の福寿草園で見た秩父の固有種「秩父紅」

道の駅の両神温泉薬師の湯に行ったら、レストランが満員で1時間待ちの状態
花友が地元の人らしいご婦人に教えてもらった食堂に行って、相席でようやく
食事した後、秩父の固有種「秩父紅」という赤みを帯びた福寿草を見に行き
ましょうと花友が言うので、薬師堂の横からあずまや山の福寿草園に行って
みた花である
そこへ行く途中、道の右上に紅梅が見事なトンネルで咲いていて、花友が
「紅梅が凄いねー」と話している
道の下に屋根の勾配が急な家が有ったので「屋根のコウバイも凄いねー」と
言ったら「やだminoさん、またNHKの天気予報士、南さんのダジャレなの」と
花友が笑った。


筑波山では花が終わったロウバイがあずまや山で見事に咲いていて、ほのかに
香りが漂った
はるかに両神山が抜きんでている姿が見えた

これが今年最初の花友との花探しのハイキングだった
お終い


筑波山梅まつり

2018年03月03日 23時54分38秒 | スポーツ・トレッキング
家内がどうしても見たいというので、筑波山の梅まつりを見に行った
土曜日だし、天気もいいので満車だろうと思ったら、梅林の第一駐車場は空いていた

今年の第45回筑波山梅まつりは、つくば市制施行30周年記念ということで、前年とは
趣が少し変わっていた

無料のシャトルワゴンが3方向に周回して、観光客を送迎していた
一つは、梅林入口から展望四阿までの周回シャトルバスで、お身体の不自由な方専用で
あったが、高齢者も乗れるということで、家内が利用した 園内だけの周回である

2つ目は、梅林入口から第一駐車場までの周回ワゴンで、これは駐車場を利用した人は
誰でも無料で乗れる
駐車場に止めた人は、駐車場から梅林入口まで送ってもらえる
また帰る人は、梅林入口から駐車場まで送ってもらえるサービスだ
もちろん乗らずに歩くこともできる

3つ目は、梅林と筑波山神社前を結ぶ周回ワゴンで、ここに駐車したまま神社や買い物に
利用できる無料周回ワゴンである

そのほかに、土日だけの梅林とつつじが丘を結ぶ周遊バスが有り、やはり無料で
利用できるが、発着時刻が決まっているので、パンフ等で確かめるとよい
バスの名前は「乗ったらよかっぺ号」という


なんと福来(ふくれ)梅の木なる場所が新設されて絵馬が飾られていた
縁結びだというのだが、、、、


満開の紅梅と筑波石


緑萼梅と展望四阿


紅白の色どりで


真ん中のコースは記念写真にもってこいの坂道、紅梅のトンネルの下に立たせて
下から縦構図で撮るとばっちりと決まる


筑波山系の植林地に咲くコセリバオウレン

2018年03月02日 21時15分45秒 | スポーツ・トレッキング

杉の植林地に咲くコセリバオウレン、これは雄花


雄花、雄しべが多数ある


雄花をトリミングで拡大した写真、なにやら花粉が出ているような


雌しべと雄しべのある両性花、雌しべの形が鳥のくちばしのようである


両性花


両性花のつくりを手書きでつく加えた


コセリバオウレンの葉


コセリバオウレンは、日本特産の固有種で本州の太平洋側に分布すると言われている
筑波山には、まだ残雪が林道に残っているので、峠を一つ越えた植林地に行ってみた
予想は大当たりで、コセリバオウレンが沢山咲いていたのである。

この花は、葉が3回3出複葉で、2回3出複葉のセリバオウレンと区別されているが
花のつくりはほとんど同じで、花だけで見分けるのは困難と言われている

花は白色で、横向きにつき、雌雄異株、まれに雌雄同株もあるという
雄しべしかない雄花と、雌しべと雄しべが有る両性花がある
雌しべだけの雌花もあるというのだが、私は見たことがない


