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今日は十六夜ですけど、昨日と比べると1時間以上も月が出るのは遅かったけれど、昨日も今日も、月を見ることができました。
昨日は17時半くらいには月の出はあるようでした。でも、あれは東京基準だったのかもしれません。だったら、三重県はもう少し遅かったのかもしれません。いい加減に調べて海に行ったので、待ち時間もそれなりにありましたっけ。
仕事の帰りに、わざわざ浜辺に出かけて、海からの月を楽しみにしていたけれど、お月さんは出ていませんでした。水平線のあたりがモヤモヤしていたから、出たくても出られないようにさせられてたんでしょう。
南北に広がる浜を、北に行ったり南に行ったりしながら、月が出るのを待って、少しずつ薄い青の空の色が濃くなって、月の輪郭が浮かんでいくのでした。
ああ、月はいつの間にか光を発して、海を照らしていくようでした。潮は満ちるのか引いていくのか、どっちかはっきりしなかったけれど、お月さんが上がって来るということは、満ちていくはずでした。
右手の上の方にレンズそのものにモヤがかかっていて、クリアーな風景はもう撮れなくなりました。でも、愛用のカメラだから、だましだましあっち行ったりこっち行ったりしました。
風はずっと海に向かって吹いていて、これは海が温かいからというよりも、太平洋の彼方の台風に向かってずっと吹いてた風の余波みたいなものでした。
写真を撮ってるときは、そんなに寒さを感じなかったけれど、少しずつジャブは利いていて、1時間半ほど浜辺を歩いてみたんですが、最後は寒くて、風邪をひくのではないかと心配しました。
もう帰りがけ、こんなのを見つけました。
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貝がらで文字を書いているみたいだけど、家に帰って改めて見たら、「ひでし、あいたいよ」というふうに読めました。そんな会いたいと思われてるひでしさんという人がどこかにいるんでしょうね。
私にはできないことで、イタズラにしても、よくぞまあ、こんな情熱があったなあと感心しました。