何日か前、妻とサクラを見に行きました。愛車を車検に出したので、代車でフラフラと近所を走ってみました。
めざしたのは、今は多気町に編入されてしまいましたが、昔は勢和村として独立していたところでした。少しずつあちらこちらにあった村がなくされていきます。
勢和村は図書館はステキだし、いろんなイベントはしてくれて、とてもキレイでセンスのあるところでした。多気町はバブリーな町で、大企業からのお金をあてにする、自立心のない自治体という気がしていました。あくまでも勢和村との比較ではありますが……。
それくらい勢和村は、ひっそりしていて、幹線道路からはずれていて、たまたま高速道路が走っているけれど、インターは遠いところにあるし、そんなに影響されていませんでした。
でも、年に何回かお祭りがあって、その時だけはにぎわっていましたっけ……。人混みが苦手の私は、ちゃんと参加したことがありません。
勢和というところのど真ん中に、弘法大師さんが開いたという丹生大師(にゅうたいし)さんがあります。何度も出かけて、何度も写真を載せています。
でも、サクラと仁王門という組み合わせは撮ってなかったと思うので、今さらながらだけど撮りました。
くもりの日でも、門の黒とサクラの白がそれなりにコントラストを見せています。
もっとサクラに近寄ったら、よかったかな。
丹生大師の駐車場兼直売所としてふれあいの館というのがあります。その真ん前の小山にもサクラが咲き始めて、その下のコンクリートの仏さまも、「ああ、桜の下でいい感じですね」とおっしゃっておられるみたい。でも、まだ少し寒いかな。
丹生大師からほんの何百メートルというところに、農家レストラン・まめやという、地域原産の品で作った野菜などの料理を出すお店があります。
少しずつ拡張していて、ヤギやウサギの広場を作ったり、菜の花の畑を作ってみたり、あれこれチャレンジしているみたいです。「家族に乾杯」で息子さんが鶴瓶さんを連れてきたお店です。
地域を元気に、活力ある町に変えようと努力されているみたいで、今はものすごく順調みたいです。なかなかうらやましいし、何度も私たちは行かせてもらっています。
ヤギさんたちもかわいらしいし、どんどん発展してもらいたいです。
似たようなところが少しずつできはじめているけど、さらに進めるには人びとの交流の場かなと私なんかは思います。まあ、勝手な言い分ですね。
さて、雨も降り出して、お昼も近づいてきたし、帰ろうかと思ったのです。
でも、こんな静かでおだやかな日だから、車川には人知れずサクラが咲いているかもしれないと、奥さんはその気じゃないのに、連れて行きました。
昔、造り酒屋だったところが公園になっています。今でもここで酒造りが行われていたら、どんなにすばらしいことかと思うのだけれど、それはいろいろな事情があるし、ここのおうちの方々は遠くに住んでおられるようです。せっかくだから、こうして残された建物をうまく利用できたらいいのだけれど、なかなかうまく利用できていないですね。何だかもったいない。
取り壊すのは簡単だし、業者の方々は喜ぶでしょう。でも、ここで人びとが暮らしていた歴史や酒造りをしていた地域全体としてもどうなるのか、そんなことを思ってしまいます。
ここは幹線ルートからはずれた、あまり誰もやってこない、見るべき所がない、かくれ里です。
もしここに円空さんとか、蕭白さんとかが訪れて、何か作品でも残してくれていたら、それだけでまた変わったものになったはずですが、そういう人たちも来てくれず、白州正子さんも来てくれず、ひっそりとした谷間の土地になっています。
サクラは大きく立派に咲いていました。取り囲む回廊もステキでしょ。でも、これも利用されていません。このままでは朽ちてしまうかもしれない。
めざしたのは、今は多気町に編入されてしまいましたが、昔は勢和村として独立していたところでした。少しずつあちらこちらにあった村がなくされていきます。
勢和村は図書館はステキだし、いろんなイベントはしてくれて、とてもキレイでセンスのあるところでした。多気町はバブリーな町で、大企業からのお金をあてにする、自立心のない自治体という気がしていました。あくまでも勢和村との比較ではありますが……。
それくらい勢和村は、ひっそりしていて、幹線道路からはずれていて、たまたま高速道路が走っているけれど、インターは遠いところにあるし、そんなに影響されていませんでした。
でも、年に何回かお祭りがあって、その時だけはにぎわっていましたっけ……。人混みが苦手の私は、ちゃんと参加したことがありません。
勢和というところのど真ん中に、弘法大師さんが開いたという丹生大師(にゅうたいし)さんがあります。何度も出かけて、何度も写真を載せています。
でも、サクラと仁王門という組み合わせは撮ってなかったと思うので、今さらながらだけど撮りました。
くもりの日でも、門の黒とサクラの白がそれなりにコントラストを見せています。
もっとサクラに近寄ったら、よかったかな。
丹生大師の駐車場兼直売所としてふれあいの館というのがあります。その真ん前の小山にもサクラが咲き始めて、その下のコンクリートの仏さまも、「ああ、桜の下でいい感じですね」とおっしゃっておられるみたい。でも、まだ少し寒いかな。
丹生大師からほんの何百メートルというところに、農家レストラン・まめやという、地域原産の品で作った野菜などの料理を出すお店があります。
少しずつ拡張していて、ヤギやウサギの広場を作ったり、菜の花の畑を作ってみたり、あれこれチャレンジしているみたいです。「家族に乾杯」で息子さんが鶴瓶さんを連れてきたお店です。
地域を元気に、活力ある町に変えようと努力されているみたいで、今はものすごく順調みたいです。なかなかうらやましいし、何度も私たちは行かせてもらっています。
ヤギさんたちもかわいらしいし、どんどん発展してもらいたいです。
似たようなところが少しずつできはじめているけど、さらに進めるには人びとの交流の場かなと私なんかは思います。まあ、勝手な言い分ですね。
さて、雨も降り出して、お昼も近づいてきたし、帰ろうかと思ったのです。
でも、こんな静かでおだやかな日だから、車川には人知れずサクラが咲いているかもしれないと、奥さんはその気じゃないのに、連れて行きました。
昔、造り酒屋だったところが公園になっています。今でもここで酒造りが行われていたら、どんなにすばらしいことかと思うのだけれど、それはいろいろな事情があるし、ここのおうちの方々は遠くに住んでおられるようです。せっかくだから、こうして残された建物をうまく利用できたらいいのだけれど、なかなかうまく利用できていないですね。何だかもったいない。
取り壊すのは簡単だし、業者の方々は喜ぶでしょう。でも、ここで人びとが暮らしていた歴史や酒造りをしていた地域全体としてもどうなるのか、そんなことを思ってしまいます。
ここは幹線ルートからはずれた、あまり誰もやってこない、見るべき所がない、かくれ里です。
もしここに円空さんとか、蕭白さんとかが訪れて、何か作品でも残してくれていたら、それだけでまた変わったものになったはずですが、そういう人たちも来てくれず、白州正子さんも来てくれず、ひっそりとした谷間の土地になっています。
サクラは大きく立派に咲いていました。取り囲む回廊もステキでしょ。でも、これも利用されていません。このままでは朽ちてしまうかもしれない。