甘い生活 since2013

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プロフェッショナルと落とし穴 その1  徒然28

2022年10月28日 06時16分02秒 | つれづれ草の抜き書き
★ 今朝の中日スポーツから借りてきました。すぐに変えたいですけど、しばらくこのままにしておきます。オリックス日本一になれるかな?


 昨日、ほんの少しだけ日本シリーズを見ました。ラジオでは試合が始まるあたりも聞いてたから、それなりに気にしていました。先制点はヤクルトで、オリックスが吉田正尚のホームランで逆転して、いつもならこのままオリックスが逃げ切る展開になるところでした。昨日も、その前も、お互いに力を出しているのだけれど、点数は簡単に入らないのでした。

 でも、何試合か重ねていると、試合はもつれるようになってくるらしく、ヤクルトが後半に逆転しているところまでネットとかでも見ていました。

 ああ、ヤクルトが3勝目で王手をかけるのか。なんだかんだ言ってヤクルトが勝つのか。

 そう思って今朝のネット情報では9回に逆転して劇的な勝利だったということでした。こういうことが起こるから、野球は楽しいのかもしれませんし、お互いが力を振りしぼって立ち向かい、勝敗が決まる。これがプロというものでしょうか。

 なのに、私はもう諦めモードでしたので、逆転する場面は見ていませんでした。何ごとにも気力があんまりないみたいです。どちらかというと、オリックスに期待していました。なにしろ抑えのピッチャーの阿部選手がいるからでした。

 彼は、うちの実家の方の人でした。高校は山形の酒田南に行き、甲子園にも出たのでしょうか。そして、再びうちの実家の大正区近くのドームを本拠地とするオリックスで花開いた。だから、私も当然応援するんですけど、引き分けた第3戦に同点ホームランを打たれているので、そのリベンジをこのシリーズ内でやってもらいたいし、それを期待してますけど、それができる流れになってきました。神宮での活躍を期待したいです。



 さて、徒然草です。「プロの神髄と落し穴」というテーマで兼好さんが書いておられます。

 よろづの道の人、たとひ不堪なりといへども、堪能の非家の人に並ぶ時、必ずまさることは、たゆみなくつつしみて軽々しくせぬと、ひとへに自由なるとの等しからぬなり。

 すべてのその道の専門家は、たとえ下手であっても、上手な素人と比べる時に、必ず勝っているということは、専門家は絶えず慎んで軽々しくしないのに、素人の人は一途に自由に気ままである点が同じでないからである。

 文字が難しいです。不堪(ふかん)、堪能(たんのう)、非家(ひか)など、意味が取りにくい言葉があります。

 「道の人」というのは、その道の人ということで、プロということですね。そのプロが、少しくらいイマイチであっても、アマチュアやセミプロには負けないものがある。それは何なのかというと、「たゆみなくつつしみて軽々しくせぬ」という姿勢にあるというのです。やたら見せつけたがるのはプロではなくて、ポイントで地味にプロらしさを見せればいいらしいのです。

 芸能・所作のみにあらず、大方のふるまひ・心づかひも、愚かにしてつつしめるは得の本なり。巧みにしてほしきままなるは失の本なり。

 芸能や技術ばかりでなく、一般の動作や心の使い方も、器用ではないが慎み深くしているのは、それらが身につく基本である。
 器用ではあるが、自分の勝手気ままにするのはそれらの身につかぬ理由になる。〈187段〉

 何だか簡単そうで難しい「愚かにしてつつしめる」でなきゃ、プロじゃないそうです。素人はついつい「巧みにしてほしきまま」になってしまう。器用貧乏と本人も自覚することがあるけれど、一つのことに精進できなくて、あれもこれもと手を出して、プロの人から、「たいしたもんですね」と褒められたりもするけど、それでもプロになれない人がいる。

 アマチュアでもいいかもしれないけど、プロにもなりたい。なかなか踏ん切りがつかないですね。私は、プロにはなれないですね。何かプロフェッショナルになれてるだろうか。


 
 そんなことで悩んでないで、もっと何かに取り組むこと、時間は限られているのだから、少しでも楽しいこと、やりたいことをやっていきます。私に関していえば、何かのプロになるのは諦めようと思います。

 せいぜい頑張ります。オリックスの阿部選手は昨日も登板機会はありませんでした。首脳陣の信頼を回復してほしいんだけどなあ。



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