甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

神宮寺とカムチャツカ?

2016年02月28日 17時33分15秒 | 古本探しの旅
 もう1年前になるんでしょうか、多気町図書館のすさまじい様子を書いたことがあります。

 年に1回廃棄する本を町民にくださるということで、一度だけ行ったんですが、もうすごいのなんの、みんな何を求めて集まっているのか、あれは本を探しているんじゃなくて、廃棄する本で一儲けしようというひとたちが、もう何でもいいから手当たり次第かき集めていました。それはそれはすごかった。

 多気町図書館の廃棄図書は二度ともらいに行くまいと決めたのでした。たとえお金になる本があったとしても、それはもう金儲けの人たちのものだから、私は廃棄図書で儲けようという人ではないので、何があっても行きません。

 ただ、同じ町内のせいわ図書館の廃棄本には、みんな大人しく静かにもらえる本を、穏やかに探せる雰囲気があるので、ここには行くことにしました。それで今回は最大10冊ということなので、しっかりもらってきました。



 単行本が3冊、左から「古本屋の蘊蓄(うんちく)」高橋輝次編 燃焼社 1997 各地の古本屋の店主が、古本通信という業界紙(?)に記事を載せていたのをまとめた本のようです。私は、将来古本屋さんになるかもしれないので、研究のためにもらってきました。挫折して農業をするかもしれないし、将来、どっちに行くんでしょうね?

 真ん中は「北海道新聞総力ガイド カムチャツカ」北海道新聞社 2002 カムチャツカの山々の写真がキレイだったので、もらってきました。カムチャツカ半島に行くことはないと思いますが、写真ではものすごくキレイです。人が住んでいない感じなのがすごくいいです。

 右側「絶滅巨大獣の百科」今泉忠明著 データハウス 1995 2400yen これも挿し絵がキレイだったので、もらってきました。

 ビジュアル優先の選択ですね。あまりじっくり読むようなのが見つかりませんでした。



 「日本の旅客機」イカロスムック イカロス出版 1997 2000yen これもたくさんの写真がありました。



 「たのしい船旅」イカロス出版 2006 1524yen これもたくさんの写真がありました。

 他には旅行ガイドを4冊もらってきました。せっかくもらっても、廃棄図書って、あまりじっくり読んでいないという反省があるので、とにかくチラッと見られて、楽しい本をもらおうとしたようです。

 一緒に行った奥さんも、じっくり読む本をゲットできなかったようです。いろいろと裏事情があるのかもしれないけれど、多気町図書館のような、もらいに来てわびしい気持ちになるようなことはなくて、ただ花粉だけが厳しいのでした。

 ついでに、丹生(にゅう)の大師さん、丹生神社と神宮寺がくっついているところに行きました。ほとんど同じ敷地に、同じようにならんでいる、少しだけ神仏混淆が残っている、珍しいお寺で、ここでお参りと写真を何枚か撮って帰って来たんでした。



 山門からしばらく行くと、不動堂があります。そこを少し入ったら、観音堂があります。



 観音堂では、めずらしくたくさんの靴がならんでいて、読経とそのあとはお坊さんのお話がなされていました。珍しいことでした。



 回廊の階段を上がりきったら、大師堂があって、ここに弘法大師さんがまつられていました。説明書きを見てみたら、なんとこの御大師さんは、空海さんがご自身で作成して、ここに納めたと書かれていますが、はたして本当に空海さんが、三重県のこんな山奥に来られたのかどうか、まあ、丹(に)の水銀がたくさん取れて、東大寺の大仏さんを作るときにも役だったということですから、古くからそれなりに開けた場所ではあったようです。



 一番上の大師堂を抜かしていたので、あわてて貼り付けました。どれも同じような感じの建物だけど、そりゃ、江戸時代の力で再建したものだからですね。江戸時代はやはり偉大ですね。あれがあったからこそ、今の日本があるような気がします。でも、その貯金というか、江戸の遺産を食いつぶして、もうなくなりつつあります。

 もっと江戸時代にもどって、今に生かさないといけないかも……。



 さて、夕方近く、カラカラのあまなつを食べるのをあきらめて、木に刺していたら、メジロが食べに来てくれました。本当に、メジロさんが来てくれるなんて、これはありがたいことです。

 ツグミも、ジョウビタキも遊びに来てくれたけど、写真は撮れませんでした。メジロは無防備で、何だか平和な気分でした。


 


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