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大学教授キョトンC日々アラカルト便り!!
正解者2名。。。。
受講生が2名というわけではない。
受講生は45名ほど。
私が担当している大学の中では最も偏差値が高い大学の授業で、
昨日は電卓を持参するように伝えていた。
ほぼ全員電卓を持参していた。
万が一電卓を忘れても、筆算でその課題は達成できる。
私の授業で電卓が必要になるのは今回だけである。
何故、電卓が必要か?
そう、ケアプランを提示して、花子さんの1か月の自己負担額を
計算してもらうため。
そのケアプランで、花子さんは、ホームヘルプサービス、デイサービス、
ショートステイサービスを利用する。
ホームヘルプサービスでは、生活援助サービスと身体介助サービスを利用する。
3週間は全く同じサービス利用パターンで、1週間だけ、
ショートステイサービスを利用する。
リアクションペーパーに途中の計算式も書いてもらい、
最終的な自己負担額の数字を、赤字で四角く囲むように指示。
そもそも、介護保険の仕掛けそのものを理解できていない受講生も
2割ほど存在する。
原則1割の自己負担というベースのルールが分からないのだ。
私の教材では、自己負担が2割、3割の場合についても説明しているが、
昨日の課題では、<1割>と伝えたのだが。
ホームヘルプサービスは、時間帯によって25%、50%の割り増しがある。
この事実は最も重要な事項なので、2週前の授業で<口をすっぱくして>伝えたはず。
多くの受講生は、この割り増しを理解できていないために、正解に至っていない。
ケアプランを提示し自己負担額を電卓で計算するという課題は、何年も前からやっている。
この深刻な学力(計算力)の低下が、うちの大学でも起きているかどうか。
激しく心配している。
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