アマゾンでCDを2枚買いました。その1枚が「ニコレッタ・ラーソン/愛しのニコレット」という1978(たぶんそうです。もうジャケットを読み上げることは不可能になりました。ルーペは持ち合わせていないのです。いや、下にあったかな……)年の作品です。
いろいろと入ったアルバムに、たぶんAORのナツメロCDみたいなのに、シングルでヒットして、全米8位になったという「Lotta Love」というニール・ヤングの作品は持っていました。でも、どうしても彼女の他の作品が聞きたくて、彼女のデビュー作を、2017年の秋に買ってしまいました。
感想は、まだこれからで、何度もクルマの中で聞こうと思います。確かにシングルカットされた作品は、それなりで、いかにもヒットしそうです。他の作品は、それなりにいいのもある気がするんだけど、70年代から80年代にかけて、世界の音楽の中心はカリフォルニアにあったのだなという気がします。
その後、ニュー・ウェーブやら、パンクやらが出て、ヘビメタというジャンルが定着し、軟弱なAORということで次第にウエスチコーストサウンドというのは敬遠されていった。
そして今は、何がウエストコーストやら、何もなくなったし、そこで輩出した才能たちはみんなどこかでなりを潜めているようです。
もう何十年も経過しましたからね。今の音楽はどこにあるのか。もう、中心なんかなくなって、それぞれの地域で自国音楽ファーストと、隣国の多国籍音楽だけになりつつあります。音楽が世界に開かれていた時代は、もう遠くになりつつある。
音楽で世界に羽ばたくには、それはクラッシックの世界しかありません。大衆音楽はローカル化してしまいました。もう世界を股に掛ける大衆音楽って、生まれない気がするし、生まれたとしても、音楽業界からではなく、ネットの世界で一躍大人気になる、そういう広がり方が普通になりつつあります。
でも、そうなると、一発屋が当たり前で、世界を相手にしようという音楽は、メジャーな人だけになりました。マイナーな人は、世界を相手にできないみたいです。
あともう1つ、千住明さんの「日本映像の世紀」(1999)を買いました。これがもう十数年も昔の音とは、もう自分が信じられません。
確かに、当時ビデオに録画して、今でもうちにあるわけですが、DVD録画ができるようになった初めの頃で、それが21世紀になる手前のことだったのですね。