花の一番外側にあり大きくてとがっているのが萼片で、通常5個ある
花弁はその内側にあり、萼片より小さくしゃもじ型をしていて、通常は8~10個ほどある
雄しべの葯には紫色のすじ模様がありかわいいぞ


寄り集まった雄しべ


両性花の雌しべは、独特の形が面白い


これは昨年の4月初めに写した両性花、種になりかけていた
種になると、輪生上に丸く並ぶので、それも美しい


仙郷林道の残雪は凍結してますので注意


筑波山の仙郷林道の残雪、凍結しています。撮影は3月1日


土俵場コース前の残雪


土俵場コースは、昨年の秋から整備作業で立ち入り禁止になっています
カタクリの咲くころには入れるようにして欲しいですね





変わり咲きの節分草を探して星野へ

2018年03月01日 22時12分18秒 | スポーツ・トレッキング
2月27日、うらうらの天気に誘われて、栃木市の星野へ出かけた
この時期になると、毎年節分草を探して出かけるのが日課のようになっている
節分草だ、アズマイチゲだと、折々に花友と出かける相談をする。

今年は例年になく2月の寒さが厳しかったので、節分草の開花も遅れがちで
いつもより1週間遅く日程を組んだ
その下見を兼ねて一人で星野に行ったのである。

まあ、出かけた時間も遅かったが、星野についたら11時20分だった。
平日なのに、駐車スペースは一杯だった。
高齢化社会で平日に出かける人も増えたという訳である。

杉林の下の群生地に行くと、すでにカメラマンが三脚をセットして撮影中だった
こちら側のロウバイはピークを過ぎて薄汚れていた
節分草は毎年撮影しているので、最近はまともな花より、変わり咲きの花を
探して撮影するのが増えた。


まずは節分草の群落写真


二段咲きの節分草


八重咲きタイプの節分草


一見するとキクザキイチゲのような節分草


二つの花が合体したようにしべの塊が2個ある節分草


節分草は、花弁のように見えるのがく片で、本当の花弁はその内側にあり
先が2~4裂して先端が蜜腺化していて黄色を帯びている
ということで、その花弁の先の蜜を吸いに昆虫が来て受粉の役割を果たす
この写真のように、黄色い蜜腺に頭を寄せて夢中で吸っていた
チュウチュウってか(笑)




チュウはいいよね

星野で一つ疑問に思うことが有る。
杉林の下の群生地には、そのすぐ上に外来種の「キバナセツブンソウ」が植えてある
いつもは、進入禁止の網が張ってあるのだが、この日はその網が倒れていて
何人かのカメラマンが撮影していた
私が疑問に思うのは、なぜ節分草の自生地の隣に植えたのか、という事である
外来種との交雑が起きる可能性はないのだろうか
節分草は日本の特産なので、心配したくなるのだ


カタクリの群生地の沢にある座禅草

ここへ初めて来たという二人ずれに、知ったかぶりで説明していたら
下の家から、この辺を管理しているご婦人が出てきて、「いい座禅草を
見ましたか?」というので、「切り株の後ろの座禅草は見ましたが、あとは
いじけた座禅草だけですね」と言ったら「切り株の後ろだけではなくて
外にもいいのが有るんですよ」と言って、「そことそこ」と指さした
(アッリャ私としたことが、見逃していたとは)
「よく見ないとね、わからないのよ」ご婦人が微笑んだ

最近、初めて来たという人が見たいというので案内した時に見つけた
座禅草のいい花だそうである。
そのご婦人が言うことには、カタクリ山のカタクリも鹿に荒らされて
群生がかなり減ったそうである(食べるわけではないと言っていたが)
先年の栃木の集中豪雨の時、座禅草の谷があふれて、土砂が下の湿地を
埋めて、植えた水芭蕉がダメになったそうである


星野に咲くコセリバオウレンの両性花

この花を見て、筑波山系のコセリバオウレンの群生地を思い出した
そして大急ぎてつくばに戻ってきたのだった