甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

大きな会社、大きな使命

2017年06月21日 22時16分27秒 | 私たちの社会・世界
 会社再建が問題視されている東芝さん。現在のメダマは、三重県の四日市にある半導体工場だそうです。ここを売って、借金を返して、経営再建を図るそうです。

 そもそも東芝さんは、どうしてこんな苦境に陥ったのだろう。

 アメリカでの原子力事業に手を出したから、というふうにニュースでは語られていますが、もしそれが本当なら、国策に乗らざるを得なかった大企業が、そのまま自分で責任を取らされ、自助努力ということで、一番調子のよかったところをメダマに身売りしなくてはならなくなったということなのでしょうか。

 だったら、国策に乗るって、いったい何なんだと思ってしまう。

 国の方針は、原発推進で、今もどんどん原発の運転を各地で再開させようとしている。どれもみなくたびれた施設なのに、大丈夫と太鼓判を押して、これから何十年も運転させようとしている。

 まわりの国々は笑っていることでしょう。こんな小さな国土に次から次と原発を作り、日本各地にリスクをばらまき、東京の肥大化だけを進めている。東京は見事な未来都市へと進んで行けたとしても、それ以外の土地は、原発とシャッター通りと荒れた田畑と、山に吸い取られる農地と、たくさんのイノシシやシカやクマと、ずたずたの地方を作る政策なのだと思われます。

 災害でもあれば、少しだけ援助はしてみるけれど、それもお金になるところだけで、たぶん、道路や橋を作ったら、ハイ、それまでよ。となるかもしれないな。

 ああ、私たちは、何も考えないで、国策に乗せられている気がします。それはいろんなところに入り込んでいて、私たちは気づかぬうちに組み込まれているのだと思われます。

 無人島で自給自足でもしたいけれど、そんな土地はないですし、1人ではたぶん生きていけないし、この国で私は生きていかなくてはならないので、せいぜい賢くふるまって、なるべく政府や国に関わらないところで生きて行けたらと思うのです、ムズカシイですけど……。



 東芝さんに経営のポリシーってなかったんだろうか。たぶん、昔はあったと思われます。そういう気骨のある経営者というのか、政府のいいなりにならない人はいたはずです。でも、いつの間にか取り込まれてしまった。

 それくらい独自の経営理念で、自分の信ずる道を推し進めること、それはむずかしいですね。私なんかお呼びでない、遠い世界のことでした。

 それを無理矢理書こうとしても、無理がありました。失礼しました。

 とにかく、あんなに輝いていた会社が、こんなみじめな目に遭うなんて、私は信じられないのです。でも、事実だし、独自の道を歩くのはむずかしいなあと思った、ただのそれだけでした。

 ああ、アメリカで原発事業って、何をしていたことやら……。すごくザンネンなのです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。