日食が夕方あるということでした。そんなに日食が好き、というわけではないので、そこそこの期待しかしてなくて、まあ、見られたらいいや、程度の、空に対する少しだけの憧れしかありませんでした。星だったら、参加している気分を味わおうとするのに、太陽の方が、みんなで見てる感覚は強いはずなのに、何だか気力がありませんでした。
そうでした。昨日は、何事にも気力がなかったのかもしれない。
でも、久しぶりに庭仕事して、ほんの少しだけキレイにしたつもりだったけれど、まあ、たいしたことはしてないです。
うちのウツギ(卯の花?)が、こんなに弱くなっているんだと嘆き、妻はそれは太陽が当たらなくなったせいだと、ウツギさんの不調を解説してくれました。いつでも夏になったら白い花をつけてた気がしたけれど、それは太陽の光を浴びて、枝を伸ばし、葉を広げて、そういうことが当たり前にできてたら、花をつけたらしいのです。でも、何年か前にお隣りに家が建ったので、ウツギは花をつけられなくなった。
「もう、伐ってもいいよ」
妻は言いますが、ボクにはできません。また、何かのおりに花をつけるのではないかと、期待してしまう。さあ、どうなんだろう。
午後は、たいしたこともしなかったでしょう。もう何か月もたいしたことをしていない日々が続いています。
もちろん、そうなんだけれど、何かはしてたんだろ?
ハイ、通販で本を四冊買うことにしました。コンビニ決済だったので、夕方コンビニにでかけました。番号をメモした手帖を握って、テクテク歩いて行ったら、もう少しでコンビニというところで、トリフンを引っ掛けられました。
だもんですから、日食ではくもりで、日食が終わった時点で夕暮れになってて、キレイだなと思ってた気分は吹き飛び、何だかイヤーな気分にさせられました。
頭は助かったけれど、握ってた手帖と、短パンと、服に少し白い跡がついてました。ああ、本を思い切り奮発して買ったのに、トリのフンも引っ掛けられるなんて、とんだフンつながりでした。
何か、とんでもなくて、コンビニの決済マシーンに向かっても、うまく行かなくて、もう一度家に戻り、メールを見直して、二回めでやっと決済することができました。
なんということだ。夕方から、夕焼けがキレイだったり、フンかけられ、コンビニ決済がうまくいかなくてガックリしたり、ヒッチャカメッチャカと忙しかったんです。でも、これをよその人は、のんきな休日だねと評価してくれるんだろうな。
夕焼けがキレイだったら、よしとしましょう。日食なんて、見られなかった。ネットでみんな騒いでても、私には関係のないことです。私は、私にできることを、私風にゴチャゴチャしながらしていくことでしょう。