もっとピッタリくる水の写真が欲しかったんだけど……。
広島に原爆が落とされた日でした。あまり世の中的には騒がれなかったけれど、政府の人たちって、本当にいい加減で暮らしているのだなあと思います。
もっと誠心誠意、この日に向き合えばいいのに、忙しいのか、やる気ないのか、向き合ったメッセージを伝えてくれません。
まあ、コロナだって、「安全安心」だし、政策にも「誠心誠意」なんでしょう。言葉は同じことを繰り返しますが、心はないのです。それでは、自分たちの儲けにしか心は向かないだろうな。
昨日のアサヒの夕刊で、2013年に映画監督のオリバー・ストーンさんが広島を訪れた時のことばが載っていました。私はまるで記憶になかったけれど、さすが心のあるメッセージでした。
「私自身、最初は原爆投下の正当性を信じていた。広島を忘れてはいけない。正しく記憶しておく必要がある」と資料館を見学した後に述べられたそうです。そして、
「私はここにいた。68年前ここにいた。」と駅を降りたとたんに報道陣に繰り返したんだそうです。
2013年、反戦的な映画を作ってきた監督さんは、ヒロシマを訪ねたくて、わざわざ8月4日に訪れたそうです。
自分はここに来るべきであったし、改めて広島の体験を感じたいし、それを無視できないし、過去のことにもできないという監督の強い意志を感じます。
そして、資料館を見て、これはアメリカという国がしてしまったことではあるけれど、それを受け止め、そんなことをしてしまった自分たちへも、これからの人たちへも伝えたいメッセージも生まれるし、気持ちはずっと沈潜しているでしょう。いつかオリバー・ストーンさんの映画で、ヒロシマを語ってもらいたいくらいの言葉でした。
それで、日本の首相は? 持ってきた原稿をすっ飛ばしたそうです。どこまでダメなんだろう。こんなにダメな人をよくもまあ私たちって、トップにしていますね。私たちって、選挙の時何をしているんだか……。
というんで、「水のことば」見てください!
◆ 水のことば 次の空欄に適当な言葉を答えなさい。
1【水( らず)】……近親の者だけで他人をまぜないこと。
→水が入ったら薄まるものは何? それは血なんだろうか。そう書くと、なんか怖いけど、他人が入らないということはそういうことですか。
2【水( い)】……よそよそしい。他人行儀である。
→最近そんな言葉聞くチャンスを失っていますね。みんな他人行儀だけが上手になって、人にあれこれ言わないのがクールともてはやされるんですからね。
どうしてクールな応対が水が〇〇るんだろう。チコちゃんに聞かなきゃダメですね。
3【( )は水より濃い】……同じ〇筋の関係にある者は他人よりもきずなが強い。
→「水」は冷たく、流れやすいものであるという感覚です。だから、熱くてどろど ろとした濃い関係には別の液体が必要になり、これらの言葉が生まれた!
4【水と( )】……互いに性分や性質が合わないこと。
→これは混ぜたらすぐに分かります。でも、最近私はお皿洗いもしていないし、そういうのを見るチャンスをなくしているなあ。実体験が衰えている感じです。
5【水に( す)】……過去のいざこざやわだかまりを、なかったことにすること。
→これは日本人にはピッタリくることばですけど、よその言語圏の人たちはこういうことできるんだろうか。ただ「忘れてください」とか、「時間が解決するよ」とでも言うのかな。
6【水の( )】……消えやすくはかないこと。努力したかいがないこと。
→うたかた、バブル、あぶく、〇沫などいろいろな言い方で反省してきた? というか、はかないものの代表がこれです。鴨長明さんよりもずっと前から、日本人は見てきたものですね。水は豊かにある国なんだもんな。
7【水も( る)よう】……溌剌(はつらつ)として生き生きした印象を与える[人]。
→このことばは最近は使いませんね。何もかも「イケメン」という意味不明のことばで済ませているみたいです。何だか汗臭いのに、フレッシュでいい感じのことばなんだけどな。
8【水も( らさぬ)】……非常に厳重で、わずかの油断もない。
→すべてをカバーしたら、確かにそうなってしまうよなという理屈っぽいことばですね。
9【水を( ける)】……優劣の差がはっきりつくこと。
→ボートレースの業界用語なんだろうか。そのまんまですけど……。
10【水を( った)ような】……多数の人が、物音一つ立てないで静かにしている様 子。
→ほこりやざわめき、熱さなどを抑える水ということ? 最近はこういう息をつめてる場面が多い私たちですけど、これはみんなが力をためてる状態です。すぐに爆発してしまう。
答え 1・い 2・くさ 3・血
4・油 5・流す 6・泡
7・したたる 8・漏らさぬ 9・あける
10・打った