何日か続いた雷雨も、今日はありませんでした。けれども、今日の未明、広島で大変な雨に襲われて、土砂崩れなどが起きて、亡くなられた方もおられるようです。
聞くところによると、夜中の寝入っているときに、1時間に百ミリ以上の雨が降ったということです。近ごろの異常気象が当たり前になりつつあるので、あまりビックリはしないけれど、それでも、こんな場合には逃げられないじゃないですか。どうしたらいいのでしよう。
2階に寝ていたとしても、家ごと持って行かれる場合もあるのですから、現代の私たちは、そういうことも意識して寝たり生活したりしなくてはいけないのですね。
うっかり者の私は、そんなこともすぐに忘れて、今日の雲を見上げて、空はもう秋なのだと朝からしみじみしておりました。
流れるような筆さばき! 絵の具のかすれた筆で空に白いかすれを描いています。その筆の跡がうっすら空に残っていて、とてもキレイだったのです。
昼間は、三重高校が熊本の城北高校というところにせり勝って、十数年ぶりのベスト8になったり、雷雨が来なくてホッとしたり(少しだけもの足りなかったり)、ボチボチお仕事をしたりして過ごしました。
帰りは、それなりに秋の雲だったのです。でも、またも変な気持ちが起きて、「泉の森」というところへ行ってみました。
……アクセス道路のここの信号を曲がりました。
……こんもりとした森があります。いつも気になっていました。道路に地名だけは書いてありますが、それがどういうところなのか、全くわからないのです。しかも、信号を曲がったら、道は幅員が狭くなっています。歩いて「泉の森」に行くことにします。
……西の空のかなたに太陽も沈もうとしています。
……森の中には入れない感じでした。もっとちゃんとした装備をして、それなりの覚悟をもって入らなければならない草深い森です。
……そこから幾筋かの水が流れています。手を入れてみると、冷たく確かにわき出てきたばかりのような冷たさです。残念ながら水源は見られなかったのですが、この森の中心にあるらしいのです。
グルッと一周すると、確かにこの森に流れ込む上流から水はなく、先ほどの水は森の中から湧いているようです。そして、その森の中には草深くて入れなくなっている。そして、案内板を見つけます。
この集落に隣接している森には、昔は神社があったそうです。堀坂山(ホッサカサン)などの松阪の市街地を囲んでいる山々から扇状地状の土地があり、その一角に水のわき出る森があったので、そこに数百年前の人々がお社を建てていたというのです。当時の領主さんもここからわき出る水でお茶を入れたという話も残っていて、とても古くから地元の人々に守られてきた森らしいのです。そこにお社も建つ神聖な土地であった。
それが明治の神社改革で、近隣のお社と合併させられて、お社は取り払われ、いつもの行政のパターンならば、農地にさせられるところだったのですが、水がわき出る森でもあったので、そのまま残されて、お社のない神聖な森として現在に至っているようでした。
現在は、たまたま野放図状態になっていて、周囲を回ることはできますが、中に入り込むことは難しくなっていました。もっとヘビやら、クマやらが出て、人間たちが入り込めないようになっていたらいいのですが、クマは住むには狭すぎるし、ヘビが住むには民家が近すぎるかもしれません。だから、せめて草たちが人間の侵入を防いでいる。でも、年に一度くらいは草刈りなどがあるのかもしれないなと、思いつつ、「泉の森」を一周して帰りました。10分くらいで一周できるほどの広さなのですが、とにかくディープな世界があって、人間はその周縁から中をうかがうだけです。まあ、それがいいんですけど……。
……こんな花も咲いてました。
……空はどんどん変化していきます。
……プリズムのような光も見えて、何だかもったいない!
聞くところによると、夜中の寝入っているときに、1時間に百ミリ以上の雨が降ったということです。近ごろの異常気象が当たり前になりつつあるので、あまりビックリはしないけれど、それでも、こんな場合には逃げられないじゃないですか。どうしたらいいのでしよう。
2階に寝ていたとしても、家ごと持って行かれる場合もあるのですから、現代の私たちは、そういうことも意識して寝たり生活したりしなくてはいけないのですね。
うっかり者の私は、そんなこともすぐに忘れて、今日の雲を見上げて、空はもう秋なのだと朝からしみじみしておりました。
流れるような筆さばき! 絵の具のかすれた筆で空に白いかすれを描いています。その筆の跡がうっすら空に残っていて、とてもキレイだったのです。
昼間は、三重高校が熊本の城北高校というところにせり勝って、十数年ぶりのベスト8になったり、雷雨が来なくてホッとしたり(少しだけもの足りなかったり)、ボチボチお仕事をしたりして過ごしました。
帰りは、それなりに秋の雲だったのです。でも、またも変な気持ちが起きて、「泉の森」というところへ行ってみました。
……アクセス道路のここの信号を曲がりました。
……こんもりとした森があります。いつも気になっていました。道路に地名だけは書いてありますが、それがどういうところなのか、全くわからないのです。しかも、信号を曲がったら、道は幅員が狭くなっています。歩いて「泉の森」に行くことにします。
……西の空のかなたに太陽も沈もうとしています。
……森の中には入れない感じでした。もっとちゃんとした装備をして、それなりの覚悟をもって入らなければならない草深い森です。
……そこから幾筋かの水が流れています。手を入れてみると、冷たく確かにわき出てきたばかりのような冷たさです。残念ながら水源は見られなかったのですが、この森の中心にあるらしいのです。
グルッと一周すると、確かにこの森に流れ込む上流から水はなく、先ほどの水は森の中から湧いているようです。そして、その森の中には草深くて入れなくなっている。そして、案内板を見つけます。
この集落に隣接している森には、昔は神社があったそうです。堀坂山(ホッサカサン)などの松阪の市街地を囲んでいる山々から扇状地状の土地があり、その一角に水のわき出る森があったので、そこに数百年前の人々がお社を建てていたというのです。当時の領主さんもここからわき出る水でお茶を入れたという話も残っていて、とても古くから地元の人々に守られてきた森らしいのです。そこにお社も建つ神聖な土地であった。
それが明治の神社改革で、近隣のお社と合併させられて、お社は取り払われ、いつもの行政のパターンならば、農地にさせられるところだったのですが、水がわき出る森でもあったので、そのまま残されて、お社のない神聖な森として現在に至っているようでした。
現在は、たまたま野放図状態になっていて、周囲を回ることはできますが、中に入り込むことは難しくなっていました。もっとヘビやら、クマやらが出て、人間たちが入り込めないようになっていたらいいのですが、クマは住むには狭すぎるし、ヘビが住むには民家が近すぎるかもしれません。だから、せめて草たちが人間の侵入を防いでいる。でも、年に一度くらいは草刈りなどがあるのかもしれないなと、思いつつ、「泉の森」を一周して帰りました。10分くらいで一周できるほどの広さなのですが、とにかくディープな世界があって、人間はその周縁から中をうかがうだけです。まあ、それがいいんですけど……。
……こんな花も咲いてました。
……空はどんどん変化していきます。
……プリズムのような光も見えて、何だかもったいない!