甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

自分のイメージを取り出せ!

2018年06月14日 22時38分49秒 | お絵かきクラブ


 パソコンだったら、いい加減な絵は描けます。私のイメージの中では、もっと鮮やかな絵が描けているはずなんだけど、結局は色がベタっと塗れる平板な絵みたいなものになります。イメージとはかなりかけ離れたものができる。

 こんなに平板なのはパソコンだからだ。もっと深い陰影のある絵が描きたい! と、ふと白い紙に向き合ってみました。ところが、どうでしょう。もっと色の混ざった味気のない、つまらないものしか描けなかった。

 そうでした。私はあまり描写も、色塗りも、色の取り合わせもうまくありませんでした。その程度の描き手であり、努力も足りない。コツコツ描いていないのです。

 前からわかっていたことではあるけれど、私は絵が上手ではなかったのだと愕然とします。とすると、中三の時、成績「5」がもらえたのは、デザイン的なものがたまたま評価された、ということだったんだろうな。真面目にコツコツしていたから、努力点として5をくださったんでした、たぶん。

 いや、そもそも私は真面目なのか? グータラで、いい加減な私ではなかったか?
 
 確かに、私ほどいい加減で、あてにならないヤツはいない。絵も小細工が多すぎるし、描写する根気もセンスもない。

 中三の時は、内申書のために真面目ぶっていただけで、その結果のお情けの「5」だったのかもしれない。本質はグータラでした。怠け者でした。

 ただ、何かイメージしたら、とりあえず形にはしようとしていた気がする。それだけは真面目にやったのかな。だから、結局は上手くはなかったんだ。それを忘れていました。


 小六の頃、三階の窓から見える自分たちの町を描こうというテーマが与えられました。そうしたら私は、何もかも描き尽くそうとへんてこな努力をして、バランスの悪い絵を描いた覚えがありますよ。

 もっと上手に自分が見た、切り取りたい部分を絵にまとめている子がいて、自分は「とてもかなわないな」と思った記憶があります。

 切り取らねばならないのです。なのに私は、すべてをまとめようとして失敗していた。


 書きたいモノだけを取り出さねばならない。そういうのをこれから実践していきたいです。小さい頃にもできなくて、オッサンになった今もできていない、一部分を切り取ること、これを日々の生活の中でやっていきたいのです。

 全体を見るのは大事です。それはオッサンになったら、少しはそれくらいできなきゃいけない。でも、それはインプットだけでいい。

 私たちが外に向かってためてきたものをアウトプットする時、その時には見た中で取り上げたいモノをポンと取り出せる力、それが必要です。私には今、それが求められているし、それが私の課題だと思える。

 部分を私なりの解釈で取り上げる。ことばでもいいし、絵でもいい。写真でもいいかもしれない。

 すべてが写ってたってどっちつかずです。わかっているのに、それができないなんて……。私は誰かにハガキを描きたいわけです(不洗鉄さんにあこがれているんです)。それで、今、ハガキの絵というのを研究しています。こんな描写力のない私が、突然を何を描くのでしょう。ああ、それが問題だ。


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