たったの9つしかないけれど、もっと本当はある気がします。まあ、それは今後の課題です。
◆ 「土と石と砂のことば」です。カッコの中に適当なことばを入れてください。
1【石の上にも( )年】……つらいことも我慢して忍耐すれば、そのうちに報われて、よいこともあるということ。
→これは不思議です。どうしてこういう年数が考え出されたのか、人間はそういう風にできているのか、たまたまなのか。日本オリジナルなんだろうか、それとも中国に出典はありますか。中国の王様でお父さんの服喪期間をしっかり守ってボンヤリしていた人はいたけれど、それはボンヤリしていたわけで、しっかりしていたのはまた別なんじゃないかな。
2【( )石混交】……すぐれたものとつまらないものが入り混じっていること。
→石というのはつまらないもの、ありふれたもの、どこにでも転がっているものです。それの反対の貴重なものは何でしょう。ダイアモンドとか、水晶とか、宝石系を漢字一字にしたらいいんですけど、それは何?
3【捲土重来】……一度敗れた者が、再び勢いを盛り返して反撃に出ること。→読みを!
→これは出典は中国です。地面にけむりを巻き上げて、再び勢いよくやって来るというのはリベンジ以外の何物でもないですね。
4【( )上の楼閣】(〇の上に建てられた高い建物の意から)不安定でくずれやすいもののたとえ。また、実現しそうもない物事のたとえ。
→これは日本オリジナルかな? 日本ではこういういい加減な建築もたまにありますもんね。谷を土砂で埋めて宅地にしたり、どうしてそんな無責任なことができるんだろう。人が住むというイメージはないんだろうな。見晴らしがいいからといっても、そういうところに住んではダメなんですね。
5【( )て石になる】……今すぐは何の効果もないが、将来を考えてする行為。
→昔から、大規模な工事をする時、それを行うとした人は、ある程度の犠牲者が出ても仕方がないと思ってたんでしょうか。人身御供とか、人柱とか、わけのわからない理屈で命を奪うことがあった、のでしょうか。今も信じられないけれど、とにかく大規模建造物ができる時には変な理屈をこねる人もいたでしょう。そういうのは信じられない。でも、今もそういう理屈はあるような気がする。
6【玉に瑕】……完璧と思われるもののたった一つの欠点のこと。
→「瑕」のよみは?[ ]……「瑕疵(かし)」ということばもあります!
→「瑕」のよみは?[ ]……「瑕疵(かし)」ということばもあります!
7【( )石苔むせず】……①転居や転職を繰り返す人は財産も地位も得られない。②活発に活動しているものはいつまでも古くならない。
→これは英語のことわざですか? A rolling stone gathers no moss をそのまま日本語訳したものでしょうか。だったら、誰が翻訳したんだろう。調べないとわからないですね。
8【( )壇場】……せっぱつまった場面。物事が決定しようとする最後の場面。〇俵際。「――に立たされる」「――で逆転する」
→江戸時代の刑場で、斬罪を行う場所が〇で築いた壇であったことによる。でも、そんなに怖い意味だったんですね。簡単な気持ちで使えないことばだなあ。
→江戸時代の刑場で、斬罪を行う場所が〇で築いた壇であったことによる。でも、そんなに怖い意味だったんですね。簡単な気持ちで使えないことばだなあ。
9【( )域】……侵してはならない神〇な場所。不可侵な特別の区域ということ。サンクチュアリ。「――を侵す」
→sanctuaryというのは英語だったんですね。ユダヤ教が関係するんですか。いろいろな歴史を踏まえてことばというのは成立するんですね。それにしても、1992の岩波国語辞典には採用されていなかったことばが、2005の三省堂・新明解国語辞典には採用されていました。日本語の中に定着してきたのは21世紀に入ってからなのかな。ことばには流行りすたりがありますね。
→sanctuaryというのは英語だったんですね。ユダヤ教が関係するんですか。いろいろな歴史を踏まえてことばというのは成立するんですね。それにしても、1992の岩波国語辞典には採用されていなかったことばが、2005の三省堂・新明解国語辞典には採用されていました。日本語の中に定着してきたのは21世紀に入ってからなのかな。ことばには流行りすたりがありますね。
★答え 1・三 2・玉 3・けんどちょうらい
4・砂 5・捨て石 6・きず
7・転 8・土 9・聖
7・転 8・土 9・聖