伊賀地方のドングリ・シイの木が枯れている、というのは聞いていました。虫の大量発生により木が次から次と枯れているということです。
この秋、何回か青山峠を越えて伊賀地方に行ったことがありますが、たしかにいくつもの木が赤く枯れ死んでいるのを見かけました。道路沿いでそんな状態だから、奥地にも同様に被害は広がっていることでしょう。木はほんのちょっとしたバランスの崩れで、ガタガタと枯れているようです。
木は、自然の変化にも耐えて、長続きする生き物だと思っていましたが、動けないこともあって、移動する攻撃にはついつい崩れてしまうこともあるみたいです。これは伊賀地方だけではなく、これから少しずつ拡大するでしょうけど、仕方のないことだと諦めていましたが、そう簡単に諦めるのもよくないのかもしれないと、少しだけ気持ちは変わりつつあります。
木が枯れるということは、そこから新たな影響が出るものらしいです。
山に住む生き物たちが食べ物がなくなります。シカ・イノシシ・クマ・サルなど、みんなが食べ物に困るでしょう。そうなると、彼らは人里に降りてくるのです。
私がこの前引きそうになったシカたちも、山へ向かうのではなく、人里の方へ夕方渡ろうとしていました。彼らの世界を走っていたから、引きそうになったのではなく、私たちの世界だと思っていたところに、彼らは夕方になって下りてくるのです。人間が姿をくらました田畑や、みんなの庭で何か食べるものはないのか物色に来たのかもしれない。
そういえば、昨日、私がよく写真を撮りに行く名松線は、シカに乗り上げたということです。ガリリと何かにのっかる音がして、ワンマンカーの運転手さんはそとに出て、踏みつぶしたものを確認して、人間ではなくてシカを引いたのだと確認して、しばらくは動けなかったということです。
予定時間よりも大幅に遅れて現場を離れたということですが、シカだって、あちらこちらに出没しているようです。夕方は特に活発に動いているようです。そして、引かれてしまった。
三重県では、あちらこちらでそうした事故が起きています。クルマでの事故はもちろんのこと、電車だって、たとえ特急であろうとも、シカは選り好みをしてくれず、無差別に飛び込んでしまう。
いや、シカだって死にたくはないだろうし、たまたまひかれてしまったんでしょう。彼らは私なんかよりも運動神経はあるはずだから、逃げることも可能だったと思うのです。でも、まさか自分が殺されるのは思いもよらず、ついうっかりとレールでのんびりしてしまった。
人間は、レールの上や道路の真ん中がこわいところであると知っているので、そこには立ち寄らないけれど、彼らにはそういう分別はなかった。彼らは食べ物と異性のいるところであれば、どんなところへも飛び出てしまうのです。
そして、私は、もう動物が出没するのは重々承知しているので、山の中を走るときはゆっくり走っています。そして、今夜たまたま坂道を登っていたら、イノシシ親子3匹に出会ったのです。
坂の上だったので、スピードもゆるくしていて、ぶつからずに済んだけれど、もしこれが水平な道で出会ったのなら、あぶなかったかもしれないとドーッと疲れたのでした。もっと早い時間に帰りたいのに、なかなか太陽のあるうちには帰れなくて、夜のとっかかりのところであぶない目に遭いました。
なかなか秋の山道は安心ができません。せいぜいビクビクしながら、走っていこうと思うのでした。
この秋、何回か青山峠を越えて伊賀地方に行ったことがありますが、たしかにいくつもの木が赤く枯れ死んでいるのを見かけました。道路沿いでそんな状態だから、奥地にも同様に被害は広がっていることでしょう。木はほんのちょっとしたバランスの崩れで、ガタガタと枯れているようです。
木は、自然の変化にも耐えて、長続きする生き物だと思っていましたが、動けないこともあって、移動する攻撃にはついつい崩れてしまうこともあるみたいです。これは伊賀地方だけではなく、これから少しずつ拡大するでしょうけど、仕方のないことだと諦めていましたが、そう簡単に諦めるのもよくないのかもしれないと、少しだけ気持ちは変わりつつあります。
木が枯れるということは、そこから新たな影響が出るものらしいです。
山に住む生き物たちが食べ物がなくなります。シカ・イノシシ・クマ・サルなど、みんなが食べ物に困るでしょう。そうなると、彼らは人里に降りてくるのです。
私がこの前引きそうになったシカたちも、山へ向かうのではなく、人里の方へ夕方渡ろうとしていました。彼らの世界を走っていたから、引きそうになったのではなく、私たちの世界だと思っていたところに、彼らは夕方になって下りてくるのです。人間が姿をくらました田畑や、みんなの庭で何か食べるものはないのか物色に来たのかもしれない。
そういえば、昨日、私がよく写真を撮りに行く名松線は、シカに乗り上げたということです。ガリリと何かにのっかる音がして、ワンマンカーの運転手さんはそとに出て、踏みつぶしたものを確認して、人間ではなくてシカを引いたのだと確認して、しばらくは動けなかったということです。
予定時間よりも大幅に遅れて現場を離れたということですが、シカだって、あちらこちらに出没しているようです。夕方は特に活発に動いているようです。そして、引かれてしまった。
三重県では、あちらこちらでそうした事故が起きています。クルマでの事故はもちろんのこと、電車だって、たとえ特急であろうとも、シカは選り好みをしてくれず、無差別に飛び込んでしまう。
いや、シカだって死にたくはないだろうし、たまたまひかれてしまったんでしょう。彼らは私なんかよりも運動神経はあるはずだから、逃げることも可能だったと思うのです。でも、まさか自分が殺されるのは思いもよらず、ついうっかりとレールでのんびりしてしまった。
人間は、レールの上や道路の真ん中がこわいところであると知っているので、そこには立ち寄らないけれど、彼らにはそういう分別はなかった。彼らは食べ物と異性のいるところであれば、どんなところへも飛び出てしまうのです。
そして、私は、もう動物が出没するのは重々承知しているので、山の中を走るときはゆっくり走っています。そして、今夜たまたま坂道を登っていたら、イノシシ親子3匹に出会ったのです。
坂の上だったので、スピードもゆるくしていて、ぶつからずに済んだけれど、もしこれが水平な道で出会ったのなら、あぶなかったかもしれないとドーッと疲れたのでした。もっと早い時間に帰りたいのに、なかなか太陽のあるうちには帰れなくて、夜のとっかかりのところであぶない目に遭いました。
なかなか秋の山道は安心ができません。せいぜいビクビクしながら、走っていこうと思うのでした。