甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

月を待つ人々

2021年04月28日 21時00分21秒 | 海と水辺と船と

 うちの弟は、スポーツもするし、女の子はとっかえひっかえ?
バイクは乗るし、バンドだってする。いつもギンギラギンだったけれど、絵を描くのも好きでした。

 中学生のころに、美術の宿題で海の絵を描いて、なかなか上手に描けて、今も実家に飾ってありますが、あれはアート・ガーファンクルさんの「ウォーターマーク」(1978)というアルバムのジャケットにヒントを得た作品でした。

 確か、その頃、週間FMという雑誌を買ってたから、それを見てピンと来たんでしょうね。

 今改めてジャケットを見ていると、こんなにアートさんが大きく写ってたんだなと思いました。弟のは、海と空のグラデーションがもっと芸術的でした。アートさんのは、ただの海辺の写真という感じです。

 もう四十何年も経過していますが、残念ながら「ウォーターマーク」は聞いたことがないかもしれません。

 アートさんよりも、活動休止の1970年から後は、ずっとポール・サイモンさんが活躍していて、ものすごく昔、ニューヨークのセントラルパークのライブのCDを買ったんですけど、今もうちにあるのかなぁ。こちらは何回か聴きました。でも、今は聴いてないですね。


 海辺の風景、ということで、アート・ガーファンクルさんでしたか。今も活動しているということですが、動画とかあるんだろうか。あったとしても、見るんだろうか。自信がないですね。

 S&Gは、ベストがCDとLPの二枚ありますけど、これでさえあまり聞いていない。もう何年も聴いてないみたい。また、「ボクサー」聴いて、♪ライラライ、ライラライラララララと、クルマの中で歌いたい気分、もうないかな。いや、きっとあります。また、いつか歌いますね!


 堤防に向かってまっしぐら、日は傾いていますが、しっかり照らしてくれています。みんな、もうすぐやって来る夜を前にして、海を見たり、歩いてたり、家族のつながりをかみしめています。


 数人の中学生のグループがいて、部活なのか、それとも思い思いに海を見ているだけなのか、いくつかの集団になって、北から南に歩いて行きました。そのあと、塊になって戻っていったから、とりあえずみんなでやって来て、それぞれにおしゃべりなどしていたんでしょう。

 自由な時間を、海辺で過ごす、いいですね。そんなの簡単にはできないです。私だって、満月が見たいからわざわざやって来たというのに、彼ら・彼女らは何となく来てみたみたい。うらやましい!


 北側にはヨットハーバーがあって、防波堤があるから、その中では女子のボート部の子らが練習をしているようでした。でも、外洋には出て行かれないだろうし、狭い空間での練習場です。となると、水は感じられるのはいいけど、長距離をずっと延々と漕ぐということができるところは、そういうところがあるのなら、それはまたうらやましいのかな。

 まあ、人は自分に与えられた環境の中であれこれと工夫する生き物なんだから、それはそれでいいわけか……。


 もちろん、わんこの散歩のオジサンもいます。これまたうらやましい。わんこたちに何を話して聞かせられるだろう。

「おい、海を見てみろよ。月も出て来るぞ!」
「ワン」
「夕飯は何かな? 少し腹減ったか?」
「ワン」
「今日も1日が終わって、また夜になって、家帰って寝て、また明日か……」
「ワンワン」
「海はいいなあ。とても広くて、人間なんか寄せつけないけど、いいよな?」
「ワン?」
「もう少し歩いて行くか。これも楽しいよな」
「ワンワン」

 わんことおしゃべりする毎日、楽しそうだけど、残念ながら、そんなこと、したことがありません。


 そして、月曜日、海の上に浮かぶお月さんを見たんでした。

 私は、あまりに粘りすぎて、気づいたら、浜辺には誰もいませんでした。風にもさらされたし、少し寒かったけれど、どうにか風邪をひかずに済んだみたい。

 2時間近くフラフラしていて、家に帰ったら奥さんにあきれられたのでした。

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