高校時代に作ったクラス冊子の中の詩でした。どこかで見たことがありますね。そりゃ、私はみんなの作品を見せてもらってたし、あれこれ思ってたことでしょう。★ 初恋の日 初恋の日のおいらはカゼを引いていてハナミズたらり、池のほとりに彼女と二人でいるんだけど、やけに、怖気づいちゃってぶるぶるふるえてた。手はついに触れることなく寒さで凍えてた。そんなおいらに池の水は怒っちゃ . . . 本文を読む
先生に案内されて、△△大学の中を歩いています。学生たちはいません。土曜日の大学は、ポカーンとしている感じです。お昼下がりの太陽がサンサンと降りそそいでいます。構内を歩く一般の人が何人か、道の行き止まり、てっぺんの公園みたいなところで遊んでいる家族が何組か。確かに、市民に開かれた大学ではあるようです。 ここは毎朝、散歩するんやけど、みんなそれぞれに通り抜けて行くんやな。この公園みたいなところは、市 . . . 本文を読む
先生、三重県の私です。先日、メールさせていただいたんですけど、先生んちに今から行かせてもらっていいですか。 玄関先か、どこかそのあたりでいいんですけど、お忙しいと思いますので、チラッとでも、ほんの一瞬でいいので、今から行かせていただいていいですか? えっ、うん、大丈夫やけどな。南海電車に乗ってな、高野線から……に乗って、××で降りて、そこから歩 . . . 本文を読む
高三の担任の先生は、今年85歳なんだそうです。担任をしていただいただけではなく、高校の先輩でもありました。うちの高校では、「……期」の卒業生というくくりで、405名がまるで一つの何かのようにまとめられることがあり、「……期」はこんなだったと語られ、くくられ、本人たちも少しは独自性を出したくて、あれこれ努力するという傾向があったのかもしれませ . . . 本文を読む
日曜の午後、もっとのんびりやりたいことをすればいいのに、はたして私のやりたいことは何だろう? とりあえず、みんなに聞いてみたくなりました。 みんなどうですか?★ テストが終わって 第三期のテストが終わった。テストが終わったあとの快感は、学生でなけれりゃわからない。そして、つかの間の夢に酔いしれていると、再び迫り来る悪夢。 グサッと胸に突き刺さる非情な数字。この答案、この点数を親が見たらどうしよ . . . 本文を読む
ただ懐かしいだけなんだけど、私たちが高校1年生の時に作った冊子の『海鳴り』の3号です。 そろそろ1年生は終わりそうな時期でした。だから、取って付けたみたいに「3・4号の合併号」みたいな形になっています。とにかくたくさん作ったというのを数字で示したかったようです。 表紙に書かれた詩は、当時の現代国語の先生が、表紙を見て即興で書いてくださいました。当時はありきたりだなと思ったはずなんですけど、今から . . . 本文を読む
遠い昔、気の合う仲間が集まって、同人誌みたいなものを作った。 みんな、それぞれに忙しいのに、時間を見つけては文章に挑戦していた。中身よりも、まわりのみんなに自分を伝えたかったのだと思う。 それくらい、ボクらは、まわりの子らと連帯したい気持ちになっていた。 別に政治的な主張があるのではなくて、自分たちの見つけた小さな世界は、どこにつながるのか、どんなふうに誰かに伝えたら、どんな言葉が返ってくるのか . . . 本文を読む
1977年の夏、大阪代表の大鉄高校は、大分の津久見高校相手に派手な試合を演じたということでした。九回裏、逆転サヨナラ満塁ホームランでした。 私の記憶には、もう入ってませんでしたけど、「そんなこともあったような」気はします。たぶん、テレビでは見ていたろうと思うのです。そのホームランをどんな気持ちで見つめていたのかな。ただ、すごいなあと思って見てたんだろうか。 今は川端さんになってるその人は、中一の . . . 本文を読む
高1の時に、クラスで同人誌みたいなのを作りました。ガリ版印刷でクラス分作りました。50部くらいは作ったでしょうか。 この表紙は誰が書いたんだったっけなあ。 はるか昔の、ガリ版印刷の冊子でした。印刷物へのあこがれを持っていました。自分たちの作品を、自分たちの力で作るというのは、何だか魅力的でした。みんな、学校の勉強で忙しいのに、よくぞムダな遊びをしていたものです。 とても楽しかった思い出があります . . . 本文を読む
土曜日の夜に、高校の同窓会がありました。四十何年ぶりでした。イスのない立ちながらパーティーなので、少し立ってるのに疲れてしまった。 同窓会には初めての参加ということで、おっかなびっくりで参加しました。そして、男の人はみんなちゃんとネクタイをぶら下げているのに、私と何人かの人だけがカジュアルで、「失敗したな」と思いました。いや、クルマで大阪に行ったら、スーツもありかなと思ったんですけど&helli . . . 本文を読